
「坂の上の雲」と民権数え歌
昨日のNHK大河ドラマ「坂の上の雲」で、愛媛・松山の秋山真之(本木 雅弘)、正岡子規(香川照之)ら当時の若者が薩長藩閥政府への不満から自由民権運動にかぶれている様子が描かれていました。
彼らが歌っていたのが、民権数え歌。
一ツトセー 人の上には人ぞなき 権利にかわりがないからは コノ人じゃもの
二ツトセー 二つはない我が命 すてても自由のためならば コノいとやせぬ
三ツトセー 民権自由の世の中に まだ目のさめない人がある コノあわれさよ
この歌を1878年(明治11年)に作ったのが土佐の植木枝盛。土陽新聞、高知新聞などの主筆として活躍した人です。
薩長の政府に反発する元武士だった士族の最後の大規模な武力反抗が、九州で起こった西郷隆盛がリーダーの西南戦争(1877年)です。
以後、士族たちは武力闘争から、政治闘争へ。国会開設や憲法制定などを求め、民衆を巻き込んでいく。
その中心の一つだったのが土佐。「自由は土佐の山間より」ということになります。
ドラマの中でも「自由民権運動の本場、土佐が隣りだから、愛媛でも運動が盛り上がった」との解説がありました。
当時の資料を集めたのが高知市の桟橋通りの高知南署の近くにある自由民権記念館です。
「日本の民主主義発祥の地」として、もっと高知県人は誇りを持つべきじゃないでしょうか。
また、今では当たり前でありがたみが薄れている国会も憲法も普通選挙も、先人たちの並々ならぬ苦労の末、獲得されたものだということも、たまには思い出さなければならないと思います。
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