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オーストラリアの静子さん(シドニー在住、高知市出身)、美香さん(シドニー在住・高知市出身)が、オーストラリアの自然や文化と土佐とのつながりについて語ります。
エアーズロックを登る(下)
さて、汗をふきふき登ってそのてっぺんに立ってみると、さぞかし眺めのよい景色が眺められるのかと思うと、その予想は見事にはずれ、眼に映るのはどこまでも広がる荒野なのです。
どちらを向いても、どんなに眼をこらして眺めてみても、そこに見えるのはただ茫々とした荒野の広がりだけで、わずかに彼方のオルガの岩山が見えるだけです。
なんだあ~、とガッカリする人もいるかもしれません。しかし、そこに立ってその地平線の果てまで広がる大地をしばらく眺めていると、世界を超越したもっと大きな地球そのものの悠久の営みの一片が少しづつ感じ取られて来るのです。
自分の足で立って感じる巨大なエアーズ・ロックの地肌、灼熱の太陽や風雨にさらされながら気が遠くなりそうなほどの悠久(ゆうきゅう)の歳月を経てきた一枚岩、何億年もの間徐々に浸食されてきた周辺の荒野(砂漠)、そして、その過酷な自然環境のなかにあってなお生き続ける小鳥や動物や植物の営みに思いをはせる時、そこに自然の厳しさのなかにもある一抹の自然の恵みの優しさと、そして、かすかに脈打つ地球の鼓動のようなものをきっと感じるにちがいありません。
静子
【写真】地球の営みを感じさせるエアーズロックの頂上にて
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