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2008年2月アーカイブ
さて、春は名のみの風の寒さよ。朝晩はいつまで経っても寒いですが、日中はまあなんとかマシになってきましたね。季節の変わり目、何かと体調など崩されておられませんか。ご自愛くださいませ。
モニ鍋「まあそんな時にアレやけど、ロス疑惑の今さら再逮捕ってものすごいな」
モニ明「前振りで時候のあいさつしたの、ぜんぜん関係ないやないですか。何を言い出すのかこのおっさんは」
鍋「まあ聞け。27年ぶりに逮捕したとか、明らかにおかしいやろ?あれは何か裏があるに違いない」
明「そりゃまあ、確かに不自然です」
な。ずっと日本にいたのにわざわざサイパンで逮捕したりとか、ジミー佐古田氏が72歳にもなって復帰したとか、三浦さんは社長やったはずやのに万引きで何回も捕まったりとか、明らかにおかしいでしょう。全てにおいて作為的なものを感じるのは私だけか。
明「万引きのことはほっといてあげればいいと思いますが・・・作為って例えばどんな意思が働いてるんでしょうね?」
鍋「それはやね、『面白いの神様』が間違いなく一枚かんでるね」
明「・・・」
要は面白いこと何かないか、話題になることないかという大衆の欲求がですね、無意識の集合体によるシャーマニズムの具現化によってこの事件を長い眠りから揺り起こし、米当局を動かし、三浦さんを再びトリックスターに担ぎ上げ、報道するマスコミが三浦さんの肩書きにいろんな(大人の)事情で困りまくった挙げ句に「三浦元社長」とか不自然なものを選ばせてるんですよ。
明「あの、アタマ大丈夫ですか?はーい、このアルコールチェッカーに息、吹き込んでくださーい。次に眼球の反応をみまーす」
人の酒気帯び状態を調べるのはやめなさい。そこ、反則切符用意すんなっ。完全にしらふです私。
明「面白いの神様っていうより、団長に似合うのは『べろべろの神様』ですよねどう見ても」
鍋「それは特に否定せん」
まあそれはえいとして、何か話題を提供しようとするのが第一目的のように感じられてならないこの事件。どういう結果になるかは分かりませんが、気になります。
鍋「米当局が逮捕の理由に挙げる『新証拠』ていうのも、どこから聞いたか分からんけど、よくそんな昔の話覚えてた人がいたなあと」
明「それは確かに。もう日本人の僕らですら、ミウラカズヨシといえばキング・カズってことになってましたからね」
そやねん。実際に事件のことを知っている人が、口伝えに人に知らせていたからこそ、米当局もどっかからその話を聞いて、その新証拠にたどり着いたわけでしょう。それが人づての情報というか、クチコミの偉大さやと思いますねん。
明「なんやもうツッこむ気力もないですが、えらいとこ外角高めのマクラから本題に」
鍋「たどり着きましたな。そうです、我々もみなさんのクチコミを求めています」
◇
というわけで、モニ探では隊員を大募集しています。なに、難しいことはない。あなたが知っている喫茶店、オススメしたいカフェ、繁盛してほしいお店をご紹介くださればそれがありがたいのです。
明「前からご意見募集していますが、ブログへのコメントも少ないから・・・」
鍋「(泣き崩れる)」
団員の特典としては、
①モニ探に出演できる(美化あり)
②いいお店の情報を優先的に共有できる
③オフ会など多彩な交流が!
明「本当はうまいモーニングをごちそうしたいところですが・・・」
鍋「もっとモニ探がメジャーになって、もうけ始めたら!あるかもしれん!」
明「夢レベルのことを大声で力説しないでください」
鍋「(号泣)」
とにかく、モニ探は皆さんのお力を必要としています。情報提供や雑談など、なんでもよし!ぜひコメント欄か、喫茶交流広場の投稿ページからお願いいたします。入隊希望の方はコメントでその旨、書いてください。あなたの存在が高知の喫茶文化を豊かにします!
鍋「するとわしらも、うまいモーニング食べられて言うことなし!」
明「じゃあ僕はうまいランチ食べる!!」
鍋「あの、何でそんなにキレてらっしゃるんですか?」
明「いろいろツッコむのにほとほと疲れたからです」
団長にツッコミかましたい人もぜひ、ご入隊を。末永くお待ちしていますです。
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気が付けばもう2月も終わり。早いですね。もう年度末です。
モニ明「こないだお正月と思ってたら、もう花見の季節が近いんですか・・・」
モニ鍋「年度末はいややな。あちこち道路工事して、渋滞でクルマ動かんことこの上ない」
明「年度末の話で、そこに食いつきますか?」
まあ確かにせせこましい話題ですけれども、実際いらいらするから仕方ない。交通インフラが整いきっていない高知県においては、道路特定財源の暫定税率を廃止しないでいただきたいと思いますが、その前にこの年度末の予算消化のためにする(と思われる)道路工事で遣う分をですね、本当に必要な道路に振り向けた方がよくないですか。
明「珍しくまっとうなことを」
鍋「だって渋滞いらいらするもん。特にこないだ、高知日赤あたりを走ってたらやね、もうずっと工事中で道混んでて、よく見たら道だけやのうて高知駅まで工事してたやないか。何やってんのアレは」
明「おっさん、それは高知駅の新駅舎工事や」
はい、と言うわけでうまいこと話のマクラ振れましたけどね。本日2月26日、JR高知駅の新駅舎が開業しました。土讃線、比島町二丁目―福井東町間の四・〇八キロ区間を高架化。これに伴って37年ぶりに新駅舎が誕生しました。
明「高架化で11カ所の踏切がなくなり、寸断されてきた高知市南北方向の交通の流れが超スムーズに。多くの経済的、社会的効果が期待されています」
鍋「駅周辺の再開発も進むだろうし、楽しみ」
明「何しろ今まで、駅と中心街は遠かったし、それこそ旅行以外ではあんまり行かない場所だったですからねえ」
そう。特に駅の北側、さっきの高知日赤辺りですが、昔は「駅裏」って呼んでました。もう本当に道は狭いし、お店もないし、市民県民自身が普段行かない。県庁所在地の「陸の玄関」だから、他県ではすんごい栄えているのに・・・
明「徳島は駅ビルが18階建て。商業施設のクレメントプラザ、宿泊施設のホテルクレメント徳島がどーんと建っております」
鍋「高松は言わずと知れた、最近周辺再整備でどかーんと建ったサンポート高松。駅舎もおしゃれやし、服飾や飲食施設など商業施設が盛りだくさん」
明「松山はJR駅はちょっと小さいですが、松山市駅(伊予鉄道)は大型デパート中心の複合施設があって、屋上には大観覧車くるりんまで」
ああねたましい。なぜ高知駅だけこうなんじゃ。と長年、思ってきたかいがあって、今度の高知駅はなかなかのものです。詳しくは、とさあちの特集をご覧アレ。今後は駅周辺にどれだけ魅力的な施設が建つかがカギですが、ぜひとも多くの人を呼び寄せるエリアになってほしいものです。
鍋「で、今回は高知駅周辺じゃ」
明「さっき、お店がないって言ってたような・・・」
確かに。でもこれからは人通りが多くなり、施設整備も進み、きっとおいしい喫茶店も増えるんじゃ。現に今すでに、モニ探的に魅力的なお店もぼつぼつある。そういうわけで“エキキタ”(駅北口)を中心に、モニ探出動!
明「では、行きましょうか」
鍋「でもなあ、あの辺工事やってて混むしなあ、道狭いし」
明「自分が言い出した企画やろがコラおっさん」
◇
というわけでやってきました、エキキタ。栄田町、新本町、昭和町といった辺りですが、しばらくこの辺に来てない人には驚きの光景が広がっております。JRの高架線もさることながら、小ぎれいな公園やおしゃれなビルがあちこちにできていて、以前の雑然としたイメージからはほど遠い。
明「お、さっそく小ぎれいなお店発見。カフェって書いてますよ」
別の街に来たような、旅行者気分を味わいつつ歩いていたら、確かに良さそうなお店何もかもが生まれ変わった新しいエリア、エキキタのイメージにぴったりだ。ここ取材しよ。
「cafe ZONA(ゾナ)」は昨年8月にオープンした新しいお店。これも新しい店舗のサンシャイン「LIO」の隣、日赤の正面お向かいです。場所もいいし外観もいい。でもこれって最近はやりのカフェじゃないの?喫茶店でなくてカフェ。
明「どう違うんですか。それでもおいしければええじゃないですか」
いや。カフェは気取っとるんじゃ。何でもかんでも一つの皿に盛り込みやがって、コーヒーもはやりのエスプレッソ。イス席が多くてくつろげないし、何よりスポーツ新聞も週刊誌も置いてないやないですか。
明「一つの皿、というのはプレートランチのことですか」
鍋「まあそうとも言う」
エスプレッソもおいしいし、今風のランチもうまい。でも、できればそこが、気取らない喫茶店であってくれればいいなあ、と思うのですよ。やっぱり高知は喫茶店が一番。
明「まあ、たまにはカフェもいいでしょう」
鍋「おしゃれな店やからなー。おいしいスイーツあったらうれしいな(はーと」
明「結局何でもええんかい」
しかし、ZONAはただものではない店だった。外観も中も今風のおしゃれなカフェなのに、メニューを見て驚く。モーニング4種類は午後3時まで。「おむすびセット」や「ごはんセット」が目を引く。ランチは日替わり、カレー、うどんやそばなどとにかく多彩。まさに高知の喫茶店だ。
豊富なメニューの中から、迷った末にホットサンドモーニング(530円)を注文。運ばれてきてのけぞる。サラダが大皿にたっぷり!内容もキャベツ、ブロッコリーの温野菜とレタスやハムが組み合わされ、新鮮でうまいったらない。
明「テーブルにドレッシングが3種類もあるのがうれしいですね」
鍋「このキャベツうまいなー。レタスのシャキシャキ感とよく合ってる」
個人的に火を通したキャベツは大好物です。ホットサンドも、これがうまい。ただのサンドイッチじゃなくてホットサンドを発明した人になんか賞あげられないですかね。創意工夫功労者賞とか天皇賞とかアカデミー科学技術賞とか。
明「科学関係ないやん」
でもな、トーストのカリ・サク感とサンドイッチの具だくさん的お得感が最大限にコラボしてる辺りはホットサンドでしか味わえないやん。またこの、サンドの端っこがカリカリで香ばしくて大好き。
しかもこの店のホットサンド、中身はハムタマゴで一般的だけど、薫り高い粒入りマスタードが塗られたりしていて、細やかな心遣いがうれしい。久々に心からおいしいホットサンドを食べました。
あっという間に食べ終えて、少し落ち着いてコーヒーをすする。大振りなカップのコーヒーは、最近流行の「濃けりゃいいんだろ」的なエスプレッソとは違って、ごくまっとうなホットコーヒー。非常にマイルドで、甘みが強く飲みやすい。はー。満足や。
鍋「この店ちょー当たり。スポーツ新聞も漫画雑誌も豊富やし」
明「ちょーとか言わないでください。でも、明るくてくつろげる店内ですねえ」
禁煙テーブルが設けられているのも、タバコ吸わない人にはうれしいかも。今風のテイストを取り入れながら、進化しつつ、しかし根っこは高知の「きっさ」。うれしいねえ。ご主人、青木中さんののお母さん、映子さんにお話を聞く。
「今の店は新しいですが、10年ぐらい前からやってたんですよ」。高知駅の再開発でいったんは立ち退いたが、昨年また帰ってきた。お店を閉めている間は、全国の道の駅や、見事な再開発で有名な高松市の丸亀町商店街などを訪問。いま、お客さんが何を求めているかを考えたという。
その結果、再開店時にメニューを一新。健康志向から野菜メニューに力を入れ、地元の新鮮な食材を多く使うようにした。「せっかく来てもらったお客さん、全員に満足してもらえるように」。笑顔の下の信念は強い。
明「豊富なランチメニューは、価格もリーズナブルです」
鍋「だいたい500円前後。日替わり680円。カツカレーとかのボリュームメニューもある!」
目を引くのは、午後3時からの「ブランチメニュー」。トーストやホットサンドなどの軽食にサラダなどを組み合わせたもので、「女性は普通のランチだと多すぎるという声がありまして」。気軽にいつでも寄ってほしいという気持ちの表れでもある。
「幅広い年代の人に来てほしい」と笑う青木さん親子。お客さんを第一に考えたお店が、エキキタの新しいシンボルになりそうだ。
鍋「ええ店やったなあ」
明「本当に。場所もいいし、流行ってほしいですねえ。さて、さらに周辺取材を続けましょうか」
鍋「あ、お母さん、11時になったからランチタイムですよね。カツカレーセットください。ビッグコミック読も」
明「また朝昼居座りですか?」
あんまり居心地がいいので、長居しすぎに注意。次回も駅周辺でモニ探レポ続けます。
【お店データ】
cafe ZONA(ゾナ)
高知市新本町2-2-25
088-871-4545
営業時間 7時~20時 年中無休
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昨夜、とても月がキレイでしてね。夜空にくっきりと。凛とした、というのはああいうことでしょうか。何だか見ているだけで体がきれいになっていくような、あかあかと青白くそれでいて高貴な・・・
モニ明「何を言ってるか分かりませんが、月がきれいだったんですね」
モニ鍋「で、月を称える歌を歌った」
明「おぼろ月夜・・・はちょっと違いますね、昨夜は快晴でしたし」
鍋「月がとっても青江三奈~♪」
明「どんな替え歌だよ!」
冗談ですて。しかしまあ意外と月に関する歌って少ないですよね。「月光値千金」とか「ムーン・リバー」とかぐらいしか思いつかない。
明「確かにヒット曲は少ないですが、元P-MODELの平沢進さんは何度も『Moon』が入った曲を作っていますし、Fly Me To The Moonとかオジー・オズボーンの『Bark At The Moon』(月に吠える)とか、いろいろ名曲はあります」
鍋「ああ、そういえばヒット曲があった」
明「Swingin' Moon(渡辺満里奈)ですか?」
鍋「月がとってもあおい輝彦~~♪」
明「もうえいんじゃそれは!!」
◇
鍋「で、まあ、モーニングなわけやが」
明「さっきのはどういうマクラだったんですか?」
鍋「ただの気分・・・かな」
明「マクラ失敗ですね」
たまにはそういう時もある。でもな、昨夜、月を眺めてて思ったんだけど、人間時々は上を向かなければならんな。いつもいつも下向いていじましく歩いてたら、いいことも起こりそうにないじゃないですか。
明「涙がこぼれ~ないよおおぅに~♪」
鍋「うわ先に歌われた。わしの持ちネタ取られた。まあそれはえいとして」
明「いいんですか」
いいとして。上向いて歩くからこそ、きれいな月も見えるし、やる気も出る。だいたい下向いて歩くのは何のためにじゃ。小銭でも落ちてないかときょろきょろ探しとるんと違いますか。そんなに人生困っておられますか。
明「しかし団長、いつも下見て歩いてますな」
鍋「はっ」
明「小銭は大事ですしな」
鍋「・・・(はにかんでいる)」
明「しかし、小銭ではモーニングは無理じゃないですか?」
鍋「それがそうでもない。小銭というと失礼ですが、いいお店があります」
明「何ですと?」
鍋「モーニングはモーニングでも、安くてたっぷり、しかもうまい。そんなお店です」
明「さて、行きましょうか、下を見ながら」
鍋「そこの自動販売機の下な、要チェックやからな」
◇
さて、例えば400円です。400円って何が買えますかね?
明「牛丼380円です。または豚丼330円+半熟卵60円=390円です。おなかいっぱいです」
いきなり話ぶち壊すこと言い出したなーこの人。まあそういうのもいいかもしれませんがね、結局この値段で食べられるのはファストフードでしょう。まともなご飯を500円以下で食べるのは難しい。
明「まあ確かに、500円で考えればファストフードかコンビニか、ホカ弁か」
鍋「しかしながらこのお店では400円でモーニングが食べられる。しかも、かなりのボリュームや」
明「+150円で食後のコーヒーとか?」
鍋「ちゃんとコーヒーも最初からついとるがな」
明「期間限定セールとか?」
・・・。この格差社会、何かとだまされ搾取されている消費者としてはそういった疑心暗鬼も仕方あるまい。でも、このお店は間違いない。若者言葉で言えば「ガチ」です。ガチで400円でモーニングでおなかいっぱいです。
店名「ローヌ」。JR高知駅近くです。駅前を西へ行くと、高知警察署と郵便局があるでしょ。あれのもうちょっと西側。通りに面してます。
明「ピザの何とかいうチェーン店がありますね」
そこまでは行かんな。言うなれば龍馬学園の向かい、道路南側です。
明「ブックオフとかある辺りの、道路南側ですね」
・・・。君の生活習慣がかいま見えるなあ。何かもう大量消費的大手チェーン店ばかりで消費する毎日というか。そりゃファストフードばっかり食べてるんでしょう。こういう人にこそ、つまり今の若者にこそ、高知の喫茶店でご飯食べてほしい。
明「まあ私は別に若者でもないわけですが、今どき、そこそこのお年でもファストフード系を食べる機会は多いと思うので、喫茶という食文化を見直したいですねえ」
そういう意味では、この「ローヌ」はすごいぞ。騒がしい車通りから店内に入ると、そこは別世界。適度に古びた店内は静かで、小さな音量でジャズが流れる。ふっくらしたソファ、観葉植物、そして豊富な週刊誌と新聞。
鍋「これが高知の『きっさ』じゃー!」
明「この温かい既視感は何でしょうか。安らぐなあ」
モーニングは一種類のみ。注文後、しばし待って出てきたのは、トレイの上に所狭しと整然と並んだ箱庭的小宇宙であった。
鍋「いやあ、すごい、品数多いなあ」
明「もうある意味、懐石料理みたいですよね、こうなると」
コーヒー、ジャムトースト、サラダ、そして卵(味付けの煮卵やけど)。「4元素」は当然として、そこにカボチャの煮物と山菜、みそ汁、そして何と、そうめんまでついてる。これで400円。何度も言うけど400円。ちょっとスカした店ならコーヒーだって400円じゃ飲めないのに、これで400円。
鍋「何かもう、得したのを超えて、儲けたって感じ」
明「お、このみそ汁おいしいですよ」
安いだけじゃない。これは相当うまいモーニングだ!!ふんわりとしたゼンマイやコゴミは、だしが効いた上品な味付け。こっくりとした甘みのあるみそ汁、柔らかなカボチャも高水準。サラダもみずみずしくてうまいなあ。トーストはバターたっぷりで食べ応えあるなあ。
鍋「この、そうめんに乗ってるすまきがうれしいなあ」
明「すまき、って高知だけみたいですね。他県だとナルトになっちゃうみたい」
鍋「おやつ代わりに、すまきをかじったことがある人に悪いやつはおらんぞ」
明「何というか煮たり焼いたら、ちっともうまくないけど」
鍋「こうして生(?)で食べると妙にうまいよなー」
ついつい、和気あいあいとしてしまうのは、やっぱりお店の魅力でしょうか。店主の中山富紗子さんにお話をうかがう。いいお店ですねえ。しにせとお見受けしました。
「お店は30年以上ですけど、私は3年前からで、5代目なんですよ」
どういうこと?よく聞いてみると、「ローヌ」は長い年月の間に経営者が何度も変わったが、場所と名前は一貫して続いてきたという。栄枯盛衰激しい喫茶業界では非常に珍しいケースだ。
鍋「普通、経営者が変わったら改装して店名変えるもんやけど」
明「湘南風の『パイプライン』とかいうお店だったのが、中の人が変わってカントリー風の『浪漫巣館(ろまんすかん)』になったりするんですよね」
鍋「しかも居抜きやから、波乗りの絵とかまだ壁に書いてあったりしてな。かわいいインテリアとはなはだ合ってなかったりな」
明「すいません脱線しました」
それにしても5代目オーナー。その間、名前が変わらなかったのはきっと、お店が愛されてきたのでしょう。意外にも、中山さんが始める前まではコーヒー専門で、食べ物は出していなかったという。
「お客さんの声もあって、何かやらないかんなー、と。でもねえ、始めてからこれはえらいことや、大変やと気付きました」と中山さんは苦笑する。以前は比島で居酒屋を経営していた中山さん。喫茶店ならもっと楽かと思ったら、お客さんに満足してもらおうと品数の多いモーニングを出し始めてしまった。
卵やサラダ以外の煮物などは、毎日の日替わり。街路市などで仕入れる地場産品にこだわり、味付けも気を抜かない。その結果、「もう仕込みが大変。毎晩、夜中までかかってせっせとやってます」。居酒屋より大変かも、と屈託なく笑う。
鍋「中山さん、えい人やなあ」
明「人柄がにじみ出ますよね」
お客さんは年配の女性を中心に、クチコミで増え始めている。「ボリュームたっぷりでおいしい」という噂を聞いて店に来た人は、ほとんどがこのモーニングを見て「たまあ!」と驚くという。
「常連さんも多くてね。店に飾る花を持ってきてくれたり、お友達を連れてきてくれたり。みんないい人ばっかりなんですよ」
確かにお値打ちでおいしいモーニングは魅力だ。でも、人を引きつけてやまないのは、この中山さんの人柄も大きいのだと思う。ファストフードばかりで、おなかは満たしても心は寂しいこのご時世。「ローヌ」に集まる人たちは、日々の食事に何が必要なのかを知っているのだろう。
鍋「実はこのお店の情報、モニ探まで電話でいただきました。ご年配の女性で、お店をえらいことほめて、匿名のままお電話を切られましたが・・・」
明「きっと常連さんですよね。そんな熱心なお客さんがいることが、名店の証明でしょう。私も常連になりたい」
鍋「じゃあ、まずファストフードやめような」
明「・・・」
【お店データ】
喫茶ローヌ
高知市北本町1丁目7-14-1F
088-824-2848
営業時間 平日6~17時 土・祝日6~13時 日曜定休
※ランチも人気。魚料理が中心で、もちろん小鉢満載です♪
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先日、テレビ番組から取材が来たんですよ。
モニ明「えー!!すごいじゃないですか!!とうとうおれたちモニ探もメジャーか!!」
よっしゃー!!これで一気に有名人じゃー!テレビに出て香里奈とか成海璃子とか竹内結子と共演するんじゃー!
明「おっさんそれは無理やろう。ていうか今あなたが見てるテレビドラマ丸わかりですな」
モニ鍋「黒木メイサでもえいぞ。あ、『斉藤さん』もおもろいなー」
明「あんな人なかなかいませんってー」
以下、気付けばテレビドラマ談義が30分続きますので割愛しますが、取材が来たのは本当です。電話ですけど。ついでに言えば取材の内容も番組製作会社のスタッフからの情報収集的なもので、モニ探の名がテレビに出るかどうか分かりません。っていうかたぶん出ません。それでも高知の喫茶文化を紹介していただけるならと喜んでお話しさせていただきました。
明「まあ、テレビが取材に来たとか、ちょっといやらしい書き方ですよね」
鍋「取材とかそう言われれば言えんこともない、レベルの話やしな」
明「何もここで書くことはなかったんでは」
鍋「いや、書いておかんとやっぱり困る」
明「なんで?」
鍋「こっちは数百PV/日に過ぎない弱小サイト。テレビで派手にやられたら、あっちが本家でこいつら真似したなー、とか思われるのめちゃめちゃ頭来るやないかー」
明「うっわ器小っさっ」
だから放送前に明言しておきます。番組名はまだ言えませんが、どこかの番組で高知の喫茶事情が放送されたら、それ元ネタ私たちだから。パクりじゃないから。そこんとこよろしく。
明「・・・あまりの小っささに皆さん引いてます」
で、無視して話を続けますが、そのときに「いかにも喫茶店らしくて、でもランチとか豊富なお店を教えてほしい」と言われたんですよ。ああ、分かります、ビジュアル的にいかにも喫茶店ー、で、メニューがどう見ても(一般的な)喫茶店じゃないの。和風からあげ定食とかあるの。ドリンク系がメニューの一番端っこにちっちゃく書いてあるだけなの。
明「・・・そういうもんじゃないんですか、喫茶店って」
確かに高知県民はそうお思いでしょうけれど、全国的に喫茶店メニューとはドリンク系と、せいぜい軽食程度のもので、高知の喫茶みたいに充実しまくったメニューは異常なのです。そんなお店が、いわゆる昔ながらの喫茶店的ビジュアルだと、その特異さがより際立つじゃないですか。
明「なるほど。高知では『きっさ』っていう、あのイメージですね」
鍋「そうそう。喫茶店じゃなく、サ店でもなく、きっさ、という感じ」
明「それで、どのお店を紹介したんですか?」
鍋「昔から営業していて、人気があって、ソファー席があって、スポーツ新聞や雑誌が多くて、いかにも喫茶店らしくて、食事系メニューがめちゃめちゃ充実してるとこ・・・」
明「・・・・」
鍋・明「デポーだ!!!」
そうなんですよ実際。最近のカフェブーム、グルメブームではめっきり紹介されませんが、デポーこそイメージの中の「高知の喫茶」なのです。適度にひなびた店内、豊富なメニュー、女性一人でも入れる気取らない親しみやすさ・・・。
明「学生のころ、コーヒーとかサンドイッチセットで何時間もうだうだしてました」
鍋「セットメニューに『学生セット』てのがあってなあ。ボリュームたっぷりで、よく世話になった・・・」
明「懐かしいなあ。しかし、今さらデポーを紹介するといっても、高知県民及び高知市民には知らない人いないんじゃないですか」
確かに高知県民、特に高知市民でデポーに行ったことがない人はめったにいないんじゃないでしょうか。しかしそういうお店だからこそ我々がリスペクトせんでどうする。高知の喫茶文化を支えてきた名店を記録せんでどうする。
鍋「今一度、デポーという高知の文化財をきっちりレポートするんじゃ。わしコンビネーションBセット食べる」
明「じゃあ僕はミックスジュース飲む」
◇
というわけでデポー。高知市内に菜園場店、京町店、知寄町店と3店あります。帯屋町のポポロ店は、ご存じの通りポポロ東宝自体がなくなってホテルになりまして、残念ながらデポーもなくなりました。
明「あの、薄暗くて狭そうなんだけど、奥にどこまでも広いっていうか長いお店が好きでした」
鍋「もうちょっと良い言い方せえよ。でも懐かしいなあ、隣の本屋で本とか雑誌買って、2時間ぐらい粘ってな」
明「あとは映画見てデポー行って映画見てデポー行って」
そんなわけないやないか。どんだけコーヒー飲むんや。しかし実際、昭和のまだ帯屋町が輝いていたころ、中央公園―ポポロ東宝―リブロードというあのトライアングルは学生や若者がわんさかおりました。今はすっかりイオン高知に客を取られ、寂しいのひと言。
鍋「デュークも地上に上がってしもうたしなあ」
明「・・・それは別にいいんじゃないですか?」
鍋「リブロードのボウリング場もなくなったしなあ」
明「おっさんいつの話しとんねん」
話はどんどん脱線しますので、申し訳ない。本来ならデポーの取材はポポロ店でしたかったのですが、ないから仕方ない。ここは本店とも言える(デポーチェーン本部がある)菜園場店へやってきました。
菜園場店は2階席もある独立型の路面店。中心街や菜園場商店街が近く、少し狭いものの駐車場もあるので多くの人が訪れる人気店だ。
さて、モーニングセットは11時まで。各店によって少しずつ違うらしいが、菜園場店は4種類。トースト、ホットサンド、スペシャル、そして和洋。ここはもう和洋しかないので注文する。
明「なんで和洋しかないんですか。スペシャルもタマゴサンドでうまそうじゃないですか」
鍋「いやいや、だってアレやん。喫茶店でモーニングやのに、おにぎり食べられるんやぞ。もう和洋しかないやないか」
明「そういえばなんで和風、じゃなくて和洋なんですかね?」
その答えはですね、ほどなく運ばれてきた和洋モーニングなんですが、写真をどうぞ。
おにぎりとトーストが並立しておる。
鍋「両雄並び立たず、という言葉がむなしく思える」
明「もうご立派としか言いようがありません」
おにぎりとトースト、一緒に同時に食べたことありますか?ないですよね?別に同時に食べたくない、という人もいるかもしれませんが、ああご飯も食べたいがパンもいい、どうしよう決められないよー、という私のような迷いがちな人にはとてもうれしいメニューです。
明「優柔不断とも言いますね」
ほっといてんか。確かにコーヒーか紅茶かでいつも迷うけど。それにしても和洋は非常に面白いメニューで、大振りのおにぎりが一つ。だし巻き的な卵焼きと山菜の煮浸しがおかずと考えればいいのだろうか。メニューには「スープ」とあるが、もちろんみそ汁である。そこにサラダとバナナがあって、コーヒーとジャムトーストがついている。
明「カオスですな」
でもな、これがうまいんじゃ。おにぎりはふっくらふんわり、塩気が絶妙でもちろん温かい。山菜と卵焼きは上品な薄味で、はしが進む。そしてみそ汁はダシが効いた白みそ系の純和風。それにしてはスープカップに入って出てくるけど、問題なくうまい。
鍋「ああ、日本人やなあ。やっぱり朝はご飯やなあ」
明「毎日モーニング食べてる人の言うことですか」
ふと気付くと、和風部分(おにぎり、おかず、みそ汁)を先に全部食べてしまった。残ったのはトーストとコーヒーとサラダとバナナ。すごい。朝ご飯食べたのに、まだモーニングが残ってるんやぞ。一品で二度おいしいとはこのことだ。
明「幸せな人ですなあ」
和洋モーニングの食べ方は人それぞれだと思うけれど、私はこのセパレート方式というか、二度おいしい食べ方がオススメです。最後の最後にコーヒーをふた口分ぐらい残しておいて、食後のコーヒーを演出。これで三度おいしい。非常に食べがいのあるメニューであります。
落ち着いて食後のまったりを楽しむ。落ち着いた雰囲気の店内と柔らかいソファー。人が大勢いても、どこかゆっくりと時間が流れる。スポーツ新聞をゆったり読む。食後に出されたお茶をすする。ああ、喫茶店やなあ。いい時間だなあ。
明「・・・あの、仕事しませんか。仕事。早く。おいこらおっさん」
はっ。いつもデポーにいるとこんな感じで、心底くつろいでしまう。この雰囲気は、ここにしかない。創業以来30年、高知の人を癒やし、くつろがせてきた実績に身をゆだねてしまうのが心地よい。
鍋「わしもう1時間ぐらいおるから、あとよろしく」
明「(店員さんに)すいませーん、ミックスジュースお代わりください」
鍋「お前もサボる気満々やないか」
この心地よさの秘訣は、そして高知の人にデポーが愛される理由は。今回はモーニング編をお届けしましたが、次の機会にはランチ編でさらに詳しくお届けしたいと思います。
明「ということは・・・お昼までここにいるつもりですか?」
鍋「そうやけど、何か?」
【お店データ】
デポー菜園場店
高知市菜園場町3-8
088-884-4973
営業時間 8時~21時 年中無休
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