
このところ、1カ月以上にわたって、ブログを書くのをさぼっていて申し訳ありません。
実は異動がありまして、4月から高知県西部の幡多支社(四万十市)に赴任することになりました。
ですから、もう高知市の街路市には通えなくなります。
ほぼ5年間、日曜市のうつろいを見てきました。
店主のおじちゃん、おばちゃんの笑顔に固くなっていた心が緩みました。
「旬の食べもの」に鈍感になっていたことに気づかされ、季節感を取り戻せました。
何よりも大きかったのは、市(いち)を通してさまざまな人たちとつながりができたことです。
生産者としてのご苦労や育てた作物、思いのこもった加工品の話をうかがううちに、いかに自分が頭でっかちだったかを思い知らされました。
何度も書いてきたことですが、私は「一番高知らしい所」は日曜市、街路市だと考えています。
300年以上前から高知の街路市のお客さんと売り手は、商品を介して今と同じように笑い合い、日常の会話を繰り返しながら、ずっと関係を保ってきました。
ざっくばらんな土佐弁のやりとり、工夫を重ねて進化した商品、まるごと味わえる高知の旬、買い食いを楽しめるぶらぶら歩き。
こういった魅力をできるだけ伝えたいと思い、つづってきました(脱線が多々あったこと、お許しを)。
まだまだ伝えきれていないことがたくさんあると思いつつ、ここでいったんお休みにします。
なお、環境が許せば、今までの街路市での体験を生かしつつ、幡多からも「いっちゃんスキ」な話題を書いてみたいです。
日曜市、街路市でお世話になったみなさん、そして長らく読んでいただいた方々、本当にありがとうございました。
みなさま方のご健勝、ご多幸、そして日曜市、街路市がこれからもずっと続いていくことを祈念しています。
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NHKの人形劇には名作が多い。
「三丁目の夕日64」でも描かれていた当時の子どもに大人気の「ひょっこりひょうたん島」を初め、「ネコジャラ市の11人」「新八犬伝」「人形劇三国志」などなど。
昨日の昼はNHKアーカイブスで「新八犬伝」の特集がありました。
「新八犬伝」は滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」が原作で、今から500年以上前の戦国初期の安房(千葉県)の里見氏にまつわる物語。
犬の八房と里見家の伏姫の間に生まれた八犬士が活躍します。
それぞれが「仁義礼智忠信孝悌」と同じあざを持った八犬士がつながり、離れ、またつながって、最後は里見家に結集し、敵を討つ。
お気づきの方がいらっしゃるかも知れませんが、中国の「水滸伝」がモデルです。向こうはスケールが大きくて、百八人の英雄豪傑が梁山泊に集合します。
この目に見えない絆がからまりあって、仲間が集まってくる展開は、いろいろな物語に翻案されていますが、わくわくしますね。
「新八犬伝」が大人気となった立役者の一人が語り手の坂本九さん。
災害や苦しみに遭った時に、日本人が必ず口ずさむ「上を向いて歩こう」を歌っています。
「新八犬伝」の講談調の語りはまさに立て板に水。
「抜けば珠(たま)散る氷の刃(やいば)」「因果はめぐる糸車、巡り巡って風車」「青天の霹靂(へきれき)」など、子どもには少し難しすぎると思われるのですが、そのリズム感、語調によって、言葉を覚えていったのですね。
江戸時代の武士階級の教育や寺子屋などで漢文の素読が行われていましたが、意味は分からなくても読んでいるうちに分かるようになる。
こういう素読のような教育や、講談調の物語には最近、とんとお目にかかりません。
視聴者が分からないだろうという配慮でしょうが、聞いているうちに、分かるようになるものです。
これはとても重要な言語教育です。それが現在は失われている。
昔は子どもを「大人扱い」することによって、成長をうながす文化がありました。
それが今では、大河ドラマなど、いちいち登場人物のテロップが出てくる始末。
できるだけ分かりやすくする工夫というのは重々承知ですが、こんなことを続けていると、分からなかったら、理解しようとしたり、調べたりする人が益々減ってくるのじゃないかな。
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日曜市の帰りに帯屋町を通ったら、「競輪。」の大きい看板がかかっていました。
オダギリジョーさん、長沢まさみさん、大森南朋さんの3人が競輪選手のユニフォーム姿。
豪華キャストですね。
競輪は、最近売り上げが伸びてないそうです。
一つには、もちろん不景気。
もう一つには、「競輪は難しすぎる」という声です。
確かに番手やラインを予測して「一票を投じる」のは、あまりにも複雑なのかも知れません。
でも、頭を働かせて推理する面白さが、ギャンブルを含めたゲームの面白さなのではないでしょうか。
考えに考えても、だいたいは、はずれます。
しかし自分の予想通りの展開で、勝負が決まったときの壮快感と満足感といったら。
これはお金がかかっている、かかってないの話には関わりなく、将棋や囲碁のボードゲームでも全く同じです。
賭け事を含めてゲームは頭によい刺激を与えてくれます。
さらに、どんなゲームでもそうですが、自分との激しい戦いが待っています。
勝ちたい、儲けたいという欲求があまりにも過剰だと勝てません。
いつも勝てませんから、負けるにしても「小さく負ける」ようにして、あわよくば逆転を狙う。
冷静でリスクマネージメントができないと勝負事は最終的に勝てません。
ギャンブルやゲーム、株式投資は知力を鍛え、胆力を練るのに、適している面があります。
ただしやるにしても、あくまでもクールに。
熱くなりすぎて、本業に影響が出たり、レバレッジ(てこ)をかけ過ぎないようにご注意を。
競輪などのギャンブルは楽しみの範囲で、くれぐれも余裕をもって。
余裕を持ってないと痛い目にあいます。
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きょうの日曜市は寒い中にも、日差しのあたたかさが。
なぜかきょうは人がたくさん出ていました。
お店の方にうかがうと、「連休やからねえ」。
確かに11日は建国記念日の祝日。12日のきょうは日曜日だから連休です。
でもだいたい、最近の土日は連休のはず。
「祝日」の気分に浮かれて人は旅に出て行くものなのでしょうか。
それとも他があんまり寒いので、せめて南国高知はあったかいだろうということで、出かけてくるのか。
寒いといっても、日本海側や東北に比べるとまだましですから。
温暖な気候の土佐は柑橘王国。
ミカンも大小さまざま色とりどりです。
きょうの注目は十万ミカン。
一瞬、四万十のミカンかと錯覚してしまいますが、さにあらず。
高知の名字にある十万(じゅうまん)さんという方が開発した品種なんです。
特長は甘さが口の中にずっと残っていること。
普通のミカンは酸っぱさが最後に出てきますから。
最近のミカンの甘さ(糖度)には驚くべきものがあります。
個人的には、子どもの時に食べた「すい」ミカンや青臭いトマトなど、より自然に近い果物、野菜が好きなのですが、甘くおいしいものを作ろうと懸命になった先人の苦労には頭が下がります。
農作物というのは、数千年来かけて改良に改良を重ねてきたご先祖たちの珠玉の作品群ですね。
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昨日自然エネルギーを考える「ワールドカフェ」に行ってきました。
「ワールドカフェ」って、どんなものか、全く知らなかったけど。
(c) .foto project
議論を活性化する上で、テーブルのメンバーを入れ替えるのがミソでした。
机の上に紙が置いてあり、気軽にイラストを描いたりや言葉を書き付けたりできるもの、リラックスして会話できるようにする工夫の一つ。
勉強になったのは、気温が高くなると、太陽光発電のエネルギー効率が低くなるということこを聞いたこと。
太陽光発電に使われているシリコンは熱に弱く、発電効率が落ちるそうです。
太陽熱温水器と太陽光発電はいずれも屋根に取り付けるので、混同していました。
でも最近は熱に強いシステムも登場しているので、今後に期待。
高知は、太陽、海、森(木)、水など「自然エネルギー」に活用できる天からの恵みがいっぱい。
お正月のNHK特集で、高知県は都道府県民収支が最下位だという話題が出てました。
その支出の多くを占めているのが化石燃料。
交通網が発達していない高知県民は、車での移動が多いことも一因でしょう。
ということは、自然エネルギーの普及度を高めていけば、出費は減り、経済的にも豊かになれる。
高知県は人口自然減の「先進県」ですが、それをメリットの面でとらえれば、県全体として自然エネルギーの自給率を高めやすいともいえます。
ひょっとしたら、豊富な自然エネルギーを活用し、自給率を高めたら、エネルギー先進県になれるかも。
併せて、食料自給率を上げれば、まさに日本のいや世界からあこがれのまなざしで見られるようになるのでは。
などと夢想してしまいました。
エネルギー効率を上げる機器やシステムは日々進歩しています。
未来に希望が見えてきたような気がしました。
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「ALWAYS 3丁目の夕日64」を見てきました。
64年は東京オリンピックの年。
劇中にも出てきますが、敗戦から20年。ようやく「日本が世界から認められた」と、みんなが高揚していた時代です。
オリンピックで「ひょっこりひょうたん島」が見られなくて、文句をいう子どもたちは実際にいたのでしょう。
今回のテーマは巣立ち。
鈴木オートの六ちゃんと、芥川先生ところの淳之介君の旅立ちがメーンで描かれていました。
鈴木オートは、六ちゃんの後輩もできて、カラーテレビを購入するなど、少しだけ裕福になっている様子。
対して、芥川さんのとこはやっと白黒テレビが入ってきたばかり。
ちょっとだけ格差が現れています。
これから4半世紀後のバブル期に向け、紆余曲折があったにせよ、日本は経済成長を続けていくのですが、経済格差も広がっていきます。
「出世するとか、お金持ちになるとか、そんなことより、他の人を笑顔にする仕事の方が楽しい」
このせりふは、これから広がっていく「ひずみ」に対する予感。現在からの視点ですね。
前作、前々作でもそうですけど、ご近所の人たちの関わりが濃密です。
たばこやのおばさんが六ちゃんの恋愛を気にかけるなど、現在では考えられない。
みんなおせっかいやきだったのですね。
それはうっとおしいことではあるけれども、コミュニティの相互扶助が作用していた。
「3丁目」の空間はとてもほっとしますが、これが現実の昭和30年代もそうだったかというと、それは分かりません。
でも、人間と人間が今よりもっと、深く結びつけられていたことは間違いないようです。
こういった関係は当時からほぼ半世紀たった今でも、残っている場所があります。
それは高知の日曜市。
お店の人同士の関係、店主さんたちとお客さんの関わり合いは50年前とそんなに変わっていないでしょう。
こういったコミュニティの価値がこれから、間違いなく見直されていくと思います。
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最近よく耳にするのが、「あなたは幸せですか?」という問いかけ?
昨年法政大が実施した「47都道府県の幸福度に関する研究結果」では、高知県は46位のブービーでした。
(c) .foto project
平均寿命や保育所定員比率、刑法犯認知数などを勘案して幸福度を数値化する試みです。
ポイントは施設、設備や健康度合いなどの外的要因から、はじき出されたデータということ。
この調査は、周囲の環境を整備し、できるだけ住民が住みやすい地域を作るために意図されたものだということは分かります。
でも思うのです。
幸福度というのは、個人が「幸福と思っているかどうか」の内面の部分で左右されるものではないかと。
いかに犯罪率が高く、保育所の定員が足りなくて、平均寿命が短くても、その地域に住む人たちが「幸せだ」と思っているのなら、幸福度は高いといえるでしょう。
経済の豊かさを表すGDP(国民総生産)に対して、GNH(国民総幸福量)という考え方があります。
先ごろ来日したブータンの国王の先代が提唱した概念とのことですが、物資的豊かさより、精神的豊かさを重視しようとする指標。
05年のブータンの国勢調査では「あなたは今幸せか」という問いに対し、45.1%が「とても幸福」、51.6%が「幸福」と回答したそうです(ウィキペディアより)。
国民の96.7%が幸福と感じているというのは、驚異です。
ただいえるのは経済的にさほど豊かでない国というのは、総じて望む水準があまり高くない。
日本の場合でも、終戦後はまず「命があってよかった」のが生き残ったほとんどの人たちの感覚であったと思います。
戦後すぐ「みんな貧乏なのに、明るかった」のは、「生きててよかった、これから新しい国づくりをしよう」と前向きに考えていた人が多かったせいではないでしょうか。
それが高度経済成長を遂げて、経済的に豊かになり、周囲にものがあふれるに連れて、「欠乏感」を感じる人が増えた。
この「欠乏感」こそ、周囲と比較し、「自分は幸福でないのではないのか」との疑問を与え、国民の幸福度(精神的意味での)を下げる要因だと考えます。
どんな環境下でも自らが幸福だと思える人は幸福。
自分を見つめて、幸せな部分を探せば、いくらでも出てくる。
幸せになるには、その人の心の持ちよう次第だという当たり前の事実に気が付くことが大事なのではないでしょうか。
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きょうの日曜市は相変わらずの寒さでした。
またまた「寒いのにご苦労さまです」があいさつ言葉に。体感は去年より寒いのに、お店の人に聞いたら、「昨年は商品が凍ったのに、今年はそういうことはないです」。
うーん。なぜなのか、一つ年を取ったせいでしょうか。年々寒さが身にこたえるようになってきました。
こういう時には、あったまる飲み物がほしい。そうです。日曜市名物、「あめゆ」のお世話になりました。
黒糖、麦芽糖の天然の甘みがのどをうるおし、ショウガがさらに体を温めてくれます。
ただ、寒さの割には、人が先週より多かったような気がしました。
先週は雪で道路がストップし、高知に来ることができない人が多かった…というのが、店主さんの分析。
そうかも知れませんね。東北の豪雪で、雪かきに追われている友人の話を聞いていると、別世界のことのよう。
「雪が美しい」とか、「たまには雪を見たい」というのは、冬の厳しさを知らない南国に住む人間の、のんきさからくる言葉でしょう。
夏から秋にかけての一番いい季節にしか東北旅行をしたことがありません。
一度、冬にも出かけていって、厳しさを体験しておかなくては。凍えないよう気をつけなくっちゃ。
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きのうの全豪オープンテニス男子決勝戦はジョコビッチ(セルビア)がナダル(スペイン)を破って優勝しました。
時間近い激闘のテニス史に残る名勝負。
すさまじい打ち合いが果てることなく続き、時おり2人が見せるスーパーショットに会場も大興奮でした。
驚異的な2人のスタミナと、不利な時も決してめげない精神力には驚かされてばかり。
特に印象的だったのは緊迫した場面で見せたジョコビッチの笑顔。
意識的にリラックスすべく笑っているのでしょうが、なかなかできることではありません。
さらにナダルにスーパーショットを決められたあとでも、ラケットをたたいて相手を賞賛していました。
この笑顔と相手をたたえる態度が、最終的に勝負を分けたのではないかと思えました。
最終セットは、4―4で、先にナダルにブレークをされたのですが、土壇場でブレーク仕返し(男子テニスの場合はサービスを握っている方が絶対的に有利なのです)、続くサービスをキープして粘るナダルを突き放しました。
両者とも試合後の表彰式では立っていられなくて、いすが用意されたほどの全力を尽くしてのプレーでした。
不利な時でも決してくじけず、相手(周囲)を賞賛(感謝)しながら、笑顔を見せて乗り切る。
ジョコビッチのようにはなかなかいきませんが、その精神を少しでも見習いたいと考えています。
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