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オーストラリアの静子さん(シドニー在住、高知市出身)、美香さん(シドニー在住・高知市出身)が、オーストラリアの自然や文化と土佐とのつながりについて語ります。

 

オーストラリアンの動物: 2008年3月アーカイブ

コアラベア、ウオンベット、ポッサムなど他の有袋類動物もこのように母親の袋の中で育っていきます。IRIAIbDSC00107

愛らしい姿ですっかり人気者のコアラは母親の袋の中の乳頭に吸い付いたまま約半年間過ごします。半年後いよいよ袋の外に出てくるのですが、それでもしばらくは母親の背中にしっかりとつかまって(おんぶされて)ユーカリの木々を登ったり下りたりして過ごします。その姿は見ていても本当にかわいいものです。

オーストラリアは一年中いたるところにユーカリの木々が繁っているので、さぞかしコアラもたくさんいるかというとそうでもなく、野生のコアラは特定地域のブッシュのなかに入って行かないと見つけることができません。

私は以前に一度だけ野生のコアラを見つけたことがあります。それは人里からかなり離れた州境近くのブッシュのなかで、ヤブ蚊にさされながらしばらくじ~っと目をこらしていると、高いユーカリの木の幹にいるコアラが目に入りました。

動物園にいる丸々と太ったコアラとは異なり、やや細身で毛の色も周囲のユーカリの葉に同化するような色をしていました。

眠りグマと言われるようにほとんど動かないのでよくよく目をこらしていないと見付けることができませんが、わずかな動きがありましたからきっと好物のユーカリの葉を食べていたのでしょう。

  静子

<写真>ユーカリの木の上で居眠りをするコアラー自然保護動物園にて

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このオーストラリア大陸にはコアラベア、カンガルー、ウオンベット、ポッサムなどユニークな動物がたくさんいます。なぜユニークかというとこれらの動物は有袋類動物だからです。

この有袋類動物がいるのは世界広しといえども、オーストラリア大陸の他にはアメリカのほんのごく一部の地域だけなのだそうです。

なぜ、お腹に袋があるのか不思議でならないのですが、そこにはこれらの有袋類動物たちが古来から生き残ってくるための生命の営みが隠されているのです。

例えば、カンガルーの赤ちゃんが生まれてくる時の体長はほんの数センチ、多分1センチか2センチくらい、体重はわずか1グラムあるかないかなのだそうです。

そんな小さな未熟児で生まれてくるにもかかわらず、生まれた直後に自力で母親カンガルーのお腹を這い上がっていって袋の中に入ります。

その袋の中には母親の乳頭があってそれに吸い付かねば生きていけないからなのです。動物の本能とはいえ、体長わずか1センチほどの目も見えない状態で必死によじ登る姿を想像するだけでもその生命力のすばらしさに感動してしまいそうです。

母親の育児袋まで無事にたどりついたカンガルーの赤ちゃんはその袋の中で約8カ月ほどを過ごすのです。

そうして成長したカンガルーは大きいもので2メートルあまりもあるたくましいカンガルーになり、ピョン、ピョンとこの広い大陸の大地を飛び跳ねていくようになるのですから生きものの生命力とはたいしたものです。

                                                 静子

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