大河ドラマ「龍馬伝」のふるさと高知から、坂本龍馬関連の話や、彼の生誕地近くの日曜市、火曜市など街路市のトピックなど、観光情報、食の情報をお届けしています。愛すべき日曜市のおじちゃん、おばちゃんの話、おいしい食べ物や農業の話、旅のつれづれ、街角の経済や投資の話題、歴史や土佐の風土など、考えたこと、感じたことをつづります。

青森旅行: 2010年10月アーカイブ
綿矢りささんが、高校生の時に読んでいて、作家を志すきっかけになったのが、太宰治の作品。
先日の青森旅行で、太宰の生家である「斜陽館」にも寄ってきました。
赤いレンガ、赤い屋根の大きなおうち。
太宰の実家、津島家は大地主で、お父さんは衆院議員。
さらに金融業務もやっていたそうで、青森銀行は、津島家の業務を引き継いでいるとか。
想像するに、冬は一面の銀世界でしょうから、この豪壮な赤い屋根は、相当目立っていたでしょうね。
周囲を睥睨(へいげい)するような存在だったでしょう。
太宰は地主階級の六男。
左翼運動に一時走るのは、屈折した心象風景のためかも知れません。。
この斜陽館は、津島家に売却されたあと、旅館になっていましたが、経営が悪化。
96年に町が買い取り、現在にいたっています。
昨年が生誕百年。映画などでも次々と作品化され、太宰にスポットが当たり、斜陽館も次々に観光客が訪れていました。
一番度肝をぬかれたのは、中にあった金ぴかのでっかい仏壇。
この仏壇は津島家のものですから、もちろん一度外へ出たのでしょうが、再び戻ってきています。
こんなに大きいと、家を転居するときにたいへんでしょうね。
ところで、近くのみやげ屋さんで「生れて墨(すみ)ませんべい」を見つけました。
青森はイカがよく取れるのですが、その墨を使ったお菓子。
太宰の作品の副題が「生れて、すみません」。
こういう文学の香り漂う語呂合わせは、私のハートをヒットするんですねえ。
彼のイラストが、ちょっと恥ずかしげで、なかなかいい。
青森の方々のセンスを感じます。
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