
利子のない世界
きょうの高知新聞経済面(7面)。
「インドで「小口金融」の最大手が初上場」のニュースが掲載されています。
「小口金融」というのも耳慣れない言葉ですが、マイクロファイナンスといえば少しだけ、聞いたことがある人が多いかも知れません。
マイクロファイナンスは低所得のため銀行を利用できない人々に少額の資金を無担保で貸し出し、貧困削減を目指す手法。
ノーベル平和賞を受賞したバングラデシュの経済学者、ムハマド・ユヌス氏が始めたグラミン銀行が有名です。
貧困者援助は寄付が一般的ですが、直接対象者の手に渡るかどうか分からない。
せっかくの浄財なのに、行方が分からなくなったなんてこともあります。
そして、寄付が渡ったとしても、一時的に助かることはあるけれど、結局「元の黙阿弥」になってしまう。
その点、マイクロファイナンスは融資ですから、貧しい環境から抜け出そうとする人の商売を後押しする。
自分で工夫し、自立する手助けをするわけですね。
金利は低く、投資としてのリターンは少ないですが、これは生きたお金の使い方だと思います。
ドイツの作家、ミヒャエル・エンデが提唱していた「利子のない世界」(利子分をみんなで分かち合おうという考え)に相通じる考えです。
BRICSの一つで、発展著しいインドは、厳しい身分社会で、それは経済にも反映されています。
経済格差を縮少させることが、階級制度のかきねをなくすまず第一段階。
インドのこの企業、利益はそんなに上がらないでしょうけど、ぜひ軌道に乗ってほしいです。
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