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ブラジル在住のカメラマン、楮佐古晶章さん(高知市出身)が、ブラジルの毎日を活写。

 

祭り: 2008年2月アーカイブ

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「カーニバル最高!」「もっとカーニバルが長かったらいいのに」―。カーニバル会場でテレビのレポーターの質問に対して人々は笑み満面で答えている。

しかし、本当にブラジル人は皆カーニバルが好きなのだろうか?。僕の周囲のブラジル人は皆カーニバルが嫌いだという。テレビで視聴者が電話で参加できる人気番組に登場する視聴者も、大半がカーニバルが嫌いだ、と答えている。もっとも、カーニバルの期間中にテレビを見ているような人はカーニバル嫌いに決まっているが・・・。

テレビでは、各地のカーニバルの盛り上がりを数時間おきに実況中継している。確かにものすごい人出である。しかし、何となく、中流以上の人々の楽しみのような気がしてならない。例えば、サルバドールのカーニバルの参加料は、かなり高いようだし、一般庶民がそのお金を出せるとは到底思えない。もちろん、参加しなくても脇で一緒になって踊っている人や無料の場所で踊っている人も多くいるだろう。

リオのカーニバルの参加者はエスコーラデサンバの人は別にして、ほとんど南ブラジルやサンパウロ、あるいは、外国からのお金持ちではないだろうか。もともとリオのカーニバルは貧乏な人々が日ごろの鬱憤をはらすために始めたようであるが、今や中流以上の人々のレジャーのひとつになったような気がする。

リオのエスコーラデサンバは、ファーベーラ(貧民街)にあるところが多く、カーニバルで暮らしている人も随分多いようだ。一度、ファベーラのカーニバル関係者の家に行ったことがある。外見は汚いが、中はすべての電気製品がそろい、僕なんかよりずっといい生活をしていて驚いた。エスコーラ・デ・サンバは立派な優良企業といってもよいだろう。

去年だったか、おととしだったか、ベネズエラのチャベス大統領の山車を出したエスコーラには莫大なお金が流れたというし、毎年、巨額のお金が動いていると思う。カーニバルのおかげでファーベーラの貧乏な人たちにも、お金が回るし、それは非常にいいことではあるが、少しずつ一般庶民の気持ちはカーニバルから離れているような気がする。
 
【写真説明】2年前のサンパウロのカーニバルのパレード。今はもっと華やかになり、本場リオとそれほど変わらなくなってきた

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