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高知市で在宅医療に取り組む医師、和田忠志さんが、医療のことや日ごろ考えること、身辺のことを自在につづります。

 

高知県人の診断法?

私が18歳で東京に住み始めたとき、東京のとある人に、こんなことを言われました。「あなたが本当に高知県人かどうかを確かめるので、いくつか質問したい」というのです。
「よしわかった、どんな質問だ?」と言いますと、「君は、納豆と、はんぺんと、がんもどき、を知っているか?」と尋ねられました。

当時18歳の私は、この三つのうち、どれも知りませんでした。想像もつきませんでした。そもそも、納豆というと、「甘納豆のことか」と思いました。そうすると、「これはすごい! 本物の高知県人だ」といわれました。

どうやら、高知県人は、「基本的に、この三つの食べ物を知らない」という特徴をもっているらしいのです。私は、18歳まで、修学旅行以外は、ほとんど旅行もしたことがなく、外食もほとんどしたことがなく、せいぜい、自宅や、親戚の家、友人の家などで食事をした経験しかなかったため、かなり純粋培養された高知県人だったようです。

私は、納豆と、はんぺんと、がんもどきを、見たことがありませんでした。その後、東京で暮らすうちに、「納豆」は極めて頻度が高く遭遇する食べ物であり、「はんぺん」や「がんもどき」も、それなりの頻度で遭遇する食べ物であることが分かりました。

納豆は現在でも、私はあまり好きではなく、進んで食べようとは思いません。また、私は鮮魚商の息子でしたが、18歳までは、暖海魚しか基本的に食べたことがなく、ニシンは「かずのこ」しか知りませんでしたし、ホッケやサケも食べたことがありませんでした。

28年ぶりに高知に帰ってきて、なんと!定食屋の日替わり定食に、納豆の付けあわせが出るのをみて、私はがく然としました。恐るべきことに、納豆を食する文化のないはずのこの高知で納豆がでてくるではないか!という驚きです。やはり、隔世の感があります。私は化石の高知県人なのでしょうか?

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コメント(3)

横山美子 :

和田さんの飾り気のない文章は楽しいです。

前々回の「土佐弁について」も今回の「高知県人の診断法」もとても面白かったです。高知県内にいるいないに関わらず、高知県に生まれた人間なら皆さん共感される内容だと思います。

納豆は、わたしも子供の頃、あんな腐ったような匂いのものを食べる人の気が知れんと思ったことを思い出しました。高知県には新鮮な野菜、魚があったから、わざわざ手を加えたものを食べる必要がなかったのですね。

幸せな高知県人!しかし、そのことが私も含めて高知県人を、どちらかといえば単細胞の人種にしてしまったような気もします。

横山美子 :

訂正です。単細胞なのは私だけで、高知県人は純粋な人が多いと思います。

横山美子さん、ご無沙汰いたしております。もう、ずっと前にコメントいただいているのに、お返事も差し上げず、申し訳ありませんでした。最近、また、少しずつ書いています。よさこいメーリングリストは私はROMですが、横山さんの記事は基本的に読んでいます。また、メーリングリストとかでお会いするときを楽しみにしています。

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このページは、uniqueが2009年6月29日 10:22に書いたブログ記事です。

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