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高知市で在宅医療に取り組む医師、和田忠志さんが、医療のことや日ごろ考えること、身辺のことを自在につづります。
町医者として
和田忠志(わだただし)と申します。高知市に生まれ育ちました。未熟な私ですが、よろしくお願いします。私は東京の大学を出て、今は、千葉県松戸市という街で、町医者をしています。
「ただの医者」を目指して、専門を持たないように気をつけてきたつもりですが、最近は、私を「在宅医療の専門家」という人が多くなり、困惑しています。
開業したときに、近所の先生がたや医師会の先生に、にらまれないように、「スキマ産業」である「在宅医療」を中心に、診療を始めました。また、在宅医療はレントゲンなどの設備がいらないので、初期投資が少なくて済むこともありがたいことでした。ところが、その在宅医療のお客さんが多くなり、それで結局手一杯となってしまい、在宅医療が主な仕事になってしまいました。
在宅医療とは、通院が困難になった患者さんのご自宅に伺い、診療行為をするものです。多くは老衰関連の病気や、がん、難病、けがの後遺症の方です。在宅医療の内容は一口には言えませんので、少しずつみなさまにお話していきたいと思います。
【写真】 私が携わっているあおぞら診療所(開設当時)
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医療崩壊ー地域医療の崩壊は、今国民的な関心になっていると思いますが、わたしの知人の開業医の先生が最近、このテーマで執筆されています。
この本によると、その崩壊の主な責任は、医療行政の問題にあると指摘しています。つまり、医療費など年間2200億円削減のしわ寄せを、地域の医療現場に押しつけているとのことです。
このような、一開業の方々を含めて、現場の医療関係者から様々な議論が巻き起こってくることを期待したいところです。
『医は仁術か算術か―田舎医者モノ申す』(定塚甫著・社会批評社・1500円)
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/shakai/top/80-9.htm
コメントありがとうございました。日本の医療費は世界的にも低く、国家財政の支出も少ないのが現状です。医療従事者が少ないことでそれが生み出されていることも事実だと思います。