サイトマップ
とさあちホーム
  暮らしいきいき 高知が見える 『とさあち』  

ホームユニーク土佐人ブログ > ドク和田のドクまで書くの!?

高知市で在宅医療に取り組む医師、和田忠志さんが、医療のことや日ごろ考えること、身辺のことを自在につづります。

 

今後の在宅医療

 私は松戸に住み、松戸で町医者をしています。たまたまめぐり合わせで、在宅医療を行うようになり、それを主に仕事をして、生計を立てています。  人口構成の高齢化に伴い、医療費の高騰も必至ですが、その高騰をわずかでもやわらげるために、国は、昨年四月から「在宅医療推進」を大きく掲げました。

 私のように在宅医療をたまたま行うようになった者がさまざまな意見を求められることになりました。  長野県など、在宅医療が進んでいる県で、老人医療費が安いからです。今年出た「厚生労働白書」でも、老人医療費と在宅医療の相関が述べられています。値段が安いから医療内容が低いわけではなく、長野県は平均寿命もトップレベルです。

 一方、日本人は、高齢になると「自宅で療養したい人が多い」ことがデータではっきりしています。この理由で、国が在宅医療を推進することは必ずしも悪いことではないと、私は考えています。

  私の住む人口47万人の千葉県松戸市では、私たちを含めて何人かの在宅医がおり、開業医の先生方でも在宅医療をされる方が多く、2006年2月現在、少なくとも、1525名が在宅医療を受けています。在宅医療に携わる医師数は少なくとも97人です。もしかすると、日本でももっとも在宅医療が盛んな地域の一つかもしれません。

  日本全体で見ると、東京都23区を除き、「在宅医療で全域がカバーされ、最期までの在宅医療を受けられる市町村」は50に満たないと私は推測しています。日本には2500程度の市町村がありますから、残念ながら、たった2%ということです。日本にある有力な在宅医療機関は200以下と推測されていて、それも市町村数の一割以下ということになります。在宅医療推進は前途多難ですが、私たちは、いい方法がないか模索しています。

よろしければ「ぽちっ」と押してくださいね→人気ブログランキングへ

 

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 今後の在宅医療

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://blog.kochinews.co.jp/blog/mt-tb.cgi/171

コメントする


最近のコメント

このブログ記事について

このページは、uniqueが2007年11月27日 09:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「町医者として」です。

次のブログ記事は「医療や福祉は成長産業」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01