
ゆっくり行こう: 2012年2月アーカイブ
最近よく耳にするのが、「あなたは幸せですか?」という問いかけ?
昨年法政大が実施した「47都道府県の幸福度に関する研究結果」では、高知県は46位のブービーでした。
(c) .foto project
平均寿命や保育所定員比率、刑法犯認知数などを勘案して幸福度を数値化する試みです。
ポイントは施設、設備や健康度合いなどの外的要因から、はじき出されたデータということ。
この調査は、周囲の環境を整備し、できるだけ住民が住みやすい地域を作るために意図されたものだということは分かります。
でも思うのです。
幸福度というのは、個人が「幸福と思っているかどうか」の内面の部分で左右されるものではないかと。
いかに犯罪率が高く、保育所の定員が足りなくて、平均寿命が短くても、その地域に住む人たちが「幸せだ」と思っているのなら、幸福度は高いといえるでしょう。
経済の豊かさを表すGDP(国民総生産)に対して、GNH(国民総幸福量)という考え方があります。
先ごろ来日したブータンの国王の先代が提唱した概念とのことですが、物資的豊かさより、精神的豊かさを重視しようとする指標。
05年のブータンの国勢調査では「あなたは今幸せか」という問いに対し、45.1%が「とても幸福」、51.6%が「幸福」と回答したそうです(ウィキペディアより)。
国民の96.7%が幸福と感じているというのは、驚異です。
ただいえるのは経済的にさほど豊かでない国というのは、総じて望む水準があまり高くない。
日本の場合でも、終戦後はまず「命があってよかった」のが生き残ったほとんどの人たちの感覚であったと思います。
戦後すぐ「みんな貧乏なのに、明るかった」のは、「生きててよかった、これから新しい国づくりをしよう」と前向きに考えていた人が多かったせいではないでしょうか。
それが高度経済成長を遂げて、経済的に豊かになり、周囲にものがあふれるに連れて、「欠乏感」を感じる人が増えた。
この「欠乏感」こそ、周囲と比較し、「自分は幸福でないのではないのか」との疑問を与え、国民の幸福度(精神的意味での)を下げる要因だと考えます。
どんな環境下でも自らが幸福だと思える人は幸福。
自分を見つめて、幸せな部分を探せば、いくらでも出てくる。
幸せになるには、その人の心の持ちよう次第だという当たり前の事実に気が付くことが大事なのではないでしょうか。
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