土佐の街路市(露店市、青空市)についてのコラム!!高知の食材や農業、食の安全の話題も

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大河ドラマ「龍馬伝」のふるさと高知から、坂本龍馬関連の話や、彼の生誕地近くの日曜市、火曜市など街路市のトピックなど、観光情報、食の情報をお届けしています。愛すべき日曜市のおじちゃん、おばちゃんの話、おいしい食べ物や農業の話、旅のつれづれ、街角の経済や投資の話題、歴史や土佐の風土など、考えたこと、感じたことをつづります。

【とさあち】いちの土佐/いっちゃんスキで「龍馬」と一致するもの

週刊現代の新年号に、「龍馬伝」の大友啓史監督が、お龍役の真木よう子さんにインタビューしています。

「魔女の宅急便」から演技に目覚めた幼い真木さんが、せりふを覚えて一人芝居をしていたこと。

役を演じる上での葛藤など、監督にしか聞き出せないようなエピソードがたくさん盛り込まれていて、とても面白く拝見しました。

「龍馬伝」の「う~み」のエピソードも。


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笑わないお龍に、龍馬が「おまんは、もっと愛想良くした方がえい。『う~み』ゆうてみ」とうながす。

この言葉を口にすると、自然に口角が上がり、笑顔の表情になる。

「そうじゃ。まっことえい顔じゃ」の龍馬の言葉に、お龍の心がほぐれていく。

脚本の福田靖さんの見事な構成です。

そして「龍馬伝」ラスト。

桂浜に暗殺されたはずの龍馬がたたずむ。

龍馬の家族とともにこの地を訪れた傷心のお龍に、龍馬は「う~みじゃぞ、う~み」。

そしてお龍の輝くような笑顔の「う~み」が画面いっぱいに。

「龍馬伝」が終了して3カ月後に東日本大震災が起こります。

多くの家や家族を失ったみなさんの悲しみがいえることはないでしょうが、龍馬を失ったお龍も同じです。

彼女はその後、幸せな人生を送ったとはいえませんが、それでも龍馬の思い出とともに生き続けた。

どんなにつらく悲しいことがあっても、それまでの人生を肯定し、とにかく口角を上げて、笑顔を作ろう。

「龍馬伝」の結びは、被災者のみなさんや、寄り添うわれわれへの力強いメッセージになっていることに気が付きました。

笑顔で乗り切り、来年はいい年に。みなさんのご多幸を心より祈っています。

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はりまや橋商店街を歩いていたら、見慣れた絵柄が。

高知新聞夕刊に連載されている4コマ漫画「きんこん土佐日記」の作者、村岡マサヒロさんが描いた看板です。

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ミニはりまや橋の隣りにある写真撮影用看板には、「がっかり名所でごめんちや」の吹き出しがあります。

「龍馬伝」で福山雅治さん扮(ふん)する龍馬が、「ごめんちや、ねえやん、ごめんちや」と言っていたのを思い出します。

最近、由紀さおりさんの「1969」が欧米で大ヒットしてます。

早速購入して聴いているのですが、ほとんどが日本語で歌われているのに、びっくりさせられます。

あの声の美しさと、独特の歌唱法が言葉の壁を乗り越えたといってもいいでしょう。

考えてみれば、英語の歌詞が分からなくても、われわれは洋楽を聴いている。

曲調と声などで、曲の良さがちゃんと分かるんですよね。

いいものはいいのは万国共通。

 

米国のジャズ・オーケストラ、ピンク・マルティーニのリーダーが、由紀さんのレコードを発掘したのが、今回の大ヒットのきっかけということですから、うれしい話です。

いいものを作っていれば、いつかは誰かの目に止まる。誰かが発掘してくれる。

福山さんが話す龍馬の土佐弁も、土佐人以外には意味不明な部分が多い。

でも昨年、土佐弁は全国で大人気になった。

言葉の持っている強さと豊かな感情表現は、他県の人にも伝わるということでしょう。

由紀さんも福山さんもローカリズムが持つ力が発揮された成功例ですね。

ローカリティを掘り進めていけば、世界に通じる普遍性の鉱脈に突き当たる。

地方に住む者は、地域の文化に誇りを持ち、安心して突き進めばいい。

そんな示唆を受けたような気がして、勇気づけられる思いです。

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海洋堂ホビー館を訪ねてはちょっとお休みして。

久しぶりに中村(四万十市)へ行ってきましたので、その報告。

ちょうど着いた時は一条大祭をやってました。

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いやあ、懐かしい。

ジョン万次郎の土佐清水で産湯をつかい、一条さんの中村で幼少期を過ごし、坂本龍馬の高知城下で成長した。

というのが高知県外の人に説明する生い立ち。

小京都・中村は幼い時の思い出がいっぱいつまった街なのです。

住んでいた小姓町周辺は何十年立っても土地勘があるのですよね。

小姓町から左に抜けるとアーケード。

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昔ながらの夜店がたくさん並んでいまいした。

夜店の明かりに胸をときめかせて、握りしめた小銭を使った記憶があります。

おいしそうなラーメンを抱えた女子高生に聞くと「焼きラーメン」という答えが。

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中村の子どもたちは、ほんと純朴で、いいなあ。

博多名物の焼きラーメンを食べたあと、一条神社へ。

階段がなかなか急です。

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たまたま出向いた日が「一条さん」とは。偶然か、はたまた地神の招きか。

これまで大きな病気もせず、健康に暮らせたことに、感謝の祈りを捧げました。

早朝に散歩をしたら、意外なところに一条さんゆかりのほこらがあったり、公園ができていたり。

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高知県内のほかの場所とはまた違ったあじわい。

伝統を感じさせる雰囲気は独特の魅力を持っています。

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早いもので、「龍馬伝」が終わってからもう1年ですね。

昨日は「龍馬の誕生祭」イベントが高知市の各所で行われました。

生誕地の上町病院前では、たくさんの人だかりが。

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龍馬は176歳になり、ますます注目が集まっています。

「生まれたまち記念館」では、彼の盟友でご近所さん、近藤長次郎の「ちょうじろうまんじゅう」がふるまわれました。

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ご相伴にあずかりましたが、あんこがあまくて、ふわふわの生地。とてもおいしかったです。

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同館の中庭には、龍馬の座像があるのですが、その右隣りに長次郎の座像ができて、お披露目されていました。

龍馬と長次郎の間には、長いすが置かれています。

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これから何人の人が二人の間に座って写真を撮影するのでしょうか。

誕生日はすなわち、龍馬の命日でもあるので、全国的にも京都のお墓を始め、さまざまな催しがありました。

「わしは、命を使い切ったじゃろうか?」

「龍馬伝」の最後のせりふが、今も心に残っています。

「命を使いきる」の意は、全身全霊をかけるに値することを見つけ、集中する、夢中になることと、解釈しています。

そういう時間をできるだけ持ちたい。

龍馬の命日、誕生日が来るたび、これからもこの言葉を思い起こすことでしょう。

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きょうの高知市は最高気温が25・1度。

立冬過ぎたというのに、夏ですがな。

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日曜市も汗ばむ陽気で、半袖の方も見かけました。

でも、火曜日からはぐっと冷え込む予想だそうで、日曜市の店主さんたちもお休みの方が多いようでした。

ショウガ農家の方が寒さ対策で大わらわとか。

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肩を痛めて加療中の山中明子さんのお店には、明子さんによく似た息子さんが代わりに出てきていました。

常連さんが来たら困るからと、「日曜市デビュー」だそうです。

ちょっとはにかみながら、お客さんとの対応は初々しく、きれいなお嫁さん、かわいいボクが隣りにいて、明子さんがいるときと同じく、ほんわか、すがすがしい雰囲気が漂ってました。

明子さんには、ゆっくり、じっくり直して、出てきてほしいです。

それにしてもお客さんが多かった。

龍馬の誕生日が迫っている休日ということもあるのでしょうね。

日曜市近くの武市半平太が亡くなった場所の記念碑の前では、シャッターをきる人たちの姿もたくさん見受けられました。

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「龍馬伝」が終わってから早いもので、もう1年。

あれほど注目されることは、もうしばらくないでしょうけど、また間欠泉のように、ブームが訪れることでしょう。

ただ、きょうの「Web版きんこん」のように、いつまでも龍馬に「ただ働き」してもらうわけにはいけませんね。

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きょうの高知新聞朝刊24面によりますと、全国の宿泊旅行者を対象にしたテーマ別都道府県魅力度ランキングの「おいしい食べ物」部門で、高知県が連年の1位になったそうです。

新聞に掲載されている写真は、昨年のゴールデンウィークの高知市のひろめ市場。すごい混雑ぶりですね。

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カツオのたたきに代表されるように、高知の食べ物は素材をそのまま生かしたものが多いです。

これは日本料理の特色でもあります。

生の素材を素材のまま楽しむ。食する。

これは、とにかく調理に凝るフランス料理、中華料理と対極にある考え方です。

フランス料理は中華料理がルーツともいわれているので、考え方が似ているのは当然ですが、中国の人はフランス料理より、日本料理の方がインパクトが強いということを聞いたことがあります。

中国人の味覚にとって「素材をそのまま味わう」ということ自体が新鮮に感じられるようですね。

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「おいしい食べ物ランキング1位」は昨年の龍馬ブームの影響が大ですが、やはり高知の食べ物は「高知に来て食べる」と、一番おいしさを感じられると思います。

高知県外の人も、中国の人も高知へ来てみて、食べてみて。

きっと満足するきに。

日曜市まで寄っていただけたら、さらに土佐の食の深さを味わうことができるでしょう。

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昨日の日本経済新聞文化欄に、先日取り上げた「炎(ほむら)立つ」の作者、高橋克彦さんが「甦ったこころ」と題して寄稿しています。

「炎立つ」は奥州藤原四代をその前史から描いた作品。

奥州藤原氏開祖の藤原清衡は「後三年の役」の争乱で、妻子をあやめられ、弟と骨肉の争いをしなくてはならなくなり、身内や地元の人々に多大な被害を出したことが描かれています。

高橋さんは、奥州の支配権を握った清衡が、平泉に現世の浄土を作ろうと意図したと指摘。

清衡の中尊寺建立の際の落慶供養の願文から「浄土思想に基づいた万人平等と戦のない国造りを宣言した」としています。

そしてそれは4代百年にわたって続いた。

確かに今から千年前の貴族社会に、こんなユートピアが東北に築かれていたことは奇跡です。

ただ、奥州藤原氏は源頼朝によって滅ぼされてしまい、歴史の常として被征服者の歴史はかき消される。

3年前に平泉が世界遺産の登録延期の根本理由は、その奇跡を史料的に認められなかったことからだと高橋さんは言います。

そして震災時の宮城、福島、岩手(いずれも奥州藤原氏の支配区域)の辛苦に耐え、上下のない、他者に優しい被災者の人々が、史料よりも確かな理想国家平泉の存在を世界に確信させたとも。

今回の平泉世界遺産登録は、被災者の人々への励ましの意味も込められていると思いますが、高橋さんの斬新な視点と、被災地への温かいまなざしに胸が熱くなりました。

さらに言えば、清衡の「浄土思想に基づいた万人平等と戦のない国造り」は、国の内外に多くの犠牲者を出して「憲法に基づいた万人平等と戦のない国造り」にまい進してきた戦後日本の66年の歴史に呼応します。

この歴史も「JIN―仁」の坂本龍馬が述べるように「そんな国は極楽としか言いようがないぜよ」です。

これも一種の奇跡といってもいい。

この「極楽、奇跡」を100年、200年、千年と続けていくことが、現代に生きるわれわれに課せられた使命ではないでしょうか。

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きょうの日曜市は梅雨明け晴天。

でも、太陽光線が痛い。夏の本番はまだまだこれからだから、どうなるんだろうという心配が先に立ちます。

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市(いち)でうかがった話によると、いつも交通整理する「信号は赤。渡られん」のおじさんは暑さで、調子を崩されていたとか。

水分、睡眠をよく取り、熱中症にかからないように心掛けましょう。

日曜市から歩いて10分のJR高知駅前で開かれている「志国高知 龍馬ふるさと博」の会場をのぞいてきました。

話題の三志士像が立っています。

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思ったより大きいですね。

日曜日だということもあって、写真撮影している人がたくさんいました。

「龍馬伝」で使われた龍馬の生家セットのある「幕末志士社中」にも心動いたけど、入場者が長い行列を作っていたので、あきらめました。

基本、行列には並ばない主義なんです。あすはもっとすいているでしょう。

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土佐勤王党150年ということで観光の目玉になっていて、宣伝するのはやぶさかではありません。

勤王党が幕末に果たした役割も大きかったでしょう。

でもこれにからめて「草莽(そうもう)よ、崛起(くっき)せよ」というような勇ましい発言が出てくると、首をかしげてしまいます。

勤王党の暗部にもきちんと目をむけるべきで、吉田東洋や幕府の要人の暗殺したテロリズムの集団という側面も持っています。

もちろんリーダーである武市半平太や、ほかの志士たちの立場を考えると同情を禁じ得ないものがありますが。

龍馬が脱藩したのは、勤王党のそういう体質に嫌気がさしたところもあったのでしょう。

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勤王党や攘夷志士たちのテロリズムの思想は、伏流し昭和の将校たちの「昭和維新」へとつながっていきます。

そして太平洋戦争へ。

政治状況が戦前に似てきた今、「暴力は暴力を呼ぶ」という「JIN―仁―」のせりふをもう一度かみしめてみたいと思います。

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年秋に上海に行く際には、尖閣諸島問題で日中がごたごたしていたこともあって、周囲では「大丈夫か?」と心配してくれました。

報告したように、全く問題はなく、むしろ現地の人から「今は(日本人にとっては)一番安全な時期だ」と言われていました。

時は上海万博の最終盤。

世界の耳目が注目しているときに、日本の民間人になにかあったら、中国の国際的地位が危うくなるとの読み。その通りでした。

このように、日本だけに限らず、マスメディアは、問題のあるところを局部的にとらえるので、現地に行かないと実際のところはよく分かりません。

03年に北京に行ったときには、日本では「中国がこれから経済発展するなんて、ありえない」という論調が主流を占めていました。

でも現地で、若い人たちの顔を見ると、明るいのですね。

よりよき未来が待っていて、それにまっすぐ向かっているように見えました。

もちろん発展に伴う拝金主義的な側面も多々見ましたが、それでも全体としては非常に前向き。

一例を挙げると、若いカップルの類似性です。

男の人は薄暗い色のオーバーやセーター姿で眼鏡を掛けている人が多かった。

それに対して、女性は日本ほど洗練されてないけど、ファッショナブルで、すらっとしていて立ち姿が美しい。

あまりのアンバランスに言葉を失ってしまいましたが、脇目もふらずに仕事に専心している男性と、身なりに気を使い、豊かさを享受する女性のコントラストが印象的でした。

中国の昇り龍のような躍進を確信したことでした。

「龍馬伝」での龍馬は「労を惜しまず、行きたいところに行き、会いたい人に会う」旅人として描かれていました。

よく足を運んだからこそ、時代のすう勢がよく見えたのでしょう。

使い古された言葉ですが、百聞は一見にしかず。

現地へ行き、におい、空気を感じてこそ、分かることがあります。
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物語を作る人は、見ている側に、「こうあってほしい」と思わせるストーリー展開も必要です。

「JIN―仁―」の中では史上有名な龍馬の「船中八策」を「船中九策」としていました。

九策目は、庶民のために、国民皆保険制度を作ること。

未来から来た南方仁に、そのアイデアを教えられた龍馬が八策に一つ付け加える。

歴史に参画したことの喜びに打ち震える仁の様子を見て、自分もその場に立ち会っているような気分になりました。

暴力によって打ち倒された政権は、恨みと暴力の報復を受ける。

幕府と長州の戦いを目にする現代人の仁にとって、同じ日本人が血で血を洗いながら争っているようにしか見えなかった。

「倒さなければ、倒されるがじゃ」という龍馬に、「昔の龍馬さんじゃない」と告げ、その場を立ち去る仁。

このことが、無血革命の大政奉還につながっていく。

「大嘘」ですけど、見ている側が「こうあってほしい」「そうであってよかった」と、カタルシスを感じるストーリー展開です。

これからの「JIN」の最大の山場は「龍馬暗殺」が防げるかどうか。

龍馬大好き人間としては、仁に何としても、龍馬暗殺を止めてほしい。

龍馬を生かす幸せな結末になってほしいと、念じながらドラマの中に入っています。

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昨日の「JIN―仁―」は、最終回が近づく中でのクライマックス。

大政奉還と野風(中谷美紀さん)の産みの苦しみを交互に描く手法で、見応えがありました。

250年の江戸幕府の世は機能不全を起こしかけ、西洋列強の干渉が強まる「死にゆく」国。

その国を生き返らせるために、奇跡的な医療で死にかけた人を助けた南方仁の言葉を信じた龍馬。

「暴力は暴力を生む。暴力で倒した政権はまた新たなる暴を生む」

そして龍馬は大政奉還を画策…ついに成功するという筋立て。

もう一つ「船中八策」ではなく、「九策」になってましたね。

仁に国民皆保険制度のことを教えられた龍馬が、それを付け加える。

見事な構成です。

龍馬が好きな人は、一度は彼に会ってみて話したい、親友になりたいという気持ちを持っているはず。

仁先生は見ている人たちに代わって、龍馬の友だちになり、影響を与え、歴史に新たな意味づけをしてくれます。

このドラマに入って行きやすいのは、こういう仕掛けがあるからかも知れません。

自分がタイムスリップして、龍馬に会えたら、彼にどんな影響を与えることができ、どんな役に立てるだろう?

そう考えると、楽しさをこのドラマは与えてくれます。

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「JIN―仁―」も佳境を迎えてきました。

先週は長崎で龍馬と再会した南方仁は、幕府軍を迎え撃つ長州へ。

イギリスと薩摩を通じて最新鋭の武器を長州に提供した龍馬。

そんな武器商人のような龍馬に仁は不審の目を向ける。

仁には同じ国同士の殺し合いが耐えられない。

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「昔の龍馬さんじゃない」

「今、ここで幕府をたたいておかないと、こちらがつぶされる。なんぼ、新しい、いい考え方をしちょっても、つぶされてしもうては、なんにもならん」

「暴力は暴力を生む。暴力で勝ち取った政権は暴力で滅ぶ」

原作には仁が龍馬と対立するシーンはありませんが、この対決は永遠の命題です。

どちらにも理があるように見える。

古来から、洋の東西を問わず革命はほとんど、武力を伴っています。

ちなみに「レボリューション」を「革命」と訳したのは日本の幕末から明治にかけてのの知識人。

土佐の中江兆民あたりかも知れません。

中国古来の「易姓革命」から採った言葉です。

革命は天命を革(あらた)める。

易姓革命とは、徳を失った王朝が天に見切りをつけられ、新しい王朝ができること。

皇帝の姓が易(か)わるのですね。

中国の歴史は、ざっくり言ってしまえば、旧王朝の悪政→農民の疲弊→各地で反乱→新王朝の成立、の繰り返しです。

現在の中国政権までそれは続きます。ですから今の政権は「地方の反乱」にもっとも神経質になる。

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それはともかく、無血革命は中国神話時代の堯(ぎょう)舜(しゅん)の禅譲くらいしかない。

禅譲(ぜんじょう)とは自分の血筋でない有能な臣下に帝位を譲りわたすことです。

これは「王道」で、理想とされていますが、現実的には政権に取って代わろうとする人たちは権謀術数と武力を用いた「覇道」を選ぶ。

幸いなことに日本は中国と違って明治政権ができたあと、局地的な戊辰戦争や西南戦争はあったものの、国を二分するような大きな内乱はなかった。

ただ仁先生の考え方からすれば、政府の「暴」は外に向かい、やがては、国は壊滅的打撃を受けた、とも言える。

たぶんこれから仁は「暗い渦の中にいる」龍馬の灯りとなり、無血革命の大政奉還への着想に、つながっていくのでしょう。

龍馬らが夢見た大政奉還は、その後、薩長と幕府がぶつかった鳥羽伏見の開戦によって無に帰したように見えます。

でも、大政奉還がなかったら、薩長と幕府が、がちんこで戦っていたら、戦いが長期化していたら…。

歴史にイフは禁物ですが、ひょっとしたら介入してきた欧米列強の植民地になっていたかも知れない。

そうはならなくても、国民が大きな傷を受けたことは間違いないでしょうね。

大政奉還は決して無駄ではなかったと思います。

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4月から6月のドラマクールは「JIN―仁―」に集中しています。

薩長同盟にも、仁先生が絡んでくるのが、なかなか面白い構成。

日中には前回シリーズを再放送していますので、録画を寝る前に見るのが楽しみです。

江戸時代にタイムスリップした南方仁医師には、さまざまな歴史上の人物との邂逅(かいこう)がありますが、浜口儀兵衛(濱口梧陵)もその一人。

儀兵衛は醤油製造業の浜口儀兵衛家(現・ヤマサ醤油=仁が「あったんだ!この時代から」と言ってました)の当主で7代目。小泉八雲の「稲むらの火」のモデルです。

1854年の安政南海地震で、地元である紀伊(現・和歌山)の広村に津波が襲来した際には、自分の田の稲わらに火をつけ、村人を高台に誘導し、多くの命を救ったことで知られています。

またその後、彼は被害の復旧に努め、最大級の堤防を作り、私財を惜しみなく投入しました。

東日本大震災に遭遇した今、極めて示唆的です。

商いで得た巨富を洪水で苦しむ庶民を守るために堤防を築くことに使った、中国古代の大商人、白圭を連想しました。

医療への支援にも心をくだき、西洋種痘所が焼失した時には、300両を寄付しています。

ドラマでは、ペニシリンを作ることに成功した仁が、さらに強力な薬効を目指して、儀兵衛に援助を求めますが、「あなた様の器がどれほどのものか、見せていただきたい」と言われてしまいます。

坂本龍馬ら周囲の協力もあって、紆余曲折の末、400両の資金を得た仁に、儀兵衛は「あなたの器はさほど大きくない。だが、よほど美しい器なんでしょうな。それで、誰もが守りたくなる。助けたくなる」。

ドラマの中で、好きなシーンの一つです。

前段では龍馬の交渉力と器の大きさを描き、この場面に持ってくる構成も見事です。

仁は現代医療の知識を持っている点で、幕末では超絶の医師ですが、「普通の人」なのがいい。

大きくも美しくもない器の身としては、心掛け次第では、少しでもおのが器を美しくすることができるかな。

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道の駅のおかみさん市のバイキングがおいしかったので、今度は南国市に行ってみました。

「道の駅 南国風良里」。

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農家レストラン「まほろば畑」のバイキング。

行列ができるほどの人気だそうです。

順番のカードをもらって、しばし時間待ち。

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やはり、高知は龍馬とはりまや橋です。

こんなところに、はりまや橋があるとは思わなかった。

「道の駅」めぐりはなかなか楽しいですね。

定刻になったので、若い番号から順に店内に。

メニューはちらし寿司に、イタドリのピリ辛いため、サンマの揚げ煮、シシトウとピーマンのジャコいため、ダイコン甘酢漬け、キュウリのワサビ漬けなどなど。

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5つのグループの農家のおかみさんたちが輪番制での手作り料理。

十和と同じく、どれもこれも、たくさんいただいては、すぐに平らげてしまいました。

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とりわけ気に行ったのが、ダイコンの甘酢漬け。

おかみさんの足の大きさほどあるという、この地で取れたみずみずしいダイコンを使っています。

高知は食材が豊富で、しかも新鮮、おいしい。

こういったおかみさんグループが各地で同じような取り組みをすでに始めてますが、料理のおいしさはもちろんのこと、それぞれの土地で取れる野菜や特産品の非常にいいアピールになりますね。

日曜市でも応用が利かないかな。

火を使うので、お店の中での調理はなかなか難しいですけど、そばで料理の素材を販売したら一石二鳥なんだけどなあ。

「道の駅 南国風良里」レストラン。毎週火曜日の午前11時から午後2時まで。

料金は大人千円。小学生700円、3歳児以上の小学生入学前の子どもは300円です。3歳未満は無料。

お問い合わせは南国市農林課(088・880・6559)まで。

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きょうの日曜市は好天。

朝方、ちょっと冷え込みましたが、午後にかけて気温が高くなり、絶好の行楽日和でした。

沿道にはツツジが咲き誇り、ピンクの花びらが人目を引いていました。

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春真っ盛りですねえ。観光シーズン。

昨年の龍馬ブームの時ほどではないでしょうが、日曜市もこれから大型連休にかけて、大にぎわいしそうです。

高知は、春と秋が短くて、夏が長いんですよね。

とにかく暑い。昨年は猛暑、酷暑といわれましたが、今年はどうなんでしょう。

暑いと何もやる気が起きない。

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一般的に暑いところの人が、ぼーとしているのはこのためです。

というのは、自分自身がぼーとしているいいわけ。

ぼうようとしているのは、味がある、なんて手前勝手な理屈をつけています。

ぼうようの典型が、土佐の坂本龍馬。

でも、確か勝海舟が「龍馬は西郷(隆盛)を抜け目なくしたような男」と評していた記憶があります。

西郷どんは、とてつもなく「ぼうよう度」?が大きかった人なんでしょう。

さて龍馬伝が終わってから4カ月。きょうからまた龍馬がドラマに帰ってきます。

21時からのTBS系のドラマ「JIN―仁―」。

現代の医師が幕末にタイムスリップするという物語で、一昨年大ヒットしました。

龍馬を演じるのは内野聖陽さん。土佐弁も完璧ではまり役だと思います。

最近、原作コミックは完結しましたが、龍馬は物語のカギを握る人物。

ドラマは原作とは異なるそうですが、龍馬ファンなら涙なくしては見られない。

原作者の村上もとかさんの龍馬に対する深い愛情と哀悼を感じることができます。

さて、ドラマは?今からわくわくしています。

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きょうの高知新聞によりますと、ソフトバンクの孫正義社長が東日本大震災の被災者に向けて義援、支援金100億円を寄付するそうです。

また孫社長は2011年度から引退するまでの役員報酬の全額も寄付し、震災遺児らの支援に充てるとしているとか。

太っ腹ですね。これまで10億円の寄付を表明していたユニクロの柳井さんが目立っていましたが、孫さんの寄付はおそらく日本の企業人の中で最高額でしょう。

お金をたくさん持っている人は、多くいるけど、使い方がまた難しい。

孫さんは龍馬を信奉しているだけあって、やるときは「ど~ん」とやるんですね。

もっとも、孫社長の資産は6800億円ということですから、それの約1.5%。

貯金の1.5%を義援金に寄付している人も多いでしょうから、その人たちは孫さんと「遜色(そんしょく)ない」ということになります。

「貧者の一灯」。胸を張りましょう。

評論家(大学を辞めたばかりで、本人の弁では物書き件、武道家)の内田樹さんがツイッターで、孫さんの今回の寄付について、「『自己利益の追求』よりもむしろ『公共の福利』を優先的に配慮する人たちが社会の前面に出てきた」と、おっしゃっています。

そしてこれから私たちに求められるものは、「『あたかも公共の福利を配慮しているかにみせかけて自己利益をはかる人間』と『公共の福利を配慮したら自己利益も増大してしまった人間』の違いを見分ける力でしょう」。

近江商人の家訓「三方良し」は「売り手良し、買い手良し、世間良し」ですが、「世間」(公共の福利)に配慮することが商売の理想の形であることを指し示しています。

私自身の思い描く理想の商人は、宮城谷昌光さんの小説「孟嘗君(もうしょうくん)」の主要人物である白圭。

中国古代の商人の神様みたいな人なのですが、「孫子の兵法」を活用して投機で大成功。
商売もあいまって巨富を築き、水害で多大な被害を被っていた庶民のために巨大な堤防作りをすることによって投じる。

個人のやる公共事業ですが、雇用の拡大につながり、完成した堤防は恒久的に庶民を守っていく。

この事業をやることによって、白圭がいくらお金もうけをしても、ねたんだり、批判されることはなかったというんですね。

世間と売り手のことを考える人や企業が自然と支持を集め、伸びていくのは今も昔も変わりません。

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きょうの高知新聞朝刊29面、社会1面のトップ。

桂浜龍馬像の両隣に、武市半平太と中岡慎太郎の銅像レプリカを置く問題での議論についての記事が掲載されています。

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高知県観光振興部の企画で、「志国高知 龍馬ふるさと博」が開催される3月5日から5月末までの3カ月間の予定です。

すでにレプリカは発注されており、6月からは龍馬像のレプリカを作り、JR高知駅前に置く計画。

「時代を超えて再会した龍馬、半平太、慎太郎の志を伝えたい」との趣旨でしたが、「安易な発想」、「違和感がある」との反対意見も。

森健志郎・高知県立坂本龍馬記念館長がツイッターで、この件について意見を募集すると、「龍馬像がここにある意味を分かってほしい」などのつぶやきが寄せられています。

期間限定なので、それほど目くじらを立てることもないかとも思います。

でも、司馬遼太郎さんは、銅像の立つこの空間が世界で唯一の場所であると、おっしゃってます。

「世界じゅうで、あなたが立つ場所はここしかないのではないかと、私はここに来るたびに思うのです」

「大きく弓なりに白い線をえがく桂浜の砂は、あなたの清らかさをあらわしています。この岬は、地球の骨でできあがっているのですが、あなたの動かざる志をあらわしています」

「さらに絶えまなく岸うつ波の音は、すぐれた音楽のように律動的だったあなたの精神の調べを物語るかのようです」

「そしてよくいわれるように、大きくひらかれた水平線は、あなたのかぎりない大きさを、私どもに教えてくれているのです」

「竜馬がゆく」を執筆する前に桂浜の龍馬像を訪れた司馬さんは「全霊をあげて、あなたの心を書く」と誓ったそうです。

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龍馬にとって、桂浜は世界を見る目を養ってくれた特別の存在です。

それと同様に、桂浜は、龍馬像が立つことで龍馬の精神を表す「特別な空間」になったといってもいい(思わず司馬さんふうの物言いになってしまいました)。

3カ月の短期ではあるけれど、この期間にそれこそ、一期一会で、生涯ただ一度だけ、龍馬像を訪れる方もいらっしゃるはず。

その人たちは、龍馬像と彼の精神の開放性をあらわす広々とした空間を味わうという唯一無二の機会を奪われてしまいます。

龍馬本人は、小さいことを気にしない性格ですので、「こんまい(小さい)こといわんじゃち」と笑うかも知れません。

ただ司馬さんが生きてらっしゃったら、迷わずこの企画に反対されると思いますね。

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立春も過ぎて、やっと暖かくなってきた日曜市。

寒さのためか、「龍馬伝」効果が薄れたのか、お客さんの数が減り、ずいぶんと歩きやすくなってきました。

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これから暖かくなるにつれて、徐々に客足も戻ってくるでしょう。

先週、先々週と冷え込んだので、店舗の空きが目立ちます。

「久しぶりに出てきた」というおばちゃんとお話。

「よる年並みには勝てんねえ。あんまりひようて(寒くて)、体が動かんかった」。

高知市の山間部から通っている彼女。

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厳寒の中、荷造りをし、テントを設置し、販売する姿に頭が下がります。

思わず「無理せんとって、くださいね」という言葉が口をついて出てきました。

その笑顔を見ていると、こちらの心にぽっと灯りがともったよう。

街路市は、歩くだけで、元気になります。

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「龍馬伝」が終わって早2カ月がたちますが、ひとつ心にずっととどまっている劇中の言葉があります。

「みんなが笑って暮らせる国」。

こういう国を龍馬は理想としたとの解釈。

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幕末当時は封建制、身分制があり、職業選択の自由もなく、世襲で仕事の流動性はなかった。

飢きんや天災の時は、たくさんの犠牲者が出る。西洋の国々は虎視眈々と国をうかがっている。

先の大戦を経て、曲がりなりにも民主主義国家になり、飢餓状況も大幅に改善され、街を歩いても安全。国民皆保険で、病気になったら気兼ねなく病院へ行けます。

システムとしては「龍馬が目指した国」は十分実現しています。

ただ、「みんなが笑って暮らせる国」ということころまでは言っていません。

というか、世界中見渡してもそんな国はどこにもない。

たぶん追っても追っても、実現しない夢なんでしょうね。

ただ、国外へ出ていつも思うのですが、こんなに安心で、安全で、清潔で、サービスが行き届いている日本のような国はありません。

ひょっとしたら「龍馬伝」の龍馬が目指した「みんなが笑って暮らせる国」に一番近いのが現在の日本かも知れません。

少子化、国の財政問題、不況、就職難と、最近暗い話題ばかり多いのですが、もっと自らの国に自信を持ってもいいのではないかと思います。

あとは各人が意識的に笑顔を保つようにすることが肝要かと。

何事も笑い飛ばして、元気に生きていれば、きっといいことがある。

そう信じる楽天性があれば、日本は大丈夫。

みんなが笑顔になって、その笑顔を「輸出」できれば、世界は平和になる。

こういった土佐人的なラテン思考が世界を救う気がします。

ああ、極楽とんぼ。

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もう先月の話になりますが、映画「武士の家計簿」を見ました。

「日本の夜明けぜよ!」という咆哮(ほうこう)も、斬り合いもない、武士の日常を淡々とした描いた異色の作品。

もともとは歴史学者、磯田道史さんのノンフィクション。

 

幕末。加賀藩に「御算用者」(ごさんようもの、会計管理者)といわれる行政職がありました。

猪山家は代々「御算用者」の家柄なのですが、ソロバンが扱えるというのは、特殊技能なのですね。

その猪山家の「家計簿」が磯田さんによる大発見。

これを読み解くと、猪山家の家計は火の車だったことが分かります。

先代が江戸詰であったことが、無駄遣いの原因の一つだったらしいのですが、主人公の猪山直之(堺雅人)はこのままでは家計が破産状態になると判断。借金返済のために一大決心をする。

とにかく家財道具を売れるものは何でも売り払って、借金を返す。

それでも借金は残ります。

あとは債権者に相談して、利息をゼロにしてもらい、長い期間をかけて少しずつ返済していく。

よく債権者が納得したと思いますが、家財を売り払ってまで借金を返す意志を見せたことと、綿密な返済計画が効いたのでしょう。

債権者も取りっぱぐれになるより、いいですからね。

武士は一般的に計算が弱い。家計が破たんする家も多々あったことでしょう。

江戸も後期になって商品経済が発達してくると、年貢米で生活していた武士は困窮、商人に富が集まってくるということになります。

坂本龍馬の本家、才谷屋は質屋もやっていました。

これも磯田さんの説ですが、龍馬は本家に行った際に、上士連中が刀を質に頭を下げてお金を借りている姿を見て、「上士はいばりくさっちゅうけんど、案外たいしたことはない」という考え方が芽生えたのではないか。

幕閣や大名の知己を得て縦横無尽に行動する脱藩後の龍馬を見ていると、身分が低いのにも関わらず、上士やその上の階級に対するプレッシャーが少ないように感じます。

龍馬は一般の武士に比べて、その出自から経済観念を持っていたのが、大いなるアドバンテージとなったのですが、これは余談。

猪山家はこの財政改革によって、破産の危機を脱し、命脈を保ちます。

この映画を見て、どうしても連想してしまうのが、人類史上初といわれる900兆円の借金を抱えるわが国の「家計」です。

これをそのままに放置しておくと、子々孫々まで禍根を残す。

今手を打たないと、どうしようもなくなることが分かっているのに、なかなか有効な手段が取られていません。

もし財政がどうにもならない状況になると、必然的に社会的弱者にしわ寄せがいくことになります。

政府だけではなく国民も、猪山直之のような「覚悟」を決める時が来ているのではないでしょうか。

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