
パソコン通信とfacebook
コンピューターネットワークにパソコン通信の時から携わっています。
考えてみれば、もう20年以上になりますね。
パソコン通信は、一台のホストコンピューター(パソコン)に、会員がアクセスしし、会員の書き込みを確認しながら、自らが書き込んで、情報交流するものでした。
やっていた当時は、離れた場所にいても、趣味や関心事でつながりができ、新たな人の輪ができることに興奮し、没頭したものでした。
電話回線を使用して、ホストに接続する形式で、ネットワークとしては閉鎖系。
当時は「パソ通」に関心を持っている人も少なく、地域で結びつけられた仲間は「われわれは時代の最先端を行っている」という意識があり、独特の高揚感がありました。
その後、インターネットが普及し、接続料金も安くなり、予想通り「ネット社会」が到来しました。
おぼろげながら、コンピューターネットワークでつながる人々たちが激増するいう予感がありましたが、今やスマートフォン、タブレット、携帯電話、パソコンを通じて、世界中ですさまじいほどの情報が飛び交い、中東では政権打倒まで起きてます。
ネット交流のシステムもパソコン通信から、メーリングリスト、2ちゃんねるにmixi、twitter、facebookなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が登場しました。
以前から情報発信は実名か、匿名かという議論がありました。
実名ならば抑止効果が働き、発言に責任を持つようになる。いやいや、匿名で自由に書ける方が、交流が活発化する。
私自身は前者の立場で、自らが運営するパソコン通信やメーリングリストでは実名主義を取っていました。
ただ、匿名でmixiやtwitterを経験してみるにつれ、匿名の開放感もいいものだなあと思い始めました。
同じSNSでもmixiやtwitterが匿名の解放系であるのに対し、facebookは実名、顔写真入りの閉鎖系です。
パソコン通信をやってた時は、地域の仲間が主で、頻繁にオフ会も開き、名前と顔が一致するネットワークでした。
最近、facebookとパソ通がとても似通っていることに気が付きました。
顔見知りが多いし、実名だし、そのことが担保となって、情報の信頼性が高いです。
動画や画像表示、リンク付けといった新機能はあるにせよ、やっていることは「地域のパソ通」と同じです。
facebookが「パソコン通信の拡大版」と考えると、とても理解しやすい。
20年立って、ネット環境がぐるりと一回りして、元の居場所に帰ったような気分です。
顔見知り、閉鎖性の良さと、自由に発言できるゆるさ。
どちらも魅力的ですが、今のところfacebookに勢いを感じています。
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