
農業の最近のブログ記事
ブルーベリーの収穫は7月から8月の炎天下になります。
家族や近隣の方たち総出の収穫です。一度現場でおじゃましましたが、半端な暑さじゃないんです。その中での重労働。
時期を間違うと、台風がやってきて、実をすべて落としてしまうので、実るとすぐ、収穫しなければならない。
実を狙う鳥や虫との戦いもあります。農薬を使ってないので、害虫の駆除もたいへんなんですね。
このブルーベリー、日曜市では大人気で、朝から行列ができ、あっという間に売り切れてしまいます。
金曜市に出店している妹の愛子さんともども、いつも応対していただいて、気持ちが安らかになるお二人です。
佐千代さんのお店は、そのお人柄からかファンも多く、店の中でよく話し込んでいる姿がよく見られます。
退職されたご婦人が、忙しい時にボランティアで手伝うことも。
周囲に人が集まる方というのは、どういう人格なんだろう。
永野さん姉妹を見ていると、自然を相手に、人を相手に、真剣に考え、対応し努力ていると、人柄に一種の風韻(ふういん)ができるものだなあとつくづく感じます。
その風に吹かれるのが心地よくて、人が集まってくるのでしょうね。
永野さんのブルーベリー作りを書いた「生産現場を訪ねて」は→こちらから
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きょうの高知新聞夕刊1面。渋谷のギャルが秋田の大潟村で稲作に挑戦している記事が掲載されています。
「ノギャル」(農業+ギャル)プロジェクト。「ギャル社長」で、歌手やモデルをやっている藤田志穂さん(24)が中心になっています。
渋谷→ハチ公→出身地の秋田のつながり。ははは、また秋田だ。
生足に短パン、カラフルな長靴、軍手から突き出た長いつめで、農作業にいそしむギャルたちです。
この「ノギャル」たち、時代感覚が鋭敏ですね。
兼ねてからこのブログでも述べているように、これから「農業の時代が来る」とひそかに思っています。
しかし、日曜市を見ても分かるとおり、農業をする人は高齢化が進んでおり、後継者不足が深刻。このままでは農業の時代が来る前に、継ぐ人がいなくなってしまう。
実は「『農業がかっこいい』という感覚が一般に広がれば、農業に携わる人が増えてくるのにねえ」と街路市で、いつもおばちゃんたちに言っているんです。
藤田さんたちは、これから「イケてる農作業着」の開発にも取り組むとか。
いいですね。ノギャルがイケてる野良着で、ノリノリ農作業。
作業を見学した地元の女子高生は「あこがれのモデルが農作業をするのは新鮮。一緒に収穫したい」。
農作業は厳しく体力がいるものですが、それにめげずに、明るく楽しくかっこよく農業をやる若い娘さんたちが増えてくると、追随してくる男の子がきっと出てくる。
かくして農家は増え、食糧自給率は高まり、日本は平和になったのでありました。チャン、チャン。
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街路市はほとんどの方が農業者で、取材するたび関心が高まっていましたが、今回、この前のブログで知り合ったローヒーさん(ブログ「オイラの赤い青春」が人気)のミニトマト農園におじゃましていました。
高知市から車で約1時間と15分。小鳥のさえずりが聞こえる仁淀川町の一角にその農園はありました。
仁淀川町には土地勘がなくて、「地図の読めない男」としては、おきまりの迷子に。
土地の人に道を教えてもらいながら、ローヒーさんにも、わざわざ出向いてもらって現地に着くことができました。ローヒーさん、お手数をかけました。ありがとうございます。
農園はハウスになっていて、たくさんのミニトマト(「清流トマト」と名付けられています)の木?が天に向かって伸びていました。上に滑車を吊してあって、そのひもをトマトにくくりつけているんですね。
何でも、風通しをよくしたり、光を浴びさせたりする効果があるそうです。
それにしても大きい。送風機があって、風が送られきていました。
土は、一度使用すると、水で洗って、肥料分などを取り除いて、再使用するとか。
トマトの病気のことも心配しなければならないし、温度管理、光の調節と、「いいトマト」を作るために、試行錯誤されています。
農園を歩きながら説明しているローヒーさん。かっこいいんですよね。
言葉に無駄がないし、トマトについて語る口調は熱を帯びているし。
学究的な側面と、経営的な視点、そして育てるトマトへの愛情。理知と情のバランスがすごくよく取れてる方だとお見受けしました。
おみやげに清流トマトをいただきましたが、甘くて、すっぱくて、さわやかで、そしてクール。何かローヒーさんそのもののような気がしました。
ローヒーさんの人となりについては、5月25日付の高知新聞紙面で。
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ついでにこれも「ぽちっ」と→
アフガニスタンで農業支援の活動をしていたNPOペシャワール会の伊藤和也さんが殺害されきょう遺体で発見されました。
現地の人々や子どもたちの人望も厚かったらしいです。
写真を拝見すると街路市のおばちゃん、おじちゃんに共通する農業者のいいお顔をなさっています。
アメリカに掃討されたタリバンの仕業か、強盗か、まだはっきりとしたことは分かりませんが、有意の青年が殺害されたことが残念でなりません。
志が高く、子どもたちのために、農業の収穫を上げようとした伊藤さん。彼こそ現代の坂本龍馬だと思います。龍馬が好きな人は多いですが、龍馬的な行動をする人は少ない。
彼は私たち日本人の誇りだと思います。ご冥福をお祈りします。
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戦時中から戦後にかけて、飢えた経験のある人たちが減ってきています。食料が乏しい時代、お百姓さんの家を訪ね、着物を売ったりして、お米を分けてもらった出征中のサラリーマンのお嫁さんの話を聞いたことがある方がいらっしゃるかもしれません。今は遠い出来事になってしまいましたけれど。
これはいわゆる「闇米」ですから、かついで戻ってきている途中で、おまわりさんに見つかると、没収されます。それこそ食をつなぐための命懸けの買い出しでした。
街路市で店を出しているある方に話をうかがうと、戦後すぐに農家に嫁いだ理由は、「何にしても食いっぱぐれがないと思ったから」と話をしていました。
そういった時代を経て、日本の驚異的な経済発展により、食はどんどん豊かになりました。現在の中国と同じですね。
食料不足の原因は戦争でしたが、これからは新興国のぼっこうによる食料危機の可能性が増大しています。特に先進国の中でも、海外への依存率が一番高い国、日本が最も影響を受けることでしょう。
この流れから、農業に目を向ける人が徐々に増えてくることは十分予想できます。
【写真】青々としたホウレンソウ。ずっと口に入るようだといいんですけど。
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これから農業が有望と考える理由の一つは、商品、穀物相場の急騰です。これはBRICS諸国、特に中国、インドなどの人口の多い国の経済発展による国民生活レベルの向上が一因です。
生活水準が上がってくると、食生活が豊かになってきます。中華料理は肉をたくさん使うので、いつも中国人は肉を食べていると誤解されがちですが、これまでは、多くの中国人の食卓に週に何度も肉が上ることはありませんでした。
最近、生活レベルの高まりに伴い、中国人の肉の消費量が増えてきています。なんせ13億人の胃袋ですから、そのスケールたるやはんぱなもんじゃない。近年のマグロ価格の高騰は、中国人がすしを食べ始めたからです。
こういった流れから穀物の価格は急上昇しています。日本でも少しずつ食品価格が上がってきていて、事態は静かに進行しています。
世界中の食べ物がいつでも、どこでも食べられる飽食日本。今まではそうでしたが、これからもその状態が続く保証はありません。食糧自給率30%という数字は十分、危機的な状況だと思います。飽食に慣らされて、われわれは食、すなわち取らなければ死んでしまう必須なものに対して鈍感になってませんでしょうか。
それはさておき、大きな流れを見る限り、食べ物の価値はこれからますます高まっていくことでしょう。農産物、海産物もですが、商品である限り、需給の関係からは逃れられません。求める者が多ければ、商品価値は高くなる。
およそ半世紀ぶりに農業に光が当たる時代が来つつある。私はそう感じています。
【写真】まばゆいばかりのおもち。おもちが年中食べられるって実はすごく幸せなことなんですよね
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1月1日から2日か、あるいは2日から3日にかけて見る夢が「初夢」ですが、さてみなさんはどんな初夢を見ましたか?
ウィキペディアによると、徳川家康が好んだのが、富士山、鷹狩り、初物のナスだったことから、縁起のいいのが「一富士、二タカ、三ナスビ」だそうです。
私も街路市をしょっちゅう回ってナスを目にしていますので、今年は夢に出てきてもよさそうなものですが、残念ながらナスビは現れませんでした。
新春ですから初夢にこと寄せて、私の夢を披露させてください。
高知の街路市がもっと評価されて、農業生産者が見直され、従事者が増える。全国から農業や漁業をやりたいと考える人が高知県に殺到、人口がどんどん増加する。それによって作られなくなった平野部や山間部の田んぼや畑が再生する。漁船の数も増える…。
農業、漁業人口のみならず、人口自然減の高知県の現在の状況を考えると、荒唐無稽といわれるかも知れません。後継者不足、労働の割には収益が少ない等々の理由から、農業は敬遠されていますが、私はこれからは農業、漁業に光が当たってくると思ってます。
その理由についてはあすに。
とにかく、年の初めですから景気よくいってみました。
【写真】でっかいベイナス。これを見慣れているんで初夢には、でっかいナスビが出てくると思っていたのですが…
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街路市の店主さんは、農業をしている方が圧倒的に多いのですが、よく聞く言葉に「農業は毎年1年生」があります。
農業は毎年同じ条件が違います。例えば米作り。成人してから60年できるとして、60回しか機会がないということです。10歳の子どものころからずっと稲作に携わったとしても70回しかできません。
工業などに比べて収量の予想が立てにくい。「おてんとう様」相手の仕事はリスクも多いんです。気候変動によって不作、豊作が変わる。風水害の影響で、苦労して育てたものが一瞬にしてだめになることもある。そんな時はぼうぜんとして「泣きとうなる」と、話をしてくれた女性がいました。
そういった環境に長年生きているので、人間が鍛えられるのでしょうね。
労多いこの仕事をなぜ続けるのか。ぶしつけな質問をすると、「自分が育てたものが、実りをつける時のうれしさが何にも代え難い」という答えが帰ってきました。自分の意のままにならないことが多いだけに、「作品」を作り上げた時の喜びが、仕事を続けさせる原動力になっていると感じました。
【写真】毎年、毎日、同じ条件で作れることはないから「農業は毎年1年生」
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一つには、農業に携わっている方が多く、自然を相手にしているからではないかと思います。
まず空気がいいところが多いだろうし、自然の中で動いていると、体にいいことは間違いないですよね。
それと、作物を作る環境は毎年変わります。気温の高低、風の強弱、台風が来るか、来ないか、洪水の場合もある。
農業をなさっている方々は、毎年気候変動を予想しながら苦労して作付けをなさっていますが、実際にどうなるか、予想するのはなかなか難しいようです。
ですから成り行きにまかせなければしょうがないところが出てきます。取材していて、みんな大自然を前にした諦観(ていかん)というか、いい意味でのあきらめの気持ちを持っているように感じました。
「人事を尽くして天命を待つ」と言う言葉があります。精いっぱいやることをやったら、なすがまま、あるがまま。この精神が農業をやっていると自然に身につくのではないか。それが風格となって、顔に現れるのではないか。そんな気がしています。
さて、きょうは日曜市、またまたテントを張りに出掛けます。
鍋島和彦
【写真】当たり前のことですけど、農業はいつも自然と向き合ってます
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