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日常生活: 2008年3月アーカイブ
彼女が待ち合わせのスーパーの入り口でプンプンしていた。
「練習の終わりにフェスタ(パーティ)があったんだけど、誰も誘ってくれなかったわ。日本人はハッシスタ(人種差別主義者)なのよね! 別に参加したいと思わないけど、誰か少しくらい誘いの声をかけてくれてもいいじゃないの!」
息子を道場に連れて行ったとき、僕にも一言も誘いがなかったから、フェスタと呼ぶほどの大げさなものでなく、気の知れた者同士での集まりだったのだと思う。仕方のないことだとは思うが、確かに一言ぐらい誘いがあってもよかったような気もする。ブラジル人の集まりなら、彼らはきっと誘ったと思う。
ブラジルにいる日本人は僕も含めて、確かにブラジル人に対して偏見を持っていることは確かだ。信用ができないというのが一番の原因だ。もちろん、信用ができるブラジル人もたくさんいるだろうが、割合は少ないと思う。僕の場合は、付き合うブラジル人のレベルが低くく、周囲にはいないだけかもしれないが・・・。ただ、ブラジル人同士でも、本当に信用できる友達となるとほんの少しだという話は聞いたことがある。
これだけさまざまな人種の人が暮らしていると、同じ人種同士が集まるのは仕方がないし、お互いに助け合っていくのが当然である。また、そうした人種間で閉鎖的な部分が生まれてくるのも当然だろう。できれば、どの人種も解放的に交われば一番良いのだろうが、それは無理な話だと思う。
【写真説明】ブラジルを表現するときに、よく「人種の坩堝(るつぼ)」と言う言葉を使うが暗い感じがして僕はあまり好きでない
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朝食用のパンを買いに行っていた彼女が、背後にアパートの建物管理人を引き連れて帰ってきた。
ドアを開けるや、彼女は、「モノが腐った臭いがしている? 犬の臭いが少しするくらいでしょう!」とプンプンしながら管理人に訴えた。彼女の剣幕に慌てて管理人は首を横に振った。「モノが腐った臭いがするって苦情があったもんで・・・」。そういい残して妙に罰が悪るそうな顔をして彼は帰っていった。
ブラジル人は(他の外国人などもそうだと思うが)、自分の気に入らないことがあったりすると、すぐに文句をいう。直接言えばいいのだが、その辺はずるがしこく必ず誰かを通して言ってくるのである。
さらに、たいしたことでもないのに、大げさにいうものだから、癖が悪い。たいていアパートの住人はできるだけ摩擦が起こらないように近所づきあいには気を配り、管理人や門番にはいつも愛想よく接しているようだ。
だから妙に威張っている門番や、管理人が多い。僕の頭の中には「管理費として金を払っているのに何故彼に威張られなければならないのか」とい頭があるので愛想よくしたことがない。だから何か問題があるとちょっと困ってしまうが、いまさら彼らに愛想よくする気なんてまったくない。
そんなわけで今日はせっかくの祭日だというのに、朝から気分が悪い。できれば誰からも気兼ねせずに住む家に住みたいのだが、治安の悪さを考えるととてもそんな気にならない。ここ数年何もなかったのに、水漏れ、臭いといろいろアパートのことで悩まされる。困ったものだ。
【写真説明】ブラジルを代表する建築家オスカー・ニーマイヤーが設計したコパーンビル。一時期はここに住もうかと思ったが、泥棒が多いと聞いてやめた
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昨日、クレジットカードの支払い明細書が届いた。見ると、入会した覚えのない保険が3回分もついていた。すぐにカード会社に電話すると、「もう支払日の日数が近いし、どうすることもできない。次回60レアル(約3000円)はクレジットにつけておくから」とのことだった。念のために対応した係員の姓名を聞いたが、どうしても姓を言わない。そうこうしているうちに切られてしまった。
ブラジルの場合、電話だけの対応でオフィスで直接対応する会社が少なくなっているような気がする。言葉の不自由な僕なぞは、自分の言いたいことや、怒りをなかなかぶつけることができないのでイライラが募ってしまう。
以前も同様のことが電話会社との間で発生し、「じゃー、オフィスに行くから」というと「対応は電話だけ」との返答だった。ただでさえ信用できないブラジルの会社なのに電話でなんか信用できるものではない。銀行でさえ預けておいたお金がなくなったなんてこともしょっちゅうのようだし、僕はこうしたブラジルの金融関係をまったく信用していない。
それでは、なんで利用するの? といわれそうであるが、今のブラジル社会はカード社会でカードがないとできないことが多い。例えば、インターネットの支払いはカード払いだけだし、(ちなみに、KDDIだけが銀行払いもできた)、分割払いもカードを使わなければ、非常に面倒である。だけど、電話や、インターネットだけの、人間が実際に介入しない社会は便利なようで、ある意味怖い気がする。
ところで、戻ってくるという話だった支払った3回の保険代は、未だに返金されていない。
【写真説明】電気のない地域がある一方、世界の最先端技術を享受できる都市のあるブラジル。いろんな面で社会のひづみが出来はじめている
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