
iPadと本
きょうの高知新聞17面の学芸面。
トップのは、「iPad上陸 本はどうなる」と題した作家の恩田陸さんと上村八潮・東京電機大出版局長のインタビュー記事です。
サイドの連載「いま、装丁のこと」は見出しが「紙の本ならではの愉悦」。
デザインジャーナリストの臼田捷治さんが、電子書籍のことについて書いています。
「紙の本を何度も読んですり減って、ぼろぼろにする体験が大切で、そこに本を読むという行為の根本的な何かがある」(恩田さん)
「米国人にとって読書は消費行為に近く、本の「読み捨て」は普通です。日本で新古書店がはやるのは、捨てることに抵抗感がある証拠。本への愛着はより強いと思います」(植村さん)
「読書や学習は、効率や利便性、機能性がすべてではないはず。例えば、古書に触れると、インキや紙、そして装丁によって、本に時代の空気が刻印されていることを感じる」(臼田捷治さん)
本好きなら、うなづけることばかり。こういう感性、とても大事にしなければならないと思います。
ただ、実際にiPadに触った感覚からすると…す、すごいです。
タッチするだけで代わるページ、拡大する文字。見やすい背景。
そしてiPadの強みは、メールの送受信、動画のダウンロード、ネット検索など電子書籍だけにとどまらず、汎用性を持っていることです。
直感、あくまでも触っての感覚ですが、5年後には、お茶の間にずいぶんと、入り込んでるんではないか、iPadとは限らないけれど、電子ビューアーで、たくさんの人が電子書籍を読んでいるのではないかという予感がしました。
恩田さんは、鮮度と更新を必要とされるもの、テキストやビジネス本などを電子書籍で読むことは普及するだろうと予想していますが、それのみならず鮮度を必要としない古典から、文芸書にいたるまで、一気に普及は進むと思います。
著作権切れの文芸書の名作をボランティアが集め、編集した「青空文庫」=スカイ・ブック。
iPhoneで、ちょっとした空き時間などで、よく読んでいます。前にも述べたことがありますが、背景が文庫本の茶色い色にしていることもあって、あまり目が疲れない。
50冊以上はこの手の平サイズの情報機器の中に、落とし込んでいますが、50冊の古典と一緒に、いつも移動しているってのは、すごくいい気分。
電子書籍化によって、読む機会がなかった古典、見逃していた名作に触れる機会が着実に増えるだろうと思います。
愛着があるからこそ、古今東西の名作と、いつでも寄り添って生きていきたい。
これは本にとっては喜ばしいことではないでしょうか。
紙の読書は絶対に滅びないし、印刷機もますますコンパクト化して、安くなってくると考えられるので、紙の本の多彩な文化は失われることがない。
ただ、音楽のレコードとCD、CDとiPodの関係と同じく、本も、配信する媒体は、便利な方、機能性が高い方に移行していきます。
文字を運ぶ媒体は亀の甲羅や石版から、携帯性、機能性に優れた紙へ。そして、電子書籍へという潮流は、もはや止められないでしょうね。
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私は本も大好きですが、
iPadも実物が怖くて触れないくらい、ハマる自信があります(笑)。
そして個人的には
ランドセルが重くて辛そうだったり、忘れちゃう子を見て 教科書、
そして毎月毎月送られてきて、家の中で封筒と共にかさばり続ける学会誌は
全部電子版になってiPadで読むようになればいいのに!
と思ったりしています。
ゆりっちさん、こんにちは。確かに私自身も、iPad、はまってしまう自信満々です。iPadは欲しいし、iPhone4の機種変更は気にかかるは、しばらく悩みそうです。はやる心を抑える毎日。