
市の産品: 2011年9月アーカイブ
世界25カ国と地域の1週間分の食料と食費を比較した、アメリカのTIME紙の写真記事のまとめを読みました。→こちらです。
日本はドイツやフランス、オーストラリアなどと並んで食費が高いですね。
各国と比べて特徴的な点が一つあります。
好きな食べものが、刺身、果物、ケーキ、ポテトチップス。
ほかの国はほとんどが、「主食」的なものが好物なのに対し、日本の家族が副食的なものが大部分。
別にサンプルになった家族を批判しているわけではありません。
これは日本のどの家庭にも見られる傾向だと思うからです。
ケーキやポテトチップスなど副食的なものが好物だということは、主食的なものは十分に食べられるからでしょう。
さらにいえば、副食を主食のように食べている人が多いということが考えられます。
食費が日本より高いドイツの家族でも、フライドポテトと玉ねぎ、ベーコンとニシン、タマゴとチーズの中華風焼きそばなど、主食的なものが好物です。
日本のこの傾向は、いかに日本人が飽食、偏食しているかの証明であると思われます。
日本の食がバラエティ豊かになって、世界中の食べ物が食べられるようになったのは、円高が始まったころからだと感じています。
最近若い人で食にあまり関心がない人が増えています。
そういう人たちは、どんなものでも食べられる環境が生み出したものでしょう。
人は不足しているものは渇しているようにして求めますが、満ち足りたものには興味を示さなくなる。
今のところは急速な円高が進んでおり、安い外国産の食べ物が手に入る現状は、すぐには変わらないでしょう。
しかし、今の円高は、欧米の経済の先行きがあやしいため、「よりまし」と思われる通貨である円が買われているにすぎません。
日本の借金レベルは世界トップクラスですし、いずれは円安の方向に進むと考えて間違いないのではないでしょうか。
また中国、インドなど新興国の生活レベルは上がってきています。
たくさんの人口を有する新興国の食べ物の質が高くなると、必然的に食料品の値段は高くなります。
さらに円安が追い打ちをかけたら、今の日本の豊かな食を維持できなくなる可能性が高いです。
今の生活に慣れているわれわれは大変かも知れませんが、悪いことばかりではありません。
生命を維持するのになくてはならない、食べ物のありがたみが分かるようになるからです。
丹精込めたおいしいお米。
青々としたみずみずしい野菜や果物。
新鮮な食材を生かした加工品。
そういった食料品が置いてある高知の日曜市、街路市が輝きを増す日が近づいているような気がしています。
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