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2007年12月アーカイブ
松戸市では古い住人の圧倒的多数が農家です。いまでも大きな農家の家が散在します。
松戸は江戸川に隣接し、城もいつくか築かれ、鎌倉時代にはすでに人が多く住むようになっていました。鎌倉時代の下総(しもうさ)国では、源頼朝の挙兵に功績があった千葉常胤(つねたね)が守護(小金城主)に任ぜられ、千葉一族が千葉県の各地に広まったと言われます。「小金」は現在の松戸市内であり、松戸市北側にその名前が残っています。
松戸市には長谷山本土寺(アジサイ寺)という寺があります。アジサイ寺といわれるのは、境内にアジサイが約1万株植えられているためです。この寺は、千葉氏の援助を受け、設立は1277年ごろと推定されています。
場所でいうと、小金のやや南側に当たります。この寺は、日蓮の直弟子である日朗上人の開山です。寺には日蓮直筆の「諸人御返事(しょにんごへんじ)」と「大学三郎御書(だいがくさぶろうごしょ)」の二つの文書が所蔵され1278年製作の釣り鐘(重要文化財)があります。
江戸時代には幕府が水戸街道を整備すると、松戸(現在の松戸駅付近)と小金は宿場町として繁栄しました。一方、松戸の江戸川沿いには「河の港」ができ、銚子方面でとれた鮮魚を江戸まで運ぶ中継基地として発展したといいます。
水戸徳川家第11代当主徳川昭武(あきたけ)の別邸として明治17年に建築された「戸(と)定邸(じょうてい)」は現在も松戸市内に重要文化財として残っていて、戸定歴史館として公開されています。
ちなみに、坂本龍馬が北辰一刀流の千葉道場で修業したことはよく知られていますが、この千葉道場の開祖千葉周作は松戸の人であります。
【写真】長谷山本土寺(アジサイ寺)に咲くアジサイ
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18年住んでいる千葉県松戸市は私の「第二の故郷」になりました。ちなみに、人の数でみますと、千葉県は大きな県です。人口は約600万人います。デンマークよりも人口の多い県です。80万の高知県は人口で言えば千葉市と同じ規模です。
松戸市は、面積61.33平方キロメートル、 人口47万人の都市です。高知市よりはるかに小さな土地に、はるかに多い人間が住んでいる町です。それでも、田んぼや畑も多く、松戸には今でも一部に原生林が残っています。「二十世紀」というナシは松戸で生まれナシで、梨園も多くあります。二十世紀が丘という名前の土地もあります。
松戸は、北は千葉県柏市・千葉県流山市と隣接し、南は千葉県柏市と隣接します。東は千葉県鎌ヶ谷市と隣接し、西は江戸川を隔てて東京都葛飾区および埼玉県三郷市と隣接しています。江戸川を渡ると、「寅さん」で有名な「帝釈天」のある葛飾区金町付近に行くことができます。これが有名な「矢切の渡し」です。
松戸市は、市制が開始された昭和18年には人口4万433人であったのが、東京のベッドタウンとして開発が進み、平成18年現在、人口47万4934人となっています。松戸は、杉並区などより都心に近い町です。私の家から皇居まで自動車でいきますと、たった18kmしかありません。
【写真】松戸から富士山をみる
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現在の日本の医療は、WHO評価で世界一です。医療がローコスト・ハイクオ リティで、高齢者が健康で長生きし、子供の死亡率も比較的低いからです。高い と批判されている医療費はOECD加入先進国のうち17位です。 今後も強力な医療費抑制政策を継続すれば、WHO評価一位の地位から落ちる 可能性があります。総枠抑制を論じる者はそのようなことを含めて国民に説明責 任があると思います。医療費の無駄が論じられますが、マクロで見ると、日本医 療はローコスト・ハイパフォーマンスです。 このことを国民の多くがご存じないことが残念です。日本は他の先進国に比較 して、医師数も少なめで看護師数は相当少なく、これらが日本医療費が低いこと の大きな要因であろうと思われます。 だからといって、医療従事者側が「医療に従事するものが全て誠実に過重労働 に耐えている」というステレオタイプの論にも抵抗があります。医療従事者には 過重労働をしなくても収入の多い者や、営利性を目的として活動する者も存在す るからです。 医療や福祉の世界でプロフェッショナルによる自浄作用が十分効いていないの も日本の特性です。この医療の危機の時代に、大きく医療に携わる者も変化を迫 られていると考えます。 また、日本医療がローコスト・ハイパフォーマンスであることは、必ずしも医 療従事者の貢献によるもではありません。国民の教育水準が高く、健康教育が行 き届いていること、国民の健康に対する意識と努力の水準が高いこと、国全体の インフラが整備されていて、清潔で安全な国家であることなど、医療以外の要因 が非常に大きいと思います。 今後の医療構造の変化のあり方に関しては改めて別のところで述べたいと思い ます。
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日本の医療は、おそらく、危機を迎えています。高知県は日本の中でも高齢者 の多い県ですが、私が住む千葉県は別の意味で深刻です。千葉県は、まもなく 「日本で第2位の高齢化県」になるといわれているからです。世界で未曾有の高 齢化を進む日本で、最も高齢化が進む県の一つになるということです。 さて、2005年のわが国の死亡者は108万人です。30年後には老衰の高 齢者数がピークを迎え、2037年~2040年には死亡者も今の1.6倍程度 になると予想されています。2050年ごろまでが、大きなわが国のヤマ場とな ると思います。 人口構成の高齢化に伴い、医療費増加は必至です。医療費を経済伸び率の範囲 内に抑える総枠抑制論など、非現実な論が論議されています。これは、絶対的に 無理な話です。それを主張する人は「自分が高齢者にならない」努力を率先して やっていただきたい。人口構成の高齢化が医療費自然増の背景にあるのであり、 経済の伸び率がどうであろうが、高齢化を食い止めることができない以上、総枠 抑制論はファンタジーといえます。 老人医療費が高いことが指摘されますが、一人あたり老人医療費伸び率は一般 医療の伸び率に比較して低下してきています。医療や福祉は、今後の日本におい て増加せざるを得ない分野であり、雇用効果も期待される「成長産業」です。高 度成長期には国は成長産業を応援したのに、今、この成長産業に経済的に高い価 値付けが与えられないのが残念です。
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