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2009年2月アーカイブ
煙をくすぶらせる木々、無惨に焼け崩れた家々、周囲に散乱する捲れたトタン板やウオータータンク、ボロボロに焼け爛れた車、灰塵と化した町並み....。家族を失い、子供を失い、家も家財も全てを焼失してしまった人々が呆然と立ち尽くす姿、そして、姿....そんな光景がテレビのニュースに映し出される度になんともショックで痛ましく言葉がでません。
オーストラリアは降雨量が極端に少ない上に、夏になると熱波が押寄せるので、毎年のようにどこかで大小のブッシュファイヤーが起きます。この大陸が抱える宿命のようなものですが、それにしても、今回のビクトリア州で起きたブッシュ・ファイヤーの惨事はオーストラリアの歴史にまた一つ大きな悲しみの歴史を刻む事になりました。
オーストラリアの南方面の今年の夏は猛暑に続く猛暑で、雨が一滴も降らずカラカラに乾燥した日々が続いていました。2月に入っても連日猛暑が続き、40度を越す気温、10%を切る湿度、その上に秒速20m~25m前後の風が吹き荒れたのですから、燃え上がった火事は巨大な炎となって荒れ狂い、その勢いは止まるところがなかった ものと思えます。
40度を越す気温に烈火の炎の熱さが加わると、それはもう火事というより火炎の爆弾があちこちに落ちてくるほどの高熱に包まれたも同然です。焼けた家々の窓枠のアルミが全て熔けてしまっていたという事実からもいかに高温に包まれたかがうかがえます。
それでも我が家を守ろうと果敢に闘おうとした男たち、火の勢いが早くて逃げ遅れた人々、あるいは車で逃げようとした人々が煙に巻き込まれたり、逃げ惑う車と車が衝突して動けなくなった車に後続の車が突っ込み、そのまた後続の車は前にも後ろにも動けなくなったりで、かなりの人々が車の中で焼け死んでしまいました。まさに"Hell on earth" (この世の地獄)だったにちがいありません。
犠牲者の数も増え続け、本日までに分かった死者180余人、400人余の負傷者、焼失家屋750棟、32万ヘクタールが焼け、なおまだブッシュ・ファイヤーは続いています。死傷者は調査が進むにつれ、更に増えるだろうという事です。
昨日の新聞には、1950年頃から特に増え続けてきている温室効果ガスなどの人為的地球温暖化の影響で、オーストラリア大陸の気象にも異常変化が起こり、特に気温の上昇と降雨量の減少を加速させ、このままだとオーストラリア大陸の気温の上昇、旱魃、乾期が更に深刻になり、大きなブッシュ・ファイヤーのリスクも更に高くなっていくだろう、というオーストラリア気象台の見解や大学教授の意見などが掲載されています。
なにもオーストラリアだけに限った事ではありません。世界のあちらこちらで異変が起きています。今、人類に課せられたこの問題にどう取り組むか、私達一人一人が真剣に考える時が来ているのではないでしょうか。
静子
写真 :The Sun-Herald上(8日付け)、The Sydney Morning Herald 下(9日付け)
の新聞から
夏のオーストラリアも例年ならば2月に入るとそろそろ初秋の微風を感じるのですが、今年は2月に入っても気温は上がりっぱなしで、その暑いこと!庭にあるプールに飛び込んでも冷たいはずの水が微温湯のようです。
南オーストラリア州やビクトリア州では連日40度を越す日々が続いており、最高気温摂氏47度を記録し、シドニーのあるニューサウスウエールズ州でも40度を越すところが出てきています。そして、オーストラリア大陸の南にある南極大陸では巨大な氷が急速度で融けているというニュースも聞きます。
昨日はあまりの暑さのために各学校やクラブのスポーツ活動にストップがかかりました。![]()
今日も暑かったので試しに温度計を庭に置いてみると、なんと摂氏50度近くあるではありませんか!ちょっ、ちょっと....、もしかしてこの温度計、狂ってるんじゃないの?古い温度計だし...と思い、もう一つの温度計を出してきて計ってみましたが、やっぱり50度近い!地熱作用故でしょうが、もうこうなったら「暑い」 というより「熱い」というより他はありません。この異常に高い気温も地球温暖化現象のひとつなのでしょう。
空気もカラカラに乾燥していて湿度は10%を切っています。
先日も洗濯したばかりの薄手のブラウスを干して、自宅のさほど広くもない庭をグルッと回って戻ってみたらそのブラウスが既に乾いていた、というまるでウソみたいな本当の事がありました。それほどに乾燥しきった今日この頃です。
静子
摂氏50度を記録
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「水平線の彼方の国」kazuさん