
2011年10月アーカイブ
欧州やアジアでデモが続いています。
アメリカでは1%人が国の17%の富を所有しているといわれ、格差是正を求める動きです。
まじめに働いてる人が、きちんと食べていけない社会は、間違っています。
(c) .foto project
それはそのとおりなのですが、自由主義経済というのは、どうしても富の偏りをもたらします。
かといって、社会主義的になりすぎると、勤労意欲に影響し、経済は活性化されない。
この兼ね合いが難しい。
富の偏りは、お金持ちが「へこすい」(ずるい)ことをしているというより、主に情報格差からだと思います。
世にはネットを初め、情報があふれかえっているのですが、その情報から未来を予測する感性を持っている人に富が集中する。
スティーブ・ジョブズは、その感性が特に優れていたため、大富豪になりました。
でもジョブズと同時代を生きで同じ情報に接していた人も多いはず。
その違いは情報の選択力、分析力、考察力の差からだと思います。
ジョブズのような能力を持った人が、情報を何十倍、何百倍にも活用できる。
彼ほどまでとはいかなくても、情報を有効利用することが可能な人は経済的に豊かになっていきます。
情報の分析や考察以前に、活字に接すること自体が、日本では極端に減っているように感じています。
「アメリカの市場調査会社GFK NOPの調査によると、本と新聞、雑誌など活字媒体を読む時間は、調査対象30か国の平均が週6.5時間であった。活字媒体を読む時間の上位5か国は順にインド(週10.7時間)、タイ(9.4)、中国(8)、フィリピン(7.6)、エジプト(7.5)であり、下位5か国は順に韓国(3.1)、日本(4.1)、台湾(5)、ブラジル(5.2)、イギリス(5.3)となっている」(05年 ウィキペディアより)
上位3国のインド、タイ、中国は新興国で、経済が急激に伸びているところ。
ベトナムでも本を読む人を多く見かけます。
日本も戦後から高度経済成長期には、読書熱が盛んでした。
どうも経済の発展と国民の読書量は比例しているようです。
富の格差を少なくするには、徴税による富の移転ばかりではなく、国民の読書量の引き上げによって、情報格差をなくすことが緊急の課題だと思います。
まあ、難しいことはいわなくても、子どもたちに本の「物語」のおもしろさを、知ってもらえれば。
わくわくする物語を自分の頭の中で構成しながら楽しむ体験は、ゲームよりも、ネットよりも、テレビよりも実はずっと面白いので。
とってつけたようですが、新聞を読むことは、もちろん情報格差を埋める上でも、とても役に立ちます。
現在、読書週間中です。
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スティーブ・ジョブズの伝記を読み終わりました。
とは言っても、前半部だけ。後半は来月2日に発売です。
この本は、ジョブズの個人史であるとともに、コンピューターの歴史の本でもあります。
ジョブズは個人にコンピューターを解放した人。
これによって、政府や大企業しか持てなかったコンピューターが爆発的に広まることになります。
そして、コンピューターがネットでつながることによって、さらに情報革命が進んだのは周知の通りです。
ジョブズの生い立ちも詳細に描かれています。
彼がこの道に進み、失敗と成功を繰り返した原因は一つには、生まれてすぐ里子に出されたこと、もう一つにはサンフランシスコという、テクノロジーの英知が集積したところで育ったことが挙げられます。
そして思春期をベトナム戦争やそれに伴うカウンターカルチャーの中で過ごしたことから、既成秩序の破壊者に成長していく。
興味深いのは、IBMという巨人を敵として、その権威や秩序を破壊しようとしたジョブズが、自らの仕事の中では、ハードからソフト、ショップまで管理する垂直統合型のシステムを好んだ点です。
アップル、マッキントッシュにおいて、ユーザーは中身をカスタマイズすることはもちろん、中さえのぞけない状態にする。
この点、すべての互換機に通用する汎用OSを提供したマイクロソフトのビル・ゲイツとは、好対照です。
閉鎖系で完成度が高いアップルか、解放系で衆知を集めて徐々に改良を進めていくマイクロソフトか。
90年代まではマイクロソフトの優位が続きましたが、2000年代には、アップルが逆転します。
今のところアップルの閉鎖系の垂直統合型が成功してますが、これはジョブズの未来を予測する感性の正確さ、美的感覚の優秀性とそれを形にする完璧主義があったからこそです。
大衆に内在している望むものを形として提示するジョブズという天才が去ったあと、また新しい革命を起こす彼と同じタイプの天才が現れてくるのか、あるいは衆知が、よりよいシステムを生み出していくのか。
自らの美的感覚を絶対視するジョブズに対し、恋人が「美しさというのは、人によって違う」と、反論するところが印象的です。
水平型のネットの隆盛を見ていると、今後はまた解放系が力を得てくるような気がしています。
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このところ、天変地異が多いですね。
東日本大震災はもとより、最近ではトルコの地震に、タイの洪水。
両国とも行ったことがあります。
イスタンブールの新旧地区を結ぶガラタ橋で、郵便局の人と話していたら、お茶をおごってもらいました。
「仕事はいいのかなあ」などと思いつつ、お茶を喫しながらおしゃべり。
経済はそんなに発展してなくても、このゆとりがこちらの心を柔らかくしてくれます。
タイもトルコと同じく親日的なところですね。
「ほほえみの国」と、いわれているだけあって、みんな笑顔であいさつ。
テレビの報道で、バンコクで水害に遭っているお父さんのインタビューをしてました。
お父さんがいうには「日本の方が(震災などで)ずっとたいへんだよ。お互いがんばりましょう」。
いやあ、こんな言葉、なかなか出てくるものじゃありません。
ますますタイが好きになりました。
いろいろと出歩いていると、ニュースなどでその土地と人の記憶が立ち上がってきます。
なじみの土地の災害報道などはあまり見たくはありませんが、そこに生きている人々を想像できることは、人と人とのつながりを呼び起こします。
トルコの地震は一人でも多くの人が助かりますように。
タイの水害が早くおさまりますように。
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円高が進んでいます。
円高になると、輸出で稼いでいる日本企業は、収益が目減りして困ってしまう。
もちろん株価にも影響して、このところの日経平均もさえません。
でも円高って、ディメリットばかりじゃなくていいところもたくさんあります。
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外国のものや企業が安く買えるし、個人では海外旅行なんて、とても安価にできるし。
今は原油が高い傾向にありますが、中東のオイルマネーは、下げた時に備えて、外国の資産や株に向かっているようです。
政府は介入によって為替操作するくらいなら、いっそのこと、海外の資源、有力企業、土地なんかを買っておいた方がいいんじゃないかと思います。
新興国の経済発展は、曲折はあるにせよ当分は止まらないでしょう。
そうなると、資源などは、いずれ高くなるから、円高の時が購入する最大のチャンス。
海外の株はリスクがありますが、心配だったら、これから発展しそうな国のインデックス(市場平均)でも買って黙って抱いておいたら、円安になったときのリスクヘッジにもなります。
日本株が下がったことに委縮するより、今は、円高で海外も株安ですから、投資するには絶好機だと思うけどなあ。
これは国だけではなく、個人も考えておかなければならない問題。
そろそろ円安になったときにどうするか対策を立てなければならない時機が迫っているような気がします。
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健康診断が好きです。
これをいうと周囲にいぶかられます。
イヤだ!時間取られるし、体をぐるぐる回されるし、血は採られるし。
でもどんな時間でも、せっかく過ごすなら、いやいや過ごすより、「楽しい、面白い、心地いい」と思って、過ごす方がいいじゃないですか。
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以下に健診が好きな理由を挙げます。
まず第1に静かな音楽を流すなどして、精神が落ち着く状態にしてくれる。
意識して、こういう空間に身を置くことは普段はあまりありません。
第2に、「何かをしなくては」という日ごろの強迫観念から解放される。
現代人は仕事でもプライベートでも、「何かをしなくちゃ」「こんなことをしてていいのだろうか」「もっと時間を有効に使う手段はないだろうか」などということをいつも考えさせられます。
それが、「きょうは健診だから、仕方ないや」と自らを納得させやすい。
健診の間のまったりとした待ち時間、これが何ともいいえず気分いい。
「ぼー」としていることを許される時間ってのは案外日常では少ないですよね。
ゆったり、ゆっくり、時の流れに身を任せて、「ぼー」とした時間を過ごす。
至福の時です。
第3に、前日夜から何も食べず、飲まずの状態が続いているので、おなかがすく。
結果として、胃の検査をするときのバリウムがとってもおいしい。
昔はいざ知らず、最近のバリウムは甘い味付けがしてあって、ミルクセーキを飲むような気持ち(味はちょっと違うけど)になります。
こんなことを話すと、たいがいの人は首をかしげますが、おいしいものはおいしいんだから、しょうがない。
そして、全ての健診を終え、先生の問診を待つ時間に食べるサンドイッチのおいしいこと。
まさに「空腹は最上の調味料である」です。
健康診断は楽しい。健診大好きです。
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気候のいい秋は過ごしやすいですね。
歩いていても、さわやかな風が気持ちいいです。
歩いている時に心がけていることは、「体を緩める」ということ。
人間の体は年とともに固くなります。
体だけではなく頭も。
できるだけ、頭も心も身体も柔らかく保つことが生き生きと過ごせる秘けつですね。
さわやかな秋と春は、冬や夏に比べて、体が緩めやすい季節だと思います。
太極拳や気功、ヨガなど東洋の身体調整法は、凝り固まった体をほぐし、心を柔らかく保つことを目標にしています。
体を緩めれば、心が柔らかく、心を緩めれば、体が柔らかく。
秋はそのことを実感しやすい季節です。
千変万化するこの世の事象に対応するのは、予測するだけでは無理です。
予想外のできごとが起きた時は、頭も体も固まってしまいますが、柔らかさを保つと、柔軟に対応できますね。
どんな状況でも柔らかさを保つため、日ごろから緩める工夫をしていきたいと考えてます。
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きょうの日曜市は、昨日の雨とはうって変わって、晴天。
「天高く」とはよくいったもので、高知城の上に広がる空は青く澄んで、一点の雲もなし。
ほほをなでる微風は、さわやかで気持ちよく、絶好の日曜市日和になりました。
今の時候になっても、相変わらず日差しは肌を刺すようで、いつになったら日光はまろやかになるのだろう。
県外の観光客の方も多かったみたいですね。
「馬肥ゆる秋」で、市(いち)にも食欲をそそる秋の味覚が、ずらりと並んでいます。
クリ、新高ナシ、カキ、そしてキノコ。
中でもキノコの王、マツタケが人目を引いていました。
子どものころ、育った吾北村では、山にたくさん生えてました。
焼いて丸かじりとか、マツタケご飯を味わうとか、自然に楽しんでましたが、ここのところしばらくマツタケにありついてないなあ。
マツタケはその独特の風味が、なんといっても魅力ですね。
そして「キシキシ」くる歯ごたえ。
一本1万円から7千円するマツタケを丸かじりする度胸は、今はさすがにありませんが、久しぶりに味わいたい。
早く人工栽培に成功して、安く、たらふく食べたいです。
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「ツレがうつになりまして。」映画評を書きました。
「高知シネスポット」は輪番制なので、必ずしも自分が見たい映画に当たるとは限りません。
でも今回は「当たり」でした。
実をいうとあまり期待してなかったのですけど、映画を見たあと、ほんわかあたたかい気持ちにさせてくれました。
夫婦の日常生活を描くので、まったりしていて、あまり起伏がありません。
それでも随所に笑えるところがあり、深刻な題材にもかかわらず、コミカルで明るく仕上がっています。
気分が落ち込みやすい寂しい秋。
「うつ気分」の人も、そうでない人も、元気になる映画です。
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昨夜は「Mihimaru GT」のライブに行ってきました。
ライブなんて久しぶり。
「高知BAY5 SQUARE」のお客さんは多くも少なくもなく、演者と演奏を聴く者との距離感がほどよく保たれていました。
facebookやtwitterはネットの相互交流ですが、もともと歌舞伎や落語の昔から、コンサート、ライブ、演劇などは演者と聴衆の双方向交流です。
聴衆の興奮、満足、快感が演者に伝わって、演者の技がグレードアップされる。
双方が盛り上がることによって、独特の空間が生まれます。
これはテレビや映画など一方向のメディアでは、絶対に実現できない。
最近はライブを行わないアーティストも増えてきてます。
でも、地道にお客さんとのじかに触れあうことを大事にするアーティストは長く活動を維持できると思います。
路上出身のコブクロ、ゆず。古くは1年に何百回の地方ステージをこなしたアリス。
お客さんはCDを聴きながら、演者と生で触れあった経験を時には思いだし、ずっとアーティストを愛し続けます。
「Mihimaru GT」もお客さんとの交流をすごく大切にしていることが見えて、とてもいい印象を受けました。
最後に「また、会おうね!」とボーカルのひろこさん。
ぜひ、また生の演奏を聴きたいですね。
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