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高知市で在宅医療に取り組む医師、和田忠志さんが、医療のことや日ごろ考えること、身辺のことを自在につづります。

 

民主主義のシステムについて(下)

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欧米やわが国の現在の民主主義システムは、不完全とはいえ、なんだかんだ言っても、よくできていると思うのですが、権力者の側から常にそれは脅かされるということでもあります。

丸山真男(1914 - 1996政治学者)は、民主主義は、国民がいつも意識的に希求し活用し続けなければ枯れていくという認識をしています(「である」ことと「する」こと)。国民がたゆまなく民主主義を行使すべきという教訓です。

それから、憲法の改正には慎重であるべきだと思います。憲法は、もちろん国民のためにあるものなのですが、つまるところ、「権力者を縛る」機能が大きい法規ということです。

「権力者を縛るためにあるもの」の改訂を、権力者が発案することのリスクがここにあります。また、「より簡単に憲法を改正できるようにする憲法条文改正」もリスクが高いと思います。効率的に優れていることよりも、「回りくどさを重視」した手順・・・民主主義システムの特性…が弱まるからです。

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