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日常生活の最近のブログ記事
彼女が待ち合わせのスーパーの入り口でプンプンしていた。
「練習の終わりにフェスタ(パーティ)があったんだけど、誰も誘ってくれなかったわ。日本人はハッシスタ(人種差別主義者)なのよね! 別に参加したいと思わないけど、誰か少しくらい誘いの声をかけてくれてもいいじゃないの!」
息子を道場に連れて行ったとき、僕にも一言も誘いがなかったから、フェスタと呼ぶほどの大げさなものでなく、気の知れた者同士での集まりだったのだと思う。仕方のないことだとは思うが、確かに一言ぐらい誘いがあってもよかったような気もする。ブラジル人の集まりなら、彼らはきっと誘ったと思う。
ブラジルにいる日本人は僕も含めて、確かにブラジル人に対して偏見を持っていることは確かだ。信用ができないというのが一番の原因だ。もちろん、信用ができるブラジル人もたくさんいるだろうが、割合は少ないと思う。僕の場合は、付き合うブラジル人のレベルが低くく、周囲にはいないだけかもしれないが・・・。ただ、ブラジル人同士でも、本当に信用できる友達となるとほんの少しだという話は聞いたことがある。
これだけさまざまな人種の人が暮らしていると、同じ人種同士が集まるのは仕方がないし、お互いに助け合っていくのが当然である。また、そうした人種間で閉鎖的な部分が生まれてくるのも当然だろう。できれば、どの人種も解放的に交われば一番良いのだろうが、それは無理な話だと思う。
【写真説明】ブラジルを表現するときに、よく「人種の坩堝(るつぼ)」と言う言葉を使うが暗い感じがして僕はあまり好きでない
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朝食用のパンを買いに行っていた彼女が、背後にアパートの建物管理人を引き連れて帰ってきた。
ドアを開けるや、彼女は、「モノが腐った臭いがしている? 犬の臭いが少しするくらいでしょう!」とプンプンしながら管理人に訴えた。彼女の剣幕に慌てて管理人は首を横に振った。「モノが腐った臭いがするって苦情があったもんで・・・」。そういい残して妙に罰が悪るそうな顔をして彼は帰っていった。
ブラジル人は(他の外国人などもそうだと思うが)、自分の気に入らないことがあったりすると、すぐに文句をいう。直接言えばいいのだが、その辺はずるがしこく必ず誰かを通して言ってくるのである。
さらに、たいしたことでもないのに、大げさにいうものだから、癖が悪い。たいていアパートの住人はできるだけ摩擦が起こらないように近所づきあいには気を配り、管理人や門番にはいつも愛想よく接しているようだ。
だから妙に威張っている門番や、管理人が多い。僕の頭の中には「管理費として金を払っているのに何故彼に威張られなければならないのか」とい頭があるので愛想よくしたことがない。だから何か問題があるとちょっと困ってしまうが、いまさら彼らに愛想よくする気なんてまったくない。
そんなわけで今日はせっかくの祭日だというのに、朝から気分が悪い。できれば誰からも気兼ねせずに住む家に住みたいのだが、治安の悪さを考えるととてもそんな気にならない。ここ数年何もなかったのに、水漏れ、臭いといろいろアパートのことで悩まされる。困ったものだ。
【写真説明】ブラジルを代表する建築家オスカー・ニーマイヤーが設計したコパーンビル。一時期はここに住もうかと思ったが、泥棒が多いと聞いてやめた
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昨日、クレジットカードの支払い明細書が届いた。見ると、入会した覚えのない保険が3回分もついていた。すぐにカード会社に電話すると、「もう支払日の日数が近いし、どうすることもできない。次回60レアル(約3000円)はクレジットにつけておくから」とのことだった。念のために対応した係員の姓名を聞いたが、どうしても姓を言わない。そうこうしているうちに切られてしまった。
ブラジルの場合、電話だけの対応でオフィスで直接対応する会社が少なくなっているような気がする。言葉の不自由な僕なぞは、自分の言いたいことや、怒りをなかなかぶつけることができないのでイライラが募ってしまう。
以前も同様のことが電話会社との間で発生し、「じゃー、オフィスに行くから」というと「対応は電話だけ」との返答だった。ただでさえ信用できないブラジルの会社なのに電話でなんか信用できるものではない。銀行でさえ預けておいたお金がなくなったなんてこともしょっちゅうのようだし、僕はこうしたブラジルの金融関係をまったく信用していない。
それでは、なんで利用するの? といわれそうであるが、今のブラジル社会はカード社会でカードがないとできないことが多い。例えば、インターネットの支払いはカード払いだけだし、(ちなみに、KDDIだけが銀行払いもできた)、分割払いもカードを使わなければ、非常に面倒である。だけど、電話や、インターネットだけの、人間が実際に介入しない社会は便利なようで、ある意味怖い気がする。
ところで、戻ってくるという話だった支払った3回の保険代は、未だに返金されていない。
【写真説明】電気のない地域がある一方、世界の最先端技術を享受できる都市のあるブラジル。いろんな面で社会のひづみが出来はじめている
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僕の住んでいるアパートはもうできてから60年は経とうかと言う古い建物である。できた当初は、マンション(日本ではどんなアパートにもこの言葉は使われるが、ブラジルでは最高級のアパートをこう呼ぶ)と呼ばれ、屋上にはダンス場まであった、当時は市民の憧れのアパートだったらしい。今は市の文化遺産にも指定されている。
僕のアパートは22階にあり、ベランダから見下ろす光景はなかなかのもので、僕自身も結構気に入っている。今でも交通の便とその格好の良さから結構住みたい人も多いようであるが、僕には“猫に小判”的なアパートかもしれない。
とにかく、僕は掃除が苦手で、部屋は荒れ放題、快適なベランダに出るのも一苦労なほどで、今では3 ヶ月に1回も出ない。だから、部屋の中の配管なぞ、一度も取り替えたことがなかった。
これはお金がいつもギリギリということもある。しかし、ついに変えなければいけなくなってしまった。水漏れで被害を被っている下の住人から「早く直さないと訴えるぞ」と圧力をかけられたのだ。
日本では配管を代えたりするのは、大変な作業なようだが、ブラジルでは配管の腐食などによって水漏れがあると、アパートの持ち主が修理屋に頼んで簡単に直してしまう。地震がないのであまり耐震ということに関して考えてないせいだろう。
何とか、修理費を分割払いにしてもらい、直すことになった。しかし、他にもいろいろ問題がある。ブラジルでは他人を家にいれるということは結構大変なことで、よっぽど信用の置ける人しかいれない。
ある僕の知人の家では、お手伝いさんを入れたところ、子供のおもちゃから、下着、食料品までが、彼女が来るたびになくなっていたという。ブラジルに来て身についた哀しい習慣であるが、僕もその辺は一切ブラジル人を信用していない。服でも食料品でも持っていかれても全く問題がないが、さすがに長年集めてきた仕事道具やお金は困る。もちろん、盗る方が悪いのであるが、盗られる方にも責任はあると思う。ブラジルに住むようになってそう思うようになった。だからできる限りの用心をしている。
修理中はできるだけ家にいるようにして、何の被害も受けることなく終えたときにはほっとした。
【写真説明】部屋の中の配管工事
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最近、セ広場で写真を撮る機会が増えた。
セ広場はサンパウロの中心地で、この広場を中心に町は広がっている。昔から、スリや強盗が多い場所として有名で、路上生活者や、ストリートチルドレンがいつもゴロ寝している。社会から落ちこぼれた人間の吹きだまりとも言える場所なので、人物写真を撮るのは困難ではあるが、僕にとってサンパウロで最も興味深いところである。
久しぶりに会った友人と夕食をした後、プラサを通った。8時を過ぎていたので少々危ないかなと思いつつ通ったのだが、意外にも人通りは多く、さほど危ない雰囲気ではない。数十個の街灯がぼんやりと灯り、「おっ、これは」と思う様な不思議な雰囲気を醸し出している。
夜のサンパウロをいろいろ撮影してみるのも面白いかもしれない。
【写真説明】セ広場。この広場にはさまざまな人間が集まってくる
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日本だと電話をかける方が、先に自分の名前を名乗るが、ブラジルでは反対で、電話をかけた方が、まず「ケン・エ(誰?)」と聞いてくる。これは、ごく普通のことであるらしいのだが、僕はかけた方が、まず名前をいうべきだと思うから、名前を聞かれても、まず答えない。逆にこちらが「ケン・エスタ・ファランド(誰ですか)」と聞いても、相手はたいてい答えない(多分、相手も先に名前をいうのが嫌なのだろう)。
次にベージョ。これは、人と会ったときや、別れるときに頬にチュッチュッと軽いキッスするあいさつである。これもどうも恥ずかしくていまだに慣れない。きれいな女性になるとなおさらである。もともと僕は女性とお酒には弱いのである。
そして、最後が靴磨き。ブラジルでは磨かれたきれいな靴を履くことははかなり重要な身だしなみの一つである。僕はスニーカーが嫌いで、ワーキングブーツ(?)のような革靴をいつも履いている。
サンパウロのセントロには靴磨きが結構たくさんいて、汚い僕の靴を見て磨かないかといつも声を掛けられたものである。しかし、最近はめっきり声をかけられなくなった。靴が汚すぎるのか?、あるいは貧乏そうに見えるのか?。どうも、いすに座って靴を磨かせるのは偉そうな感じがして、抵抗がある。多分これは僕が田舎者のせいだろう。
おそらく、この3つはこれからもなれることはないだろうという気がする。
【写真説明】 靴磨きは街のいたるところで見られる
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バスを降り道を横切って、ふと地面を見ると、小さな葉っぱが列になってムニョムニョ動いている。よーく見ると蟻(アリ)が懸命に葉っぱの破片を運んでいた。思わず、にこっり微笑んでしまった。
サンパウロの街中はほとんどコンクリートで固められ地面はほんのわずかしか残されていない。愛犬が死んだとき、埋める場所がなくほとほと困った覚えがある。そんなハードな環境で、葉きり蟻が息づいていたのだ。
アマゾンや田舎ではよく見る蟻であるが、サンパウロでは初めてである。それだけにうれしくなった。えっちら、おっちら、彼らが運ぶ様子を見ていて、心の中の曇りもすっかり晴れてしまった。
【写真説明】蟻を撮っている僕を見て、周囲の人々が奇異な目で見ながら通り過ぎる。なかなかうまく撮れない。マクロレンズがほしい!
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土曜日で一般の通行人が少ないせいだろうか、プラサ・ダ゙・セの雰囲気が非常に荒れていた。
教会の入り口の階段にはぼろ布をまとった人々が、ハゲワシのように、空ろな目をして座っている。広場には死んだように眠る人々が倒れている。その姿はまさに死体である。そのすぐ横では、布教家が神の教えをわめき散らしている。まったく不思議な光景である。
カメラを持った指がうずくが、今日の僕にはなかなか撮る勇気が起こらない。もし警官に見つかると尋問を受けることが確実だし、それらの目を潜り抜けて写真を撮るパワーが今日の僕にはなかった。そんな自分が、また嫌になる。感覚のまま写真を撮れる人間だったらどんなに楽かと思う。
僕の頭には、「写真は暴力である」とあるカメラマンの言葉が常にある。それは僕にとって人の写真を撮るにあたっての戒めであり、時には写真を撮れないことの言い訳でもある。人並み以上に小心者の僕は、見ず知らずの人の写真を撮るのは怖いし、文句を言われたり、怒られたりして傷つきたくない。
さらに僕自身写真を撮られるの嫌いである。だからできるだけ、人が嫌がらない写真、喜んでもらえる写真を撮ることを心がけている。でも、えてして僕がひかれるシャッターチャンスはその逆のことの方が多い。そんなシーンに出くわすと、撮りたいとの欲求と、撮らないほうがいい、というせめぎ合いである。
そんなわけでセントロを歩くと、精神的に結構疲れてしまう。
【写真説明】天使の姿をした大道芸人。最近この手が増えた。サンパウロはどんどん住みづらいところになっている。天使にお布施を渡したくなる気分になるのも分かる
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年も明け、部屋を見回すと、あまりの汚さに辟易してきた。ベッドの上も、床も、モノがいっぱいで、ゴミに埋もれているような生活である。年末に一度、大掃除を試みたが、それもかなわなかったので、年始の掃除を試みた。
以前ゴミの中で暮らす僕の生活状況を友人に話すと「楮佐古さんには、そんな生活が似合ってるから、そのままが一番いいですよ。無理をせずにね」といわれ、その時はそれもそうかもしれない、と思ったが、やはりきれいな部屋が気持ちいい。ただ、僕には掃除ができないだけである。かといって誰かに掃除されるのも嫌だし・・・・。いつもいや応なしに掃除してくれるホテル住まいが一番僕にはあっているのかもしれない。
さっそくベッドの上から。そして下に。ゴミの中に隠れていた、逃亡中だった亀をまずたらいにもどし、ベッドの下のゴミに手をつけようとしたが、そのあまりの多さにうんざりしてしまい、あっさりギブアップ。まあ、とりあえず、ベッドの上が綺麗になったから良いではないかと、自分を慰める。
この部屋はいつになったら綺麗になることやら・・・・トホホホ。
【写真説明】外に出ると、もう夕暮れ時。今日は、金曜日だというのに休みの狭間のせいか町に活気がない。最近外にもでずずっとこもっていたせいか、なかなか写真が撮れない。やはり町の写真は毎日撮らないとダメだと深く反省
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サンパウロ市内では、週に2回ほど、野菜や果物を中心に売るフェイラ(青空市場)が各区にたつ。ちょうど高知の日曜市のようなもので、安くて新鮮な食料品が購入できる。どこのフェイラに行っても必ずあり、フェイラの名物料理がパステルである。
パステルとはチーズやひき肉を小麦粉で作った薄い長方形の皮で包んだものでブラジルではもっともポピュラーな食べ物のひとつである。1つが1.5レアル(100円)ほど。ある人がいうには、「あれは空気を売っているようなものさ」というように、材料費に比べて儲けが大きいらしい。確かにひどいパステルになるとほとんど中身がなく、小麦粉の揚げたものを食べているような気分になる。
パステルの種類は中身に応じて、チーズ、カルネ(ひき肉)・・・、などのほかにスペシャルと呼ばれる、ゆで卵、ハム、チーズ、ひき肉などが入ったそれこそ王様のパステルがあり、友人に勧められて初めて食べて、すっかり気に入ってしまった。
店によっても違うようだが僕のよく行く店では大きさも価格も2倍で中身は2.5倍ほどあり充実している。ひとつ買って子供と分けて食べると随分得した気分になる。
以前はフェイラに行っても食べたこともなかったが、今では、フェイラに行くとパステルを食べるというのがすっかり習慣になってしまった。
【写真説明】普通パステルを食べるときに飲むのは、カウド・デ・カーナ(サトウキビジュース)。ジュースの甘さがパステルの油っこさを緩和してくれる。まさに絶妙のコンビ


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「ブラジル人と信用」ヒロ一世さん
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