
2011年1月アーカイブ
以前、神戸新聞社の記者だった中平邦彦さんが書かれた本の中で、中原誠・16世名人について述べられていたことを正確にではないですが、記憶しています。
つらいとき、苦しいとき、あるいは普通の日常でも、頭の中にこの人の笑顔を思い浮かべたとき、心が明るくなる人がいる。
それが中原誠・16世名人だと。
中原さんは、活躍し始めた時期に「若き太陽」と呼ばれていましたが、まさにその笑顔は太陽そのもの。
当時の写真を見ても、周囲を照らすような温顔です。
04年の2月、当時の丸山―谷川の棋王戦の際に高知を訪れた中原16世と同席する機会がありましたが、間近に見る笑顔はとても魅力的で、オーラを感じました。
上の中平さんの言葉を中原先生に伝えると、照れた表情がまたよくて、幸せな気持ちになったことを覚えています。
日曜市の店主さんの中にも、笑顔を想像するだけで、心の中が晴れてくる方がたくさんいらっしゃいます。
ほんと心を和ましてくれる、すてきな方々が多い。
ただ、ここではたと気がつくのですが、どんな人でも笑顔は見ている人に好印象を与えますよね。
中原先生や日曜市のおばちゃんほどでなくても、笑顔と笑いは周りの人を明るくします。
自分が周囲にどれほどの笑顔を見せているかと考えると、心もとない気持ちになります。
笑顔の連鎖は、世の中を明るくする。
その端緒はまず自分からですね。
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昨日の高知新聞で、板垣退助が購入したルイ・ヴィトンの話が出てました。
後藤象二郎と一緒に買ったようですが、ツイッターの友人@oryo_sさんからは、「後藤さんのクチコミで板垣さんが買ったのだろうか」という質問。
2人のキャラクターからすると、新しもの好き、派手好きの後藤が買って、板垣に勧めたことが推測されますね。
@takada_sさんからは、「高知の人は好奇心旺盛ですか」と問われました。
ヴィトンを初めて買った日本人が土佐人であったということは、新奇なものを好む性格を表しているような気がします。
ただし持続性がない。
以前、高知市にスターバックスができた時には、人だかりと行列ができていました。
世界ではやっている「スタバ」でお茶を一回してみようということで、大げさに言えば全県から人が集まってきた。
たまたまスタバに寄ると、幡多弁が聞こえてきたので、おかしくなりました。
たぶん幡多地方から高速を通って、イオンでお買い物をして、スタバへというコースをたどったのだと思います。
とにかく新しいこと、新しいものには、触れるという好奇心旺盛なところは土佐人のDNAに残っているんじゃないでしょうか。
万次郎の渡米経験の伝播や、中江兆民のルソーの思想の紹介から自由民権運動に至る高知県人の行動は、新しいものを好む気質が反映されているような気がします。
スタバができたときの興奮が今は沈静化しているように、「熱しやすくさめやすい」ところもあります。
やはり南洋系、ラテン系だからでしょうか。
自分の中にもあるこの気質。
東北の人たちの粘り強さには、いつも驚嘆し、尊敬しています。
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3年前からつづってきたこのブログ。
きょうが1000回目になります。
街路市のことを主に書こうと心掛けていたのですが、ネタ切れということもあって、あっちに脱線したり、こっちに脱線したり。
思いつくまま、気の向くままつむがせていただいています。
約3年前に始めたこのブログ。毎日書こうと心掛けてきたのですが、なかなか1日も休まずというわけにはいきません。
本来なら、もう少し早く達成しているところ。
亀のように歩みがのろいながら、1000本にやっと到達しました。
1000というのは特別な数字だと聞いたことがあります。
千の風に乗って、千と千尋の神隠し、千手観音と、何やら宗教的なイメージも。
千本ノックというのもありましたね。
斉藤一人さんは「何でも(悪いことでなければ)千回やれば、いいことがある」と言っています。
文章の方は、この3年、このブログを起点としてさまざまな新しい友人、知人を得ることができ、ほんといいことがありました。
「ほぼ日」の糸井重里さんは、「ほぼ」といいながら毎日、「ハイハイQさん」の邱永漢さんにいたっては10年毎日執筆しています。
2人の大才に比べるのはおこがましいのですが、「続ける」という点で、できるだけ日々のつれづれをつづっていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
ここまで書き続けられたのは読んでいただいたみなさんのおかげです。ありがとうございます。
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全豪オープンテニスが、佳境を迎えていますね。
日本人選手も健闘しましたが、もう残っていません。
一回戦で敗れはしたものの、クルム伊達公子選手の活躍は見ていて、胸が熱くなりました。
40歳の参加最高齢にも関わらず、あの闘志。
もともとセンスのいい選手でしたが、随所に見せ場を作っていました。
伊達選手といえば、15年前の女王グラフとのウィンブルドンでの激闘が、今も目に浮かびます。
全盛期のグラフが、伊達の攻撃に立ち往生。
ライジングショットというほかの誰もまねができない技術を武器に、体力でまさる外国勢に挑む姿が感動的でした。
そのあと惜しまれながら、すぐ引退。燃え尽きたという感じでしたね。
3年前に37歳で復帰。その後も、シャラポワ、サフィーナという世界のトップを破るなど活躍しています。
ベルギーのキム・クライシュテルスも結婚、出産を機に引退後に復帰。
昨年、一昨年とグランドスラム大会の一つである全米オープンを制しています。
クライシュテルスの場合は、20代ということもありますが、引退前より成績がいい。
2人とも、ブランクに長い短いの違いがあるものの、テニスへの情熱がよみがえってきたのでしょうね。
ほかの選手を見たり、プレーしてみたりすることによって、体がテニスを欲していることに気付く。
伊達選手もグラフやナブラチロワなど、往年の名プレイヤーとの模範試合で、体に火がついたのでしょう。
好きで入った道でも、長年の転戦によって、ある時期テニスへ熱意を失ってしまう。
どんな仕事でもそうですが、誰でもどうしようもない徒労感や精神的疲労から仕事への情熱がなくなってしまう時期があるのではないでしょうか。
そういうときは、思い切ってある程度の期間休む。
休むことで、またモチベーションも戻ってくる気がします。
もともと好きな仕事なのですから、充電さえすれば、心と体が仕事を求め出します。
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今年の大学生の就職内定率が過去最低だそうですね。
でもこの数字はマジックがあって、日本史上もっとも景気が良かった今から20年前のバブル期の大学卒就職内定者と現在は、ほぼ同じだそうです。
一面、大学生の数は24年前が180万人、去年は280万人と大学生の人口が増えている。
大学生の数が増え、採用する人数が変わらなければ、就職内定率が下がるのは道理ですね。
従業員5千人以上の企業の求人倍率は0.47倍で、300人未満の企業では4.41倍とのこと。
大企業は人気で求人はそんなにないけど、中小企業には人が来ない。
きょう24日付の高知新聞19面の「原論」では評論家の斎藤美奈子さんがこの点、中小企業側にも問題があることを指摘しています。
会社概要自体に個性が感じられず、画一的なメッセージが多い。
「それでいて『求める人物像』の欄では、コミュニケーション能力の高い方、熱意のある方、チャレンジ精神のある方、柔軟性のある方など、注文のつけ放題」(斎藤さん)
「企業側にも、採用に対しての個性と熱意が必要である」と斎藤さんは説いています。
もちろん企業側、学生側それぞれに要望や事情があることは理解できます。
ただ、もし自分が今年就職立場だったらどうだろうと、よく考えます。
近現代史を見るとよく分かりますが、そのときに勢威があって、人気が高かった企業は、20年後、30年後はどうかというと、たいがい「選手交代」が起きてます。
例えば戦後まもなく盛んであった繊維業は、時間がたつと、自動車産業などに取って代わられる。
最近ではIT。世界の長者番付のトップ30にIT産業のトップが目立ちます。
今活躍している企業がずっと活躍している保証はない。
ここは「時代を読む目」が必要で、これから何が必要とされるか、よく研究しなければならないと考えます。
それには、世の流れを把握するのが大事で、ネットだけでなく、新聞を読むことが最も効果的であると、思っています。手前みそですけど。
ネットはある事象、トピックを深く読み込むための情報収集には長けていますが、個々の現象のつながり、連環を理解するには、日々新聞を読むことが最適でしょう。
さて、私自身は、何度もこのブログでも書いてますが、次世代に有望な産業の一つは農業だと思っています。
人間の生命を維持するには食料や水は欠かせない。
中国などアジアの新興国が発展するに従って、生活水準がアップし、豊かな食生活を求めるようになる。
日本の職人的な技術は農業にも生かされていて、安心、安全、おいしい食材がたくさんあり、世界的にも優位に立っている…ことなどからです。
肉体労働は厳しい。さらに自然が相手なので、思ったように成果があがらないこともあるでしょう。
でも自然の中で生活し、農作物を真摯に作り続けている方々のお顔は、美しい。
あの顔が、仕事の充実感と生きがいを表しています。
これから仕事に就くことを考えられている若い人たちには、ぜひ農業も選択肢のひとつに数えていただきたいですね。
そういった「美しい顔」に会いたかったら、一度日曜市を歩いてみてください。
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寒さも多少は緩んだものの、まだまだ気温が低いきょうの日曜市。
こういうときは「吉平のあわせしょうが」のお湯割りに限ります。
吉本さんのお店で求めて体を温め、散策しているとウェルカムホテル高知前の「夢産地とさやま」の出店で、ツイッター仲間の@charcologyさんにばったり会いました。
「激辛げんき生姜」を勧められ、食べると、これも体の中がじわーんとあったかくなってきます。
ショウガチップスでトウガラシも入っていて、お味の方もいけます。
@charcologyさんは勧め上手で、「あったまっていってください」と、道行く人たちに声をかけると、次々に人だかりが。
高知市土佐山の有機ショウガが原料で安心、安全。
軽いのでおみやげにも最適。こんど出張の時に活用しよう。
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カナダ在住の知人から、youtubeを通じて、ラスベガスの噴水の様子を送っていただきました。
今から12年前の2月、電子高知県人会の北米オフ会がラスベガスで開かれました。
全米から10人が集まり交流。話の花が咲きました。
このカナダ在住の知人も、参加者の一人。
ベガスに土佐弁が響き渡り、とても楽しい会合でした。
ラスベガスはカジノの街として有名ですが、ショービジネスの中心地でもあります。
大物歌手の公演やサーカスなどさまざまなエンタテインメントが行われる。
ラスベガスの大通りは歩くだけで楽しい仕掛けがいっぱい。
その一つが噴水です。
ただの噴水とはちょいと違って、音楽に合わせて踊るんです。
さすがはショービジネスの国だけあって、「水の振り付け」は完璧。
ダンサーがラインダンスをしているように見えて、とても愉快な気持ちになります。
賭博に興味のない人でも、楽しめる街、ラスベガス。
そろそろまた行きたくなる気持ちを抑えきれなくなってきました。
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昨日の佐川町からのNHK「生中継 ふるさと一番!」をご覧になった方も多いと思います。
「じちち」による町おこし。成功するといいですね。
それにしても多彩。
低温殺菌の「地乳」ミルクを初め、地乳鍋、地乳プリンや、カルボナーラまで。
こりゃ佐川町に食べにいかないかん。
奥山佳恵さんのレポートも相変わらず、手際がよく、殺菌のため牛乳瓶を入れる作業へのチャレンジなど、素早くこなしていました。
ラストは、近くの子どもをつかまえて、一緒に手を振るなど、ほんと気配りが行き届いていて、感心してました。
ご自身も小さいお子さんがいらっしゃるから、ああいった配慮ができるんでしょうね。
また高知にいらして、地元産品を紹介してほしいですね。
奥山さん、お疲れ様でした。どうもありがとうございました。
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きょうのNHK「生中継 ふるさと一番!」(午後0時20分~0時43分)。
黒潮町(土佐佐賀)からの中継でした。
カツオ一本釣りの漁法や仕掛けなどの解説と、漁師さんたちのおいしい食べ方を紹介。
あつあつのご飯にたたきを乗せ、しょうゆをたらしたうえで、お湯をかけていただくカツオ茶漬け。おいしそうでした。
レポーターは2年前の4月に日曜市のテレビ中継でご一緒した奥山佳恵さん。
その時以来の高知でしたが、歴史的な寒波襲来の土佐路での取材は気の毒ですね。
昨日は、自らのブログで雪の中で、四万十町名産のカボチャアイスを食べ、「おいしい、寒い」「寒い、おいしい」を繰り返すお茶目なところを見せていました。
今回も一本釣りとカツオ料理の醍醐味を明るく丁寧にレポートしていました。
ご本人は、カツオのたたきが大好物ということで、「これからは食べるとき、みなさんのご苦労を思い出し、感謝しながらいただきます」と、周囲の漁師さんたちに話されてました。
本来の「いただきます」の精神。
これは分かっていても、なかなか言えない言葉で、テレビのグルメ番組などでは、ついぞ聞いたことがありません。
私も奥山さんと同じ気持ちになるときがありますが、日曜市の生産現場を見せていただいたのが、あらためて「ありがとう」の精神に気付いたきっかけです。
奥山さんはFMの「あぐりずむ」や「ふるさと一番!」など1次産業に接する機会が多いので、自然とこういう考え方になったのでしょうね。
それと、たぶん親ごさんが食材を大切に考えていらっしゃる方だと思います。
「高知の食」のおいしさを全身で表現してくれている奥山さんの姿を見ていると、土佐人としては、とてもうれしい気持ちになります。
またぜひ、ゆっくり日曜市をご案内したいですね。
あすは、引き続き佐川町からの中継だそうです。
お昼時、お見逃しなく。
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ひやい、ひやい、ひや~い。
きょうの日曜市は、ほんとに凍えます。
近くの駐車場は氷点下だとか。
豪雪に見舞われている日本海や北の方々には、これぐらいの寒さで「寒い、寒い」と騒いでいるのは悪いと思いつつも、南国・高知は寒さに弱いのです。
店主のみなさんもさすがに寒そうでした。
花きを扱うお店を中心にお休みが多く、出店者も少なめ。
須崎道が通行止め(正午の時点)である影響も出ているのでしょうね。
「日曜市で会いましょう!」の山中明子さんのお店では、今朝方、野菜が凍っていました。
鮮度を保つ大豊とうふの氷も凍って、つながるという始末。
「氷は必要なかったかねえ」
いつも明るい明子さんは、大笑いしていました。
人も少ないので、きょうは店主さんたちとゆっくり話ができます。
会話して、心も体もあったまりましょう!
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「アンストッパブル」の映画評を書きました→こちらです。
危機に挑む人間の勇気と行動力。外部の仲間の協力となると、思い出すのが「ダイ・ハード」。
似ているなあと思ったら、同じ脚本家でした。
違うのは、人間対人間だったところが、人間対機械の対決になっているところですね。
相手が人間でないもの、例えば自然とか、災害とかでいうと、「ポセイドン・アドベンチャー」や「タワーリング・インフェルノ」の系譜の作品かも知れません。
「荒ぶる神」にどう対処するか。
これは、そう遠くない将来に起こるといわれる南海地震に備えておかなければならない高知県民にとって、人ごとでない問題ですね。
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うまい役者は、おなか回りが柔らかい
(長谷川博己さん 朝日新聞 「元気のひみつ」)
NHKドラマ「セカンド・バージン」で一躍脚光を浴びた俳優の長谷川博己さん。
朝日新聞の「元気のひみつ」の中で、整体師のいった言葉として紹介しています。
長谷川さんは、本格的に役者を始めてから、柔軟性の大切さに気付いたそうです。
「おなか回りが柔らかい」ということは、武道、芸道で大切とされる「丹田」の周囲が柔らかいということですね。
体の力を抜くことで、動きがしなやかになり、それぞれのパーツがのびのびと働くようになる。
人間の体というのは不思議なもので「柔らかく、柔らかく」と自分の内部に声をかけていると、ほんとに柔らかくなる。
声に出さなくても。
以前、パソコンで大量に文章を書くと、肩がこってしまって、バキバキになっていたのですが、「柔らかく」を意識して力を極力抜くように心掛けて以来、いくらキーボードを打っても全く肩こりを感じなくなりました。
さらに、長谷川さんは就寝前に風呂に入る際は、浴槽で正座しながら体幹を鍛えているそうです。
体幹を鍛えるというのは、武道でいう正中線、運動科学者の高岡英夫さんが名付けた「センター」の意識を高めているのだと思います。
この体軸を意識することにより、姿勢がよくなることはもちろんのこと、体の自由度が増すとそうです。
高岡さんは体をゆるめれば、ゆるめるほどセンターの意識が高まるとおっしゃってますが、まさに長谷川さんは、無意識にこれを実践しているわけです。
これからも体のキレのいい、いい演技を見せてくれそうです。
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タイガーマスクの主人公、伊達直人を名乗る人物からの児童施設などへのプレゼント。
全国的に流行の兆しを見せていますね。 高知にもとうとう現れました。
伊達直人だけではなくて、肝っ玉かあさんや矢吹丈やついには龍馬まで登場。
せちがらい世の中に、久しぶりに明るいニュースです。
まあ、流行ということで、まねしている人も多いでしょうけど、こういうまねなら大歓迎ですね。
名前を名乗らず、ヒーローなどの名を借りての行為は適度の含羞(がんしゅう)を含み、ほほえましい。
一過性ではなく、広がりを持ってくればいいんですけどね。
というのも、個人の寄付を見ると、日本はアメリカの100分の1しかありません。
もちろん宗教上や文化、徴税システムの違いが背景にはあります。
アメリカは、勝者が総取りの格差社会なので、お金持ちが、お金のない人に寄付することで、バランスを取っていることもあるでしょう。
でも、日本にももう少しこういう寄付文化が普及した方が、社会が住みやすくなると思います。
個人的には、そのままの寄付よりお金がより生きる形の資金提供の方がしっくりきます。
例えば金融NPOとか、グラミン銀行的な、商売の元手にお金を提供し、商売の成功に協力する形。
生計の道を立てるサポートなら、単にお金を提供するより、生きるお金になるように思います。
もちろん教育施設(児童養護施設はもちろん含まれます)や医療機関への寄付は、子どもの成長や患者さんの心の緩和といった目に見えないリターンがあるので、上記の資金提供に類する形。
昨年末紹介した 「笑顔で支える山谷のホスピス」の山本美恵さんの「きぼうのいえ」への寄付を考えているところです。
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本当に大事なことは文字にしてはいけない。
言葉とは魂だからだ。
(万城目学著、幻冬舎文庫「鹿男あをによし」)
「鹿男あをによし」は万城目正さんの小説。
鹿に話しかけられた青年教師が、日本を救うため、奮闘するというファンタジーです。
テレビドラマにもなったので、ご存じの方も多いと思います。
古都、奈良が舞台。卑弥呼から伝わる三角縁神獣鏡にまつわるミステリーを軸に、武道、恋愛も絡んで、みごとな構成の作品です。
原作ものは、ドラマにすると、余計な手を加えたりして、原作の持つ輝きをうまく表現できないことが多い。
しかし、その点、このドラマは原作の世界を忠実に再現しつつ、広がりを持たせることに成功しています。
「人間という生き物は文字にして残さないと、何もかも忘れてしまう。本当に大事なことは文字にしてはいけない。言葉とは魂だからだ」。
卑弥呼との約束を忠実に1800年間守り続けている鹿の言葉。
ドラマでは出てきませんが、深く心に刻まれました。
「ことば」は「言霊(ことだま)」。魂を伝えるものなのですね。
肉声の感情がこもった言葉は、深く心に届くことがあります。
文字だけでは伝えきれないものを、伝えていくのが口伝なのでしょう。
そういえば、日本最古の歴史書である古事記も、古くから伝わる口伝をまとめた書物でした。
歴史学者の醍醐味は、太古の文字に残された、いにしえの言霊を再現することなのかも知れません。
そう考えれば、非常にロマンティックな学問ですね。
相手に真情を伝えるのは、言葉を操る流麗さやテクニックではない。
当たり前のことですが、あらためて自戒。
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きょうの日曜市は朝方冷え込みましたが、午後にかけて、気温が戻ってきて過ごしやすい1日。
三連休の中日のせいか、訪れるお客さんの姿も、やや多めに感じました。
きょうは今年の初市で、お店の方々に新年のごあいさつ。
今年もよろしくお願いします。
「日曜市で会いましょう!」の山中明子さんもいつもの笑顔。
山中さんのネタに便乗してフキノトウの写真です。
天ぷらにしてもおいしいとか。
フキノトウが出てくると、春を連想します。
雪を割って出てくるフキノトウ。
季節は寒い冬でも、自然は着々と春に向けて芽吹くエネルギーを蓄えています。
エネルギー充てん120%の波動砲ではないですが、「地に潜む者」としてはそろそろ、芽を出したいですね。今年は。
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通貨は人類の最大の発明の一つです。
普遍的な値段を付けることにより価値の特定(需給の関係によって、それが高まったり低くなったりします)。運びやすい。
物々交換から始まった商取引に、いつでも、どこでも、好きな時に買える、売れるという利便性をもたらした。
そして売れる商品を開発した者は富を蓄積できる。お金持ちになれる。
市場経済の発展に伴って、富の偏在が課題になってきました。
歴史を見ると、この富の偏在を修正しようとする力が、革命につながったこともあります。
近代国家というのは、資本主義、社会主義、共産主義の体制に関わらず、富の偏在を「ならす」ことが一つの重要な仕事になっています。
しかし、「悪平等」という言葉もあるとおり、これが行き過ぎると、働く者の意欲、モチベーションに影響し、生産性が落ちてしまいます。
現在のところ、ほどほどに富の偏在を認め、ほどほどに「ならす」中庸政策が有効だと思われます。国のバランス感覚を問われますが。
お金は潜在的に「お金がお金を産む」という機能を内在しています。
例えば、銀行預金。銀行は簡単に言えば、われわれが預けたお金を集め、投資することによって利益をえる。
その見返りに利子を払う。
この「利子」が「お金がお金を産む」魔法の杖で、資産家は、ほぼ例外なくこの杖を活用しています。
対価として支払う利子。非常にうまくできたシステムですが、一方で富の偏在を加速する。
景気がよくなるということは、ひと言でいうとお金の循環がよくなることですね。
でも例えば、日本のように、銀行がリスクを恐れて投資が滞るとお金が回らなくなり、景気がなかなかよくなりません。
資金が退蔵されている状態になるわけです。
その退蔵された資金を市場に流すために、「時限的貨幣」「腐る貨幣」を考えた人もいます。
一定の時間がたつと減価する貨幣ですね。
持っていたら価値が減るのであれば、普通はどんどんお金を使う。市場にお金が出てくる。景気が良くなるという仕組み。
これをさらに一歩進めると、いっそのことお金を無くしてしまえばどうか。
そしてみんなが好きな職に就くことで、みんなが生み出したモノ、サービスが世界を回る社会…。
自分が創出したモノがサービスが多くの人に受け入れられれば、さらに意欲がわく。
働く人のモチベーションを中心にした世界…。
世界中の人々の生活水準の底上げが条件ですが、長い時間を経て、人類はこの方向に向かっていくような予感がします。
おもいつくまま、まとまりのない文章になってしまいました。
経済素人の妄想に、ここまでつきあっていただいて、ありがとうございます。
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年頭から経済関係の記事に目を通していると、何となく、何となくですが、やや薄明かりが見えてきたような気がします。
お正月休みは、ぼ~とするのが楽しみの一つ。
そんな中で、ふと頭に浮かんできたのが、「お金のない社会」の夢想です。
確か本田健さんの「スイス人銀行家の教え」に出てきたと記憶していますが、例えばこんな世界。
ある朝起きたら、お腹がすいた。そこで近所のパン屋さんへ。
パンの焼ける香ばしい、いいにおい。
カレーパンにアンパン、フランスパンも食べちゃえ。
店員の人に包んでもらって、「ありがとう」と、そのまま外へ。
近くのカフェに入って、コーヒーを飲みながら、豊かな気分で朝食。
カフェのご主人は、うまいコーヒーを入れるための技術を30年以上磨き上げた人。
「きょうのコーヒーの味はまた格別」というと、満面の笑みを浮かべるご主人。
お腹も満たされ、幸せな気分で、近くの本屋さんへ。
店の親父さんが、「君の大好きな作家が新作を出したよ」というので、さっそく購入することにした。
さあ、家に帰って仕事をしてから、ゆっくり本を読もう。
カフェへのパンの持ち込みはともかく、いつもあるような光景。
…でも決定的に違うのは、ここまで一切のお金のやりとりがないこと。
みんな自分がやりたいことを仕事にし、作り出したモノやサービスをシェアする世界です。(続く)
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大和市の企画展「漫画家・村上もとかの世界」に行ってから、「龍(RON)」がまた無性に読みたくなって、読み継いでいます。
15年にわたり連載された40巻以上ある超大作で、情報量も多いことから、なかなか前に進みませんが。
日本から中国に渡り、昭和初期から終戦までを中心に、日中混血の押小路龍が活躍する大河ロマン。
日中の社会情勢や日中戦争、2・26事件、東北の飢餓などがバックグラウンドとして描かれ、近代史の勉強になります。
昨年10月、上海に行ったばかりなので戦前から戦中の「魔都・上海編」は特に興味深かったです。
思想家、北一輝や満州国の影の実力者といわれた甘粕正彦のほか、ラストエンペラーの溥儀、周恩来、毛沢東、鄧小平、スターリンら実在の人物も数多く登場。
魯迅を助けた内山書店店主、内山完造も出てきてうれしかったです。
剣道、少林拳、太極拳などの武術や、戦前のキネマ全盛時代の映画作り、京都・祇園の様子などが活写され、膨大な史料を読み込んだ労作であることが分かります。
龍の活躍する立場も、武術専門学校の生徒、満州航空社長代理、上海ギャング団の幹部、馬賊の頭目と変転し、「男の子」なら誰しもわくわくするストーリー展開。
またヒロインが魅力的なのですね。
のちに龍と結婚する岩手の貧農出身の田鶴ていは映画スタアに。
彼女の壮絶な役作り場面は圧巻でした。
特に娼婦(東北から身売りされた女性が多かった)を演じる際に、自らも同じ境遇であったことから、その悲しみを演じきると決意するシーンには、何度読んでも涙腺を刺激されます。
もう一人のヒロインが舞妓出身の小鈴。龍の叔父、卓磨に囲われ、のち満州に渡り数奇な人生を歩む。
ていを太陽とすれば、小鈴は月ですね。
考えて見れば「JIN-仁-」も同じ構成。橘咲が田鶴ていで、小鈴が野風。
女優と女医、舞妓と花魁という対比です。
このほかにも魅力的なキャラクターが。
この作品の何よりも優れている点はバランス感覚。
右でもなく、左でもない。悪人、善人あまた登場する人物が人間くさくて、リアリティがあります。
そして心に虚無を抱いた人間が多々出てくるのも特徴。
この虚無感があるから、情熱的な龍やていが際だつ仕掛けです。
このところ話題になっている日中の前史を復習する意味でも、日本人なら一読すべき作品。
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あけまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
正月3が日は、ブログをお休みしていました。すみません。
昨年は龍馬にわいた1年でした。「土佐・龍馬であい博」も今月10日で終了しますが、これからまた「志国高知 龍馬ふるさと博」が3月5日から来年3月31日まで開催されます。
「もう龍馬からは、離れて」との声もありますが、「まだまだ~!」(上川・慎太郎)
「龍馬伝」で使われた坂本家のセットも移築されるそうです。
そうこうしているうちに3カ月後の4月からは、「JIN-仁-」も始まります。
コミックスを読んだ方は、ご存じだと思いますが、龍馬暗殺をどう防ぐかが軸となって、物語が展開します。
「龍馬の生かされ方」がすてきで、涙腺を刺激されてしまいました。
龍馬はこれからも、何度も物語の中に登場し、演じる役者さんの体や小説、漫画を通して、ずっと生き続けるのでしょうね。
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