
2011年5月アーカイブ
満尾さんのコメントに触発されて、考えたことです。
幕末、大政奉還前に、幕府の諮問機関として機能した四侯会議の四侯は、松平春嶽(越前=福井)、島津久光(薩摩=鹿児島)、山内容堂(土佐=高知)、伊達宗城(宇和島=愛媛)。
幕末の四賢侯が母体なのでしょうが、薩摩の名君、島津斉彬に代わって死後、殿様になった久光が入っています。
内田樹さんの「街場の中国論」によりますと、江戸時代、三百諸侯といわれるように、日本国内には三百以上の国(藩)がありました。
それぞれの国では、殿様を補佐する官僚群が支えていた。
君主を含めて、国を運営するのに帝王学の修業を代々重ねていたわけです。
その中での四賢侯のような優秀な殿様は、いつでも将軍様の代わりができた。
今で言うなら、総理大臣予備軍が300人以上いたということです。
内田さんは、日本がアジアの中で一番先に近代化を成し遂げた一つの要因は、江戸期を通じて醸成された小さなたくさんの独立国にあったと推論しています。
幕藩体制は中央集権ではなく、地方分権。
豊臣秀吉は日本統一のスピードを上げるため、恭順するものはこれを許し、敵対するものだけ征伐をするスタイルを採った。
これが徳川家康の幕藩体制に受け継がれています。
織田信長は、中央集権主義者ですから、もし彼が明智光秀に討ち取られずに、お隣の中国のように中央集権的な政権を打ち立てていたら、ひょっとしたら日本の近代化は遅れ、西洋列強の植民地になっていたかも知れません。
内田さんは幕藩体制に類似したものとして、ユナイテッド・ステイツ、アメリカ合衆国を挙げています。
確かにオバマさんを除いて、最近の歴代米大統領は州知事経験者が多い。
米国の力の源泉は、いつでも大統領の職務をこなせるリーダーが50人以上いることにあるということになりますね。
中央集権は平時には強いけど、世の中が激しく変化している際には弱い。
最近のネットコミュニティの隆盛は、世の中が垂直統合的な中央集権から、水平的な地方分権に移る歴史の予兆ではないかと感じています。
この件については、また稿を改めまして。
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「JIN―仁―」も佳境を迎えてきました。
先週は長崎で龍馬と再会した南方仁は、幕府軍を迎え撃つ長州へ。
イギリスと薩摩を通じて最新鋭の武器を長州に提供した龍馬。
そんな武器商人のような龍馬に仁は不審の目を向ける。
仁には同じ国同士の殺し合いが耐えられない。
「昔の龍馬さんじゃない」
「今、ここで幕府をたたいておかないと、こちらがつぶされる。なんぼ、新しい、いい考え方をしちょっても、つぶされてしもうては、なんにもならん」
「暴力は暴力を生む。暴力で勝ち取った政権は暴力で滅ぶ」
原作には仁が龍馬と対立するシーンはありませんが、この対決は永遠の命題です。
どちらにも理があるように見える。
古来から、洋の東西を問わず革命はほとんど、武力を伴っています。
ちなみに「レボリューション」を「革命」と訳したのは日本の幕末から明治にかけてのの知識人。
土佐の中江兆民あたりかも知れません。
中国古来の「易姓革命」から採った言葉です。
革命は天命を革(あらた)める。
易姓革命とは、徳を失った王朝が天に見切りをつけられ、新しい王朝ができること。
皇帝の姓が易(か)わるのですね。
中国の歴史は、ざっくり言ってしまえば、旧王朝の悪政→農民の疲弊→各地で反乱→新王朝の成立、の繰り返しです。
現在の中国政権までそれは続きます。ですから今の政権は「地方の反乱」にもっとも神経質になる。
それはともかく、無血革命は中国神話時代の堯(ぎょう)舜(しゅん)の禅譲くらいしかない。
禅譲(ぜんじょう)とは自分の血筋でない有能な臣下に帝位を譲りわたすことです。
これは「王道」で、理想とされていますが、現実的には政権に取って代わろうとする人たちは権謀術数と武力を用いた「覇道」を選ぶ。
幸いなことに日本は中国と違って明治政権ができたあと、局地的な戊辰戦争や西南戦争はあったものの、国を二分するような大きな内乱はなかった。
ただ仁先生の考え方からすれば、政府の「暴」は外に向かい、やがては、国は壊滅的打撃を受けた、とも言える。
たぶんこれから仁は「暗い渦の中にいる」龍馬の灯りとなり、無血革命の大政奉還への着想に、つながっていくのでしょう。
龍馬らが夢見た大政奉還は、その後、薩長と幕府がぶつかった鳥羽伏見の開戦によって無に帰したように見えます。
でも、大政奉還がなかったら、薩長と幕府が、がちんこで戦っていたら、戦いが長期化していたら…。
歴史にイフは禁物ですが、ひょっとしたら介入してきた欧米列強の植民地になっていたかも知れない。
そうはならなくても、国民が大きな傷を受けたことは間違いないでしょうね。
大政奉還は決して無駄ではなかったと思います。
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台風襲来のきょうの日曜市。
テントを立てている露天市なので、風にこじゃんと弱い。
今回迫っている台風2号は、高知県のど真ん中を通るので、下手をするとテントが吹っ飛びます。
ということで、きょうも一応、市(いち)には出てみましたけど、休んでる店が多かったです。
高知は「台風銀座」といわれ、とにかく台風が来ることが多かったのですが、最近はあまり、直撃がありません。
台風は身構えていると遠ざかり、来ないと思って、気を許していると、猛威をふるってくる。
以前、土佐清水にいたとき、海沿いの道で車を運転していたときのこと。
突然、ふわっと車体が浮いたのです。
そのままくるくると3回転。
いやあ、肝を冷やしました。
もし対向車が来ていたら、あるいは、海に飛ばされていたら…。
自然の巻き起こすエネルギーには、冷静に謙虚に対応しましょう。
特に台風に慣れていない都市部の方とか、洗礼を受けたことのない地域の方々は、くれぐれもご注意を。
荒れた海を見に行く。
増水している川に近づく。
台風襲来の最中に外で戸を打ち付ける。
などといったことは、しない方がいいです。
嵐が過ぎゆくのをじっと待つのが、台風襲来時の基本です。
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高知もきのうから梅雨入り。台風が近づいてきて、湿度も上がり、不快指数が上がっています。
梅雨ってなぜ、「ウメの雨」と書くのでしょう?
中国では黴(カビ)のはえやすい季節ということで黴雨(ばいう)と呼ばれていた。
それに梅(ばい)の字があてられられたという説があるそうです。(語源由来辞典より)
もう一つの説には「梅の熟する時期」という意味から付けられたというのがあります。
どちらかというと、後者の方がしっくり来ますね。
日曜市にも梅がたくさん出回ってきました。
昔の日の丸弁当には、中央に梅干しがすえられていました。
見るだけでつばがわいてくる。
酸っぱい味は、食欲増進につながりますね。
古人は、体調を崩しやすい梅雨の時期に、梅を食べることで、元気を取り戻していたかも知れません。
「梅雨には梅を食した方がいいよ」という意味を込めて「梅雨」と名付けられたのかも。
そんなことを連想し、「すっぱい、ウメー」(ベタで申し訳ない)と言いながら、きょうも梅干しをおいしくいただくのでありました。
それにしても台風が接近する今度の日曜市は大丈夫かなあ。
風と雨に弱い日曜市。心配です。
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長期戦になった福島の原発対応が心配ですね。
地元の人の健康状態も懸念されていますが、風評被害も甚大です。
外国から見ると「日本全土が放射能におおわれている」という印象なのでしょう。
マスコミは、極端なところをクローズアップするのが仕事ですから、大災害が起きると、こういうイメージが喚起されるのは、ある程度やむをえないと思います。
昨年、尖閣諸島問題で、日中がもめている時期に上海に行きましたが、反日デモなど、とんと見かけることはありませんでした。
現地の人は日本式のラーメンに群がっているし、日本家電は相変わらず人気だし。
聞くと見るとは大違いではなくて、見ると「いって見る」とは大違いです。
冷静に想像力を働かせるしかないですね。
福島の方々のご心労は、こちらの想像を絶しているでしょうが、ふと頭の中に浮かんだのは、66年前に被爆した広島、長崎の方々のこと。
原爆が投下された直後には、「100年間、草木もはえない」といわれていました。
今は緑におおわれている広島市、長崎市。
福島の状況を見て、原子爆弾で被爆した方々が、どんなに風評被害的なものに悩まされ続けてきたかと思い当たり、がく然としました。
井上ひさしさんの戯曲「父と暮らせば」では、被爆した主人公は、好きな人がいるのに、結婚には消極的です。
ひょっとしたら、子孫に影響が出るのではないかと、身を引くことを考える。
その姿がいじらしくて。
原爆の悲惨なシーンを描かずに、核兵器の非情さを、これだけ胸に響く形で訴えかける原爆に関わる物語をほかに知りません。
被爆して生き残ったとしてもたぶん、この主人公のように、結婚を断念したり、いわれない差別が多数あったことでしょう。
時、立場、場所が違えば、ひょっとしたら、自分も被爆する立場になっていたかも知れない。
核兵器の被爆者だけでなく、福島で現在不安の日々を過ごす人々に対しても、これから想像力を働かせていきたいです。
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先日、上京して感じたことです。
●電車が暗い
とにかく節電のため、日中は電車の電灯を暗くしています。
今なら智恵子さんも「東京には灯りがない」ということでしょう。
意味が分からない人は→こちら。
今までが明るすぎたかもしれません。
これに慣れたら不便は感じないのでしょうね。
●銀座の中国人が減った
震災前の銀座は、たくさんの中国語が飛び交っていましたが、今は「ちらほら」程度です。
原発問題で、日本は海外旅行者から敬遠されているようですね。
でも早晩、原発は落ち着いて、徐々に外国人も戻ってくるようになると思います。
逆に日本人にとっては、銀座など東京の繁華街を静かに散策を楽しむチャンスかも。
落ち着いてお買い物ができる。そのお金は、巡り巡って日本の経済を活性化させます。
歩行者天国の銀座を歩きましたが、混雑はしているものの、普段に比べるとやはり人通りが少ない。
たまには「銀ブラ」(古いなあ)してみましょう。
●高知―東京の飛行機がすいている
普段ならもっと多いはずなんですけどねえ。
飛行機のお客さん。
会合などの自粛と、不安心理によって、上京する人が減っているのでしょうか。
普段は飛行機まで遠い羽田の高知行きターミナルも、今回は近かったし。
ほんとに、普通は羽田空港内を20分ぐらい歩かされますからね。
利用者が少ない路線は遠くなる。悲哀をいつも感じているんです。
それじゃ、これから日曜市ファンが急激に多くなり、高知への観光客がどっと増えて、ターミナルを近くしてやろう。
「信長の野望」ならぬ「長宗我部の野心」です。
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少額の資金をたくさんの人から集め、企業やNPOを支援するマイクロファイナンス。
東日本大震災版があるのをご存じですか?
ミュージックセキュリティーズが取り扱っている「セキュリテ被災地応援ファンド」。
津波で壊滅的な被害を受けた宮城県気仙沼市の中小企業をサポートするファンドです。
最低出資額は5000円で、手数料が500円。応援金という寄付5000円がついて、併せて1万500円が一口になります。
寄付という形での支援もありますが、こういったファンドも被災地の強力な応援になります。
ファンドの利点としては出資という形を取るので、元本割れのリスクもあるけど、リターンも見込めます。
復活したときの第一号商品を送ってくれるような特典もあるし。
寄付は、自分が出したお金がどんなふうに使われたかは分かりません。
でもファンドだと、目論見書などから出資金の流れが分かりやすい。
また、ある程度長期の間の付き合いになるので、定期的に来る報告から、企業の運営状況、復興の様子が見られます。
これは、出資者の長く伴走する、寄り添う意識につながります。
さらに企業が元気になると地域に雇用が生まれる。
本来ならば銀行が資金を回す役割を担っているのですが、ダメージが大きい中小には、なかなかお金が回ってこない。
本当のところは、個人がリスクを取って、気に入ったり、応援したい企業をサポートするのは投資の本来の形ではないでしょうか。
先日、このファンドの説明会に行く機会がありました。
満席で立ち見の状態。
こういったファンドに共感する人の多さを、心強く感じました。
説明者している中で、最も強く印象づけられた企業は、水産加工業の斉木商店です。
「震災後の海はきれいだった」と津波を起こした海に恨み言をいわず、「海があることが私たちの希望だ」。
「震災後の壁はとてつもなく厚いが、それを破るためにはエネルギーがいる。そのエネルギーをファンドのお客さんにいただいた」
「いい経験をさせてもらったと考えて、前よりさらにいい街に」
潔く、前向きなエネルギーが感じられて、胸を強く打たれました。
斉木商店さんはすでにファンドの申し込みがたくさんあり、受付は終了してます。
しかし、ほかの参加社も工場が全壊したり、大きな被害を受けたところばかり。
よろしかったら、内容を吟味した上で、サポートをお願いします。
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エレベーターホールでひしと抱き合い濃厚なキスを交わす若い2人。
運悪く(運良く?)その場面に飛び込んだおじさんはどういう対応を取ったらいいのか、どぎまぎしてしまいました。
先日行ってた東京のホテルでの出来事。
人の気配に気付いた男性は「窒息するかも知れないと思っただろう!」。
見せつけてくれるじゃないか。
部屋に入るまで待てないという気持ちは分からんでもないが。
中国ではこういう光景は見慣れているけど、日本も中国化しているのかな。
先日読んだ本の中では、公共の場の意識があまりない中国人の話を読んだばかり。
ただ、中国の人は私的空間、例えば部屋の中とかは、きちんとかたづけられていて、いつでも友人や恋人が来ても大丈夫なようにしているらしいです。
日本人は公共の意識は強いが、プライベートの空間は、ちらかし放題という人が多いとか。
人にもよりますけどね。
日本は職場とか、公共の空間での同調性が高いため、常にプレッシャーを受けている。
ですから、私的空間は開放的になるということらしいです。
でも、最近は電車の中で化粧する若い女性や、駅のホームで、地べたにすわっている若い男性なども見かけます。
「私的空間」が公共の場まで広がってきているようです。
まるでおうちにいるような感じ。
公を大事にする日本、私を中心にする中国と、どちらもそれなりに公私の境界をはっきりさせて、めりはりをつける点では納得がいくのです。
しかし、エレベーターホールの2人のように、果てしなく私的空間が広がってくると、そのうち衝突が起こったり、ぎすぎすしたりしてくるんではないかと、おじさんは心配します。
先の震災のときは、公の場で節度を持って行動する人が多かったので、今のところはその懸念は杞憂でしょうけど。
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iPadがほしくて、ほしくてたまらなかったのですが、「まあ待て。はやりにすぐ乗るな」とはやる心を抑えて、我慢していたところ、満を持してのiPad2登場です。
すぐに注文を入れました。とはいっても、さすがに3G回線までは手が届かず、Wi-Fiのみです。
機動性の面でやや難がありますが、iPhoneと併用なら、これで十分。
いやあ、軽いですね。それに薄い。サクサク動きます。
クロームブックも登場しているので、ネット専用のこういった機器が、ノートPCに取って代わる日が近づいてきたようです。
一番見てみたかったのが電子ブック。
早速「青空文庫」を読んでみる。いいですね。
やや目にきついかなという印象ですが、光量を調節し、反射を防ぐフィルムを貼り付ければ、大丈夫のような気がします。
これであいた時間は名作に親しむことができる。
楽しみにしていた「将棋世界」も試みに1冊購入してみました。
2010年12月号。
藤井―羽生の王座戦はじめ、里見香奈女流名人と佐藤康光九段との対局や先日亡くなった団鬼六さんのエッセイなど、やはり面白い。
以前は購読してたんですけど、場所を取るので、泣く泣くやめてました。
しかし、電子書籍なら本のスペースを取ることはないし、これから購入しようかな。
この電子版「将棋世界」。特筆すべきは図が動くことです。
将棋は棋譜(指し手の記録、スコア)があり、勘所の図面が載っているのですが、棋譜を頭の中で追うのがなかなかたいへん。
それが図面を左タップすると前に戻り、右タップすると棋譜が進められる。
この機能は革命的ですね。またちょっと将棋が指したくなりました。
いろいろ試しているところで、また面白い発見があれば、報告します。
さて、明日から東京です。震災後初めての上京で、ちょっと緊張。
ブログが更新できればいいんだけど。
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きょうの日曜市は快晴。
涼風がやや強く吹いていたので、さほど気になりませんでしたが、日差しはすでにきつくなっています。
きょうもお客さんが午前中からどっと。
午後はちょっとすいてきましたが、相変わらずの日曜市人気はうれしい限りです。
白い皮とすっぱみ甘さのハーモニーがすばらしい小夏(コナツ)は今が旬。
メダカが涼しげに泳いでいました。
おじゃこの中田遊亀商店では、かわいい4代目?が。
4代目は冗談ですが、おじさんは見た!
おじゃこを口に入れているのを!(もちろん売り物ではなく、ボク専用のおさらが用意されていました)
今からおじゃこ好きだと、カルシュウム十分で、お父さんと同様に健康で丈夫な体を持った人に成長することでしょう。
恥ずかしがりなんですね。
お父さん、頼られっぱなし。
頼りがいのあるお父さん。いい笑顔です。
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4月から6月のドラマクールは「JIN―仁―」に集中しています。
薩長同盟にも、仁先生が絡んでくるのが、なかなか面白い構成。
日中には前回シリーズを再放送していますので、録画を寝る前に見るのが楽しみです。
江戸時代にタイムスリップした南方仁医師には、さまざまな歴史上の人物との邂逅(かいこう)がありますが、浜口儀兵衛(濱口梧陵)もその一人。
儀兵衛は醤油製造業の浜口儀兵衛家(現・ヤマサ醤油=仁が「あったんだ!この時代から」と言ってました)の当主で7代目。小泉八雲の「稲むらの火」のモデルです。
1854年の安政南海地震で、地元である紀伊(現・和歌山)の広村に津波が襲来した際には、自分の田の稲わらに火をつけ、村人を高台に誘導し、多くの命を救ったことで知られています。
またその後、彼は被害の復旧に努め、最大級の堤防を作り、私財を惜しみなく投入しました。
東日本大震災に遭遇した今、極めて示唆的です。
商いで得た巨富を洪水で苦しむ庶民を守るために堤防を築くことに使った、中国古代の大商人、白圭を連想しました。
医療への支援にも心をくだき、西洋種痘所が焼失した時には、300両を寄付しています。
ドラマでは、ペニシリンを作ることに成功した仁が、さらに強力な薬効を目指して、儀兵衛に援助を求めますが、「あなた様の器がどれほどのものか、見せていただきたい」と言われてしまいます。
坂本龍馬ら周囲の協力もあって、紆余曲折の末、400両の資金を得た仁に、儀兵衛は「あなたの器はさほど大きくない。だが、よほど美しい器なんでしょうな。それで、誰もが守りたくなる。助けたくなる」。
ドラマの中で、好きなシーンの一つです。
前段では龍馬の交渉力と器の大きさを描き、この場面に持ってくる構成も見事です。
仁は現代医療の知識を持っている点で、幕末では超絶の医師ですが、「普通の人」なのがいい。
大きくも美しくもない器の身としては、心掛け次第では、少しでもおのが器を美しくすることができるかな。
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きょうの高知は大雨が降るという予想で、木曜市も出店者が減っていました。
しかし昼には、からりと晴れ上がって、活気が出ていました。
それにしてもむしむしと蒸しかえるよう。
ゴールデンウイークが終わったかと思うと、梅雨に突入か。
うっとおしいですが、この水、水分があるおかげで、木々の緑が青々としているのですね。
「日本人は水と安全はただだと思っている」と以前、ずいぶんといわれてたものですが、確かに、水のありがたみということに、鈍感になっているかも知れません。
水は体に必要だし、農業には不可欠だし、もちろん工業にもいる。
水が豊富な国に生まれたのは、ものすごく幸運なことです。
発展著しい中国は深刻な水不足が心配されています。
工業、農業と水はいくらあっても足りません。
工業の発展による環境汚染も問題になっています。
中国の水に関連する産業はこれから大発展することでしょうね。
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第40回日本漫画家協会賞は、大賞に、くさか里樹さん(香美市土佐山田町)の「ヘルプマン!」(講談社)、特別賞に「まんが甲子園」などの取り組みで高知県、参議院議長賞に西原理恵子さん(高知市出身)の「毎日かあさん」(毎日新聞社)と、高知県関連の作家や自治体がトリプルで受賞しました。
全4賞のうち、高知に関係のないのは、文部科学大臣賞の萩尾望都さんだけ。
昨年の大賞は四万十市出身の安部夜郎さんですから、「高知は漫画王国」というキャッチフレーズも、あながちおかしくないかも。
うれしいですね。
高校のペン児たちが集う「まんが甲子園」も今年で20回ですか。
これまで運営存続の危機もあったけど、関係者のご苦労が報われた気がします。
受賞理由は「漫画というコンテンツの未来を支えたことに感謝すると共に、これからも末永くよろしくお願いしたい」。
できるだけ長く続けてほしいですね。
それにしても西原理恵子さんが、今年から新たに設けられた「参議院議長賞」とは。
権威、権力に逆らう西原さんとのミスマッチ感があって、なにやらおかしい。
ご本人のコメントは「いただけるものは何でもいただきます。ありがとうございます」。
らしいですね。
漫画家協会の理事長のやなせたかしさんをはじめ、たくさんの漫画家を輩出している高知県。
土佐人はいい意味でも悪い意味でも、個性的な人物が多く、チームワークが苦手な人が多い。
その個性を十分に生かせる職業の一つが、漫画家なのではないかと考えたりしました。
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道の駅のおかみさん市のバイキングがおいしかったので、今度は南国市に行ってみました。
「道の駅 南国風良里」。
農家レストラン「まほろば畑」のバイキング。
行列ができるほどの人気だそうです。
順番のカードをもらって、しばし時間待ち。
やはり、高知は龍馬とはりまや橋です。
こんなところに、はりまや橋があるとは思わなかった。
「道の駅」めぐりはなかなか楽しいですね。
定刻になったので、若い番号から順に店内に。
メニューはちらし寿司に、イタドリのピリ辛いため、サンマの揚げ煮、シシトウとピーマンのジャコいため、ダイコン甘酢漬け、キュウリのワサビ漬けなどなど。
5つのグループの農家のおかみさんたちが輪番制での手作り料理。
十和と同じく、どれもこれも、たくさんいただいては、すぐに平らげてしまいました。
とりわけ気に行ったのが、ダイコンの甘酢漬け。
おかみさんの足の大きさほどあるという、この地で取れたみずみずしいダイコンを使っています。
高知は食材が豊富で、しかも新鮮、おいしい。
こういったおかみさんグループが各地で同じような取り組みをすでに始めてますが、料理のおいしさはもちろんのこと、それぞれの土地で取れる野菜や特産品の非常にいいアピールになりますね。
日曜市でも応用が利かないかな。
火を使うので、お店の中での調理はなかなか難しいですけど、そばで料理の素材を販売したら一石二鳥なんだけどなあ。
「道の駅 南国風良里」レストラン。毎週火曜日の午前11時から午後2時まで。
料金は大人千円。小学生700円、3歳児以上の小学生入学前の子どもは300円です。3歳未満は無料。
お問い合わせは南国市農林課(088・880・6559)まで。
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全国的にもきのうは気温が上昇したみたいですけど、高知も暑かったです。
本山町と西土佐の江川崎では、最高気温が30度に達し、高知県内で初めての真夏日。
高知市も25度を超え、一気に夏に突入した気分です。
つい1週間前までは、まだひんやりしていたのに。
高知の夏はこれから長いんです。
これから6、7、8、9月まで夏っていってもいい。
1年の3分の1が夏ってことか?
昨年は酷暑だったので、ことしも同様だと考えるとちょっとげんなり。
今年は何か涼しくなる工夫をしてみよう。
電力節約せないかん昨今、できるだけ冷房を使わないで。
考えられるのは
●風鈴を置く
風流ですねえ。ただ昨今は、風鈴の音がうるさいという人も増えているので…
●水の音を流す
これは清涼感あるかも。
●脇の下に冷えピタを貼る
これは効きそうだが、めんどうなのが玉にきず。
●半ズボン、短パンで出社する
クールビズもここまでいくと…。
●涼しげな美女のポスターを貼る
夏目雅子さんあたりかな。でも「クッキーフェイス」だから…。武井咲さんか。「咲は悔しいのでございます。『コロリ』と戦っている方々がいるのに、ただ祈るだけの自分が」。これは橘咲さんでした。
●怪談を聞く
落語の名人が真夏に高座で演じると、みんな寒くなったといいますね。怖い話は苦手なので、ストレスが増えるからだめか。
●どこか涼しいところに移動する
これが一番簡単かも。湿度が低いだけでも、ずいぶん違いますから。
●かき氷を食べる
非常に効果的ですが、食べ過ぎるとおなかを壊します。
●日曜市の店番をする
風が吹き渡ってけっこう気持ちがいいですね。店の中は。
うーん。難しい。何かいいアイデアがあったら教えてください。
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やっと写真の取り込みが成功しました。
先日のと十和おかみさん市のバイキング写真です。
メインのちらし寿司は、酢がほどよいかげんで、上品な仕上がり。
日曜市1丁目北26番の今井美弥子さんの酢がきいたお寿司も大好きですけど、このちらし寿司もいけます…って、何杯おかわりしてるんだ!
タケノコ、イタドリ、フキと、山菜の煮物はどれもおいしい。
中でもタケノコは柔らかくて、味付けも最高。いやあ幸せ。
おからもいいですね。ご飯が進む。
豆腐のからし味噌。味が引き立ちます。
シイタケのたたき。カツオのたたきもいいけど、山のエネルギーに満ちている。
そしてお味噌汁。白状します。三杯おかわりしました。この味ですよ。この味。
地元のおかみさんたちが作る心がこもったおもてなしのバイキング。
満腹、満腹。大満足です。
毎週水曜日に、「道の駅四万十とおわ」でお昼にやってますので、高知県内の人も県外の人もぜひ一度味わってみてください。
それと、十和は鯉のぼりの村。
5月の風に吹かれて、町中に泳いでいました。
そして向こうの山まで渡したロープにつながれている鯉のぼり集団を発見。
いいなあ、気持ちよさそうだなあ。
それを隣りで見ていた小さい女の子が「ちいさいひごいは子どもたち♪ 面白そうに泳いでる♪」と、元気よく歌っていてほほえましかったです。
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思わせぶりなことを昨日書いてしまいましたが、おかみさん市の料理写真が取り込めないのでしばしご猶予を。
連休で少し時間が取れたので、読書しました。
その中の一冊が「投資の科学」(マイケル・J・モーブッシン 著、川口有一郎監修、早稲田大学大学院応用ファイナンス研究会 翻訳、 日経BP社刊)です。
マーケット、市場の予想を的確にするということは、投資家にとっての理想ですが、なかなかうまくいきません。
うまくいかないから、さまざまなハウツー本がでるわけですが。
この本は、そういったハウツー本とは違い、マーケットの動きを科学的に分析したものです。
最近注目している「集合知」(著者はこの言葉は使っていません)の話が出てきて、非常に興味深かったです。
マーケットが効率的である(すべての投資家は合理的な判断をし、市場はいつも効率的であるとする仮説)か、非効率(市場はランダムに動き、効率的ではない)であるか、ということは永遠の命題です。
ただ、著者によると、さまざまな実験の結果、専門家1人の考え方より、平均した普通の人の知識を集積した方が、より正解に近い解が得られるそうです。
さまざまな考え方がミックスされることによって、正解が醸成されるというのは、面白い仮説ですね。
この説に則ると、市場は効率的に動くことになりますが、時に異常な変動を見せることがあります。
相場の急騰急落は、人々の心理が一辺倒に傾く時。ですから非効率であるともいえます。
考えてみると、インターネットは専門家だけでなく、一般人が情報をひんぱんに発信できる史上初のメディア。
ネットには、偏見や誤解も含めてさまざまな意見があふれていますが、その集合知として参考にし、マスメディアと併せて考えれば、有効な知見が得られるのではないか。
投資に話を戻すと、常に何年かおきに起こる大変動を頭の中に入れて、投資家は行動すべき。
具体的にいうと、大暴落に備えて、常に剰余金を確保する。大勢にひっぱられない。
買い待ちだけでなく、売りも戦略の一環に。
集合知である「市場平均」を打ち負かすのが困難であれば、インデックス投資(市場平均のファンド)が有効(すでに、たくさんの人がこのことに気付いていますが)。ただし、のびしろが少ない先進国ではなく新興国の方が、より効果的。
なんてことを考えたりしていました。
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人がたくさん出ている時はおとなしくしていることが多いので、ゴールデンウィークはどこにも出かけない方針でしたが…。
外へ出ると、あまりにも心地よい風。
どうにも、遠出したい衝動がおさまりません。
ということで、高速へ乗って西へ西へ。
気がついたら、四万十川の源流をさかのぼっていました。
「四万十とおわ道の駅」で一服。
たくさんの人でにぎわってました。
東日本大震災支援の物産市があったり。
地元産品の売り出しがあったり。
さらに目を引いたのが「四万十町十和おかみさん市バイキング」の文字。
そうです。十和のおかみさんたちが、手作りの料理をふるまってくれるのです。
これは、いただかなくては。
あすに続きます。
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赤ちゃん会のミニ新聞制作、たくさんの人に手伝っていただき、なんとか乗り切ることができました。
この場を借りて、協力していただいたみなさんに御礼申し上げます。
きょうの高知新聞「声ひろば」には、赤ちゃんのあやし役担当だった高知大生の中村千賀さんが、感想を書いてくださってます。
泣き笑いする多くの「エンジェル」たち。
「この子たちの生きていく日本を皆で守っていかなくてはならない」という思いがわき上がってきたそうです。
「どんな形でも社会に参加、貢献して、あなたたちの未来を支えるから、どうか健やかに育ってね。元気になれる笑顔をありがとう」
聡明で、前向き。こういった若者がいることに勇気づけられます。
そして、中村さんの友人で、「とさあち」のブログ仲間のまつみさんこと、松尾美佳さんは「『産むのはスイカを鼻からだすほど痛い』と聞いて、一生子どもは産まないつもりだったけど、たくさんの愛らしい赤ちゃんを見て決心。産みます」。
彼女も明るく、賢く、行動的な未来の日本のおかあさんです。
こういった若い人がいるというだけで、勇気づけられる気がします。
ありがとうございます。何があっても、日本の未来は大丈夫。
きょうは忙しく、ゴールデンウィークの日曜市にも出かけられず、残念でしたが、こちらも負けずに、また連休明けからきばります。
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