
本物を味わうの最近のブログ記事
きょうの高知新聞朝刊24面によりますと、全国の宿泊旅行者を対象にしたテーマ別都道府県魅力度ランキングの「おいしい食べ物」部門で、高知県が連年の1位になったそうです。
新聞に掲載されている写真は、昨年のゴールデンウィークの高知市のひろめ市場。すごい混雑ぶりですね。
カツオのたたきに代表されるように、高知の食べ物は素材をそのまま生かしたものが多いです。
これは日本料理の特色でもあります。
生の素材を素材のまま楽しむ。食する。
これは、とにかく調理に凝るフランス料理、中華料理と対極にある考え方です。
フランス料理は中華料理がルーツともいわれているので、考え方が似ているのは当然ですが、中国の人はフランス料理より、日本料理の方がインパクトが強いということを聞いたことがあります。
中国人の味覚にとって「素材をそのまま味わう」ということ自体が新鮮に感じられるようですね。
「おいしい食べ物ランキング1位」は昨年の龍馬ブームの影響が大ですが、やはり高知の食べ物は「高知に来て食べる」と、一番おいしさを感じられると思います。
高知県外の人も、中国の人も高知へ来てみて、食べてみて。
きっと満足するきに。
日曜市まで寄っていただけたら、さらに土佐の食の深さを味わうことができるでしょう。
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昨日夜は城西館で開かれた上町池澤本店の株式会社化お披露目会におじゃましてきました。
今度社長になる池澤秀郎さんは、30代前半の若さ。
老舗5代目を引き継ぐことになります。
「猪突猛進型」と昨日もいわれていましたが、さまざまなアイデアを出し、実行力に富んでいます。
彼が主になって開発した「土佐の赤かつお」はTBS系列で放映された「紳助社長のプロデュース大作戦」の「めし友グランプリ2011」 でグランプリを獲得し、いまだになかなか手に入らない状態が続いています。
彼の話を聞いていて、感心したのは「魚屋さんが子どもたちのなりたい職業の上位にし、併せて地域の雇用を確保しよう」という志の高さです。
雇用が生まれればひいてはそれが、地域の活性化につながる。
そのために商品や経営展開のアイデアをどんどん出していく。
今回のグランプリ受賞は、地元企業のヒントになるとともに、大きな励みになったことでしょう。
会場では池澤本店の主宰だけあって、海の幸のおいしさを堪能させていただきました。
マグロ解体のパフォーマンスもあり、熱気と活気のある楽しい会合でした。
池澤さん、ありがとうございました。
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宗田(そうだ)ガツオってご存じですか?
お名前をお聞きお呼びじゃない方も、このカツオの節である宗田節の味に、一度は接したことがあるはず。うどんやそばのだし汁に使用されています。
その宗田節の7割から8割が、足摺岬で知られる土佐清水市で作られています。
地元では宗田カツオは「メジカ」と呼ばれており、土佐清水近海でよくとれます。
このメジカの加工品を作ることが、清水の人々の一つのテーマでした。
その思いが開花したのが姫カツオ。高知空港のみやげものやさんなどで、よく見かけますが、スティック状になっていて、食べやすく味もいいので、おやつやおつまみにお勧めです。
そしてもう一つ、最近人気なのが「だしが良く出る宗田節」。
カツオ節を作っているところを土佐清水では納屋(なや)といいます。
その納屋のおかみさんたちは、しょうゆの中に宗田節をつけ込むと、いい味が出ることに気付き、長らくこの慣習を続けていました。
これを商品化できないかと考えたのが、「ウェルカム・ジョン万の会」の田中裕美代表。
ウェルカム・ジョン万の会はジョン万次郎の出身地の土佐清水と、彼がお世話になった米国のフェアヘーブン、ニューベッドフォードとの姉妹都市交流をきっかけとして、地域振興や海外との友好を深めるために尽力しているボランティア団体です。
会の活動を支援を一つの目的に、裕美さんの息子さんの慎太郎君が代表となって立ち上げたウエルカムジョン万カンパニ-。
試行錯誤の末、生み出した商品が「だしがよく出る宗田節」です。
透明のビンの中に、宗田節が4本入っています。
この中にしょうゆを入れておくと、節のうまみがしょうゆの中にしみこんで、こくと香りのある調味料に変身します。
もともとメジカはそばや、うどんだしに使われており、日本人の味の基調を形成しているといっても過言ではありません。
そりゃ、おいしいわけですね。
そしてうれしいことに、何度でも使える。
おいしい上に、何回でも使えてというお得感が受けて、人気を呼んでいるそうです。
ぜひ試してみて、つかあさい。一つ1000円。土佐清水で購入するともっと安く購入できるそうです。
お問い合わせは、高知県土佐清水天神町6-18 ウェルカム・ジョン万カンパニー(0880-82-0210)まで。
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東京へ出張した際には、月島に行くことが多いです。
月島は中央区にある埋め立て地で、明治期に作られた人工の島。
隣接するのが佃島。これは徳川家康が江戸に本拠を移したときに、大阪(摂津国佃)の漁師さんたちを連れて行き、同じく人工島に住まわせたのが始まりとか。
ということで、佃にあった神社を分霊して創建した住吉神社があります。
名前でわかるとおり、佃煮(つくだに)の発祥の地なんですよね。
月島、佃島周辺の街を歩くと、下町の雰囲気いっぱい。
そして、天を突く高層ビル群が混在しており、未来都市と江戸情緒が混在しているような不思議なたたずまいです。
路地はほんとに狭いのですが、「佃天台地蔵尊」の看板をたよりに中に入っていると、お参りするところのすぐ横にイチョウの巨木があります。
屋根を突き抜ける大イチョウ。樹齢300年以上と言われています。
大事にされているんですね。
信仰の対象でもあるのでしょう。このイチョウを中心に家が建っているいる気がします。
通路の路地には木の葉が。それを掃除している近所の方を見かけました。
それこそ江戸時代から続く光景なのでしょうが、地元の特別な空間を大切にしている心根が感じられて、心が柔らかくなりました。
路地裏、うろうろ大好き。
好奇心が多いに刺激されたので、少しうさついて、うろついてみたいと思います。
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街路市を歩いていて目を引くのは、やはり赤系統の派手な色ですね。その代表の一つがトマト。
昔は、トマトは酸っぱくて、砂糖をかけて食べていた記憶があります。
その原体験からトマトは酸っぱいというイメージがどうしても抜けません。
ミカンもそうですけど、最近のトマトは甘みが増していますね。
「フルーツトマト」という名称があるとおり、昔は野菜だったのが、今はフルーツに分類されることも多いです。
徳谷トマトは全国区ですが、塩分が多い徳谷地区で、水をあまり与えない育て方で、甘みを増しています。
高知県外から来た友人に、高知市内の高級果物取り扱い店のトマトをおみやげに渡すと、その甘さとおいしさにびっくりしていました。
ほんとに高知はおいしい食べ物がたくさんありますね。地元に住んでいるとあまり、そのありがたみを意識することはないのですが、食に関してはかなりぜいたくだと思います。
特に日曜市、街路市は、おいしくて、安い掘り出し物がたくさんあります。
自分好みのおいしい味を掘り出すことも街路市に足を運ぶ楽しみの一つですね。
【写真】赤い色が目につく日曜市のトマト
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本物を味わうことの大切さを気付かせてくれた山岡慎一さん(日曜市4丁目北288番)のことを紹介させていただきます。
山岡さんはカズラのバッグを20年以上作り続けています。
もともと絵が好きで、絵筆を取ってから30年以上ですが、カヅラ作品づくりにおいては独学で師匠はいません。
山岡さんは美術作品や工芸作品を見るのが大好きで、京都や奈良の仏像を見て回るのが趣味です。
日課はゴッホや梅原龍三郎ら巨匠の画集を見ること。
歴史に淘汰されて、生き残った名作には、見るべきものが必ずある。名作を見ることによって美的なセンスが磨かれるそうなんですね。
絵や仏像とカズラ作りとは、一見関係なさそうに見えますが、奥深いところで、つながっているようです。
山岡さんのカヅラ作りの師匠は、ゴッホらの巨匠や仏像作りの名工だったんですね。
【写真】山岡さんの製作した仏像
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つ
添加物が入ったものばかり食べていると、味の感覚がまひしてしまいます。
その点やはり、食育が大事になってきます。
日曜市3丁目北189番の弘田和彦さんのお姉さんの根小田佳代さんから興味深い話を聞きました。
小さい時から本物の味に親しみ、名画、いい音楽に触れると、本物の感性が磨かれる。何が本物か見分けがつくようになると言うんですね。
けれど、本当にいいものに小さい時に触れてなければ、本物でないものを本物と思うようになる。親の責任は重大です。
ひょっとすると、最近の日本人の精神のゆがみは、本物でないものを味わっているからではないか。そんなことを考えさせられました。
それにしても、高知の人は幸せです。いつでも市(いち)に行けば、本物の味を見つけることができるのだから。
【写真】「本物の感性を養おう」という根小田佳代さん
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コンニャク、タクアン、オジャコ、イカ、シイタケ、田舎寿司、モチ…。元々日本食党だったのですが、新鮮で旬なこれらの品々は、食べることの幸せを改めて感じさせてくれます。
足摺生まれの吾北村(現いの町)育ちで、こういった食材を食べ慣れていたので、昔の味の記憶が懐かしくよみがえってきます。
最近、吾北村の筒井勝正さん(日曜市4丁目244番)のところに取材に行きました。筒井さんは原木のシイタケ作りにこだ
わっています。そのシイタケはとても肉厚でおいしい。
けれど若い人はあまり食べないというんですね。なぜかというとおがくずの菌床で作るシイタケに慣れているから。
菌床で作ったシイタケにもおいしいものはあるのでしょうが、自然に近い原木シイタケのみずみずしさには、なかなかかないません。もちろん菌床シイタケも量を出荷し、コストを下げる点から言っても、なくてはならないものです。
ただ、たまには、市に出かけていって、自然が育んだ本物の味に接してみてはどうでしょうか。
若い人も原木シイタケを食べ慣るうちに、徐々にその良さに気付くそうです。
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