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広大な緑の中の都市
関西国際空港を飛び立ち一路南に向けて飛ぶこと9時間、現地時間に合わせるため腕時計を1時間早めると、やがてシドニー上空に達します。
天気の良い日は眼下にシドニー湾をかこむように広がる美しい町並みや、アーチ型のハーバーブリッジ、オペラハウスなどが見え、またこの時季だと南半球の
「桜」と呼ばれる薄紫色のジャカランダの並木なども眺められるかもしれません。
しかし、なによりもまず広大な自然に驚かされる事でしょう。シドニーの大都会でさえ緑の中にポツンと都市がひらけているようで、日本のマンモスビルが樹
立する間にちょこっと緑が見えるのとは、これも大きなあべこべの一つです。
オーストラリア大陸には、この大都市シドニーや、また、美しいヨーロッパの雰囲気を漂よわすメルボルンやアドレイドやパースなどの先進大都市がひらけている一方、その内陸には果てしない不毛地帯が横たわっています。赤土の国と言われるその内陸―それは実際に行ってみないと実感できないものかも知れません。
かなり以前の事になりますが、オーストラリア先端の町・ダーウィンから(進化論を唱えたチャールズ・ダーウィン所縁の地としてその名が由来する)オーストラリアの内陸中央部を縦断してシドニーまでの約4000キロを車で旅した事があります。
長い、長い旅でしたが、その体験はまさに「これが赤土の内陸なのだ...」と実感させられるものでした。
静子
【写真】ハーバーブリッジの向こうに見えるのがオペラハウス
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