
食べてみました: 2012年1月アーカイブ
けさの高知新聞の朝刊1面のトップは「『食べログ』で順位操作」。
「食べログ」は飲食店の検索サイトで、一般利用者が投稿する口コミなどに基づき、ランク付けされます。
それに投稿のやらせをする業者があるという話です。
「食べログ」をこれまで重宝してきました。
知らない土地に行って、「どこか適当な場所はないだろうか?」と思ったときに、「答え一発」ですから。
はずれたことはないですね。
ところが、こういう業者が出てくると、口コミの信頼性にも関わってくる。
ランキング上位にいるか、いないかで売り上げが違ってくるから、「やらせ」があるのは予想できたことですが。
でも、でもです。
「自分の舌に自信があるか」と考えると、首をかしげたくなります。
確かに、おいしいものを普段から食べ慣れている人は舌が肥えています。
高知県人などは、安くておいしい素材が地元にたくさんあるから、素材の良し悪しがよく分かる。
でも「おいしい」というのは、主観の判断。食べる場所、雰囲気、おなかのすき具合に大いに左右されます。
みんなが「おいしい」という店で食べたから、おいしく感じるということも多々あるのではないでしょうか。
若いとき、海外をさまよっていて、日本食を半年くらい食べなかったことがあります。
ネパールにたどりついたとき、日本人が経営する日本料理店で飲んだ一杯のみそ汁は、それまで食べたどんな料理よりおいしかった。
確かに、多くの人が「美味である」と感じる料理は、そんなにはずれることはないでしょう。
でも、「評判の店」で看板料理を食べても、おいしく感じなかった場合も少なからずあります。
すべての料理を「うまい」と感じられるのも一つの才能。
ジャンキーなものも、素材を生かした料理も、ぜいを尽くした食べ物も等しくおいしく食べられる。
舌に自信はないけれど、なんて幸せなことなんだろう。
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