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ピッツバーグ在住の医師、三木敏生さん(高知市出身)のアメリカレポート。日米の現在を題材に柔らかいタッチで考察。

 

ピッツバーグの四季の最近のブログ記事

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ハロウィンの日には、お父さんは仕事を少し早めに切り上げて自宅に急がなくてはいけません。

急ぎながらも住宅街では、どこから子供が飛び出してくるかわからないので、ふだんより徐行しなくてはいけません。

家には、朝からお気に入りの仮装コスチュームを着込んで待っていた子供たちが早く出かけたくてうずうずしながら待っています。今日は学校にもコスチュームを着ていったのです。

今年は暖かくて気持ちの良い天気なので、家のフロントポーチに、いすと小さな机と一口サイズのお菓子を山盛りにしたトレイを準備して、さぁ出撃です。留守番部隊は、次々にやってくるモンスターやらプリンセスやら海賊たちにお菓子を配ります。

近所の家の前まで行くと、保護者は歩道で待って子供たちはそれぞれフロントポーチか玄関で待っている家の人のところまで駆けていきます。

「Trick-or-Treat!」お約束の合い言葉です。日本語にすると「お菓子くれないといたずらするぞ」と脅迫じみてしまいますが、子供たちはお化けになりきっているわけですからそこはご愛嬌です。

そしてお菓子を手持ちのふくろに入れてもらい「Thank you!」とお礼を言って次の家に向かいます。その間親は、垣根越しに「Happy Halloween!」とあいさつをかわし、「あったかいねぇ」などといいながら子供たちの後を追います。

ピッツバーグでは5:30から7:30までがハロウィンのお菓子配りと決められていました。7:30過ぎになると、フロントポーチを片づけて飾り付けてあるハロウィン用の電飾を消します。

そして家に入って、子供たちは戦利品の確認です。あまりに毒々しいお菓子は、親に没収され残りは大切にしまい込まれます。おやつとして、これから数ヶ月は保つぐらいあります。

今年は、サウスカロライナでひどいことに仮装した子供が銃撃される事件がありました。子供たちの楽しみにしているお祭りですが、今後はだんだん廃れてしまうのかもしれません。

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ピッツバーグでは、レンギョウの黄色い花が春の訪れを告げてくれます。園芸店でも売っているような立派な庭木なのですが、自然に群生していることも多くちょっとした道路脇の斜面などに突然光り輝くような鮮やかな黄色が出現します。

この黄色を先頭に、スイセンが家々の庭先を飾り始め、一瞬桜に間違えそうなドックウッドの花が咲き始めると、灰色と茶色だったピッツバーグの風景が急に色づきだします。まるで、宮崎駿のアニメ映画「もののけ姫」のラストシーンのようにすごい勢いで緑が山を覆い尽くします。

そして、庭の芝生もぐんぐん伸びます。荷台に芝刈り機を積んだ芝刈り業者のトラックが目につき始め、ある日、ついに近所でガソリンエンジンの芝刈り機の音がし始めると、まるで冬眠から一気にさめたかのようにあちらこちらで芝刈り機がうなり始めます。

ガソリンエンジンの排気ガスの臭いと刈ったばかりの芝の匂い、このまじった”におい”も春の匂いです。

これから7月まで湿気の少ないピッツバーグはさわやかな過ごしやすい季節を迎えます。しかし、花盛りのこの季節、洗ったばっかりの車にうっすらとホコリのように花粉が積もり、アレルギーの方々には気の毒な日々でもあります。

【写真】春の訪れを告げるレンギョウの花

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「大寒」のピッツバーグは、やはり寒いです。今日の最高気温は摂氏マイナス4度、そして今夜の予想気温は摂氏マイナス15度「Bitterly Cold」となっています。 今年は雪も少なく、暖かい日も多いのですが やはり高知と比べると北国です。

もっとも、外にでなければ そんなに寒さを実感するわけではありません。ピッツバーグの家は、たいていセントラルヒーティングシステムです。

こどものころの日本での生活より寒さに震える機会は少なく感じます。寒い朝、布団からでるのに勇気をふるいおこす必要もなく、用事を頼もうと こたつから誰かが立ち上がるのを待つこともありません。

ピッツバーグの古いタイプの家やアパートは、蒸気暖房、そして大抵の住宅はガス暖房です。郊外のガス配管の行き渡っていない地域では、電気暖房だったり、地下室にガスタンクがあったりするようです。

蒸気暖房は、地下室のボイラーで蒸気を作って建物内を張り巡らせた配管を通して各部屋や廊下のラジエターを暖めるしくみです。全体があたたまるのに時間がかかり、温度調節が難しいのが難点ですが、「シュー、カンカン」という音がパイプの遠くの方から聞こえてきて あとは音もなくぽかぽかしてくるのは なかなかいい雰囲気です。暑くなりすぎると 窓を開けて部屋の温度を調節することになるので、なんとなく贅沢な気分にもなれます。

以前は、蒸気暖房の古いアパートに住んでいましたが、今の我が家はガス暖房です。これも地下室にボイラーがあり水ではなく空気を暖めて各部屋の送風口から吹き出します。タイマーと温度センサーで調節できるので、昼間留守になる一般住宅の場合は蒸気暖房よりランニングコストは良いそうです。

一日のスケジュールに合わせて温度を設定しておきます。しかも、我が家のように旧式のボイラーでは、朝方タイマーがはいると、枕元の送風口から温風が「ゴォー」と吹き出してくるので目覚まし替わりにもなります。

【写真】見るだけで寒さを感じさせるつらら

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  「今年の年末はあったかいねぇ」「さっきニュースで今日は、42度って言ってたよ」?? 42度って? そうです。アメリカは、華氏(ファーレンハイト/F)が気温の単位なのです。これがまた日本人にはピンとこないことはなはだしいだしいのです。

 華氏32度が摂氏0度。アメリカに来たばかりの頃は、気温42度と聞くと、「え~まず32を引いて9で割って5を掛けると、、、。あ~割り切れない!まぁ5度くらいか、、。じゃあ寒いなぁ」とその度にいいかげんな算数をしていました。しかし慣れてみると気温の華氏表示もそんなに捨てたものでもありません。

まず、1の位に執着するのをやめます。すると、10度台は「危険なくらい寒い」、20度台は「外は氷の世界」、30度台は「ちょっと嫌な寒さ」、40度台は「高知の正月ぐらい」と大体のイメージがわくようになります。そもそも暑さ寒さは主観的かつ相対的なもの、さらに天気予報は不確実かつ流動的とくれば、こんなおおざっぱな認識で十分なのです。

 ちなみに、華氏30度台が嫌いなわけは、ちょうど雨が雪に、氷が水にと変わる微妙な気温だからです。昼間に雨が降って夜凍ると、車の窓ガラスの氷をガリガリはがさないといけなかったり、運が悪いと車のドアが凍り付いて開かなかったり、道が凍って危険だったり、雪は溶けかけて歩きにくいし…。なにかと通勤に不便なのです。 

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 前回につづいて今回もクリスマスネタです。クリスマスといえば、クリスマスツリー。街角では、どうやってたてるのか突然巨大な本物の木が出現してあっという間にきれいに飾り付けされます。そして、家々の中でも道路に面した窓際にクリスマスツリーが出現します。わが家でもようやく地下室からクリスマスツリーを引っぱりだし大騒ぎで飾り付けを終えました。

 うちのクリスマスツリーは、量販店で購入した電飾付きのプラスティックのツリーです。3つに分かれた部品を組み合わせてコンセントを入れるだけ。しかし、こんなお手軽便利なクリスマスツリーを差し置いて このプラグマティズムの国でなぜか本物のモミの木がいまだに人気なのです。

 この環境重視の時代に、森林保護が叫ばれるときに?

 虫がいるかもしれない生の木を家の中に?

 クリスマスが終わったらどうやって処分するんだろう?

 店にはこの生のクリスマスツリーを立てる金属製のホルダーも売っています。どうやら生け花のようにして水に生けて長持ちさせるようです。でも、水を忘れるとあっというまに枯れて巨大な可燃物と化します。以前テレビの検証番組で、枯れたクリスマスツリーに電飾から火が移り燃え広がるのを見たことがあります。火事の危険もあるじゃないですか、なのになぜ?

 実は、生のクリスマスツリーはそんな欠点を補って余りある大事なものなのだそうです。ある友人によると、子供の頃父親が玄関にもみの木を運び込んだだけで、家中にモミの木の香りが広がり、クリスマスが始まるのがわかったそうです。

 アメリカ人にとってジンジャーブレッドクッキーを焼くにおいとモミの木の芳香、これだけは外せない、これだけでワクワクしてくる、そんな大切なものなのです。郊外には、ツリーファーム(モミの木畑?)があり、リンゴ狩りのようにお金を払って、気に入ったツリーをさがして自分たちで伐採してくるそうです。お父さんといっしょにのこぎり片手にモミの木狩り、これもまた、アメリカの子供たちにとってはクリスマスのビックイベントだそうです。

 幼いころの想い出、やはり何ものにも代え難いのですね。

 【写真】近所のショッピングエリアに出現した巨大クリスマスツリー。昨日まで、ここには凍った噴水が… 

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 12月と言えば、クリスマス!この時期あちらこちらで、ライトアップナイトというクリスマス電飾を点灯するイベントが行われます。

 日本でもニューヨーク、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーの電飾が点灯されるのは報道されることもあるようですが、アメリカ的なのはとくにこの日という決まり事がないことです。

 昔はクリスマスの2週間前だったようですが、いつのまにか1カ月前になり、なんと今年は11月17日。最近のイベントはクリスマスプレゼントの買い物客を集めることが目的のようで、それならばとだんだん早くなっているようです。

 もちろんショッピングエリアのライトアップだけではありません。アメリカでは自分の家を電飾で飾りたてるのも12月の風物詩です。なかには、広い庭中にありとあらゆる電飾物をところ狭しと詰め込む強者もいます。

 ある地区の名物おじさんは「ライトマン」と言う肩書きでローカルテレビに取材されていました。なんと12月の電気代30万円だそうです。別の地区では、クリスマス電飾飾り付けコンテストもあるそうです。

 さて、寒くなる前にと早々に飾り付けたお隣に遅れること2週間、我が家もようやく例年の電飾セットを飾り付けました。我が家のポリシーは、「やりすぎない」、「カラー電球は使わない」、です。

 しかし、なんと軒をふちどるアイシクル(つらら)と呼ばれる電飾の一部が切れているようです。もう5年ものだし、買い替えなくては! う~ん、どうせ買うなら今年のニューモデルLED電飾にしようか…。 じゃぁ、ついでに動くトナカイの電飾も…。ん?!こうやって「ライトマン」になっていくのか!

  【写真】お向かいさん。機関車の電飾は煙を吐き車輪が回るようにみえるように点滅します。右のサンタは手を振りながら煙突の中に入って行くという演出です。うちの子供たちは大喜びです

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