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OK電算機として生きる
昨日10日。古里である須崎市の高校へ、「表の顔」仕事で行った時のこと。学校での仕事を終えて校門へ向かっていると、校内へ入ってきた車が僕の前を走り去ったかと思うと、キキーッと音を立てて急停車した。
運転手が僕のところへ走り寄ってきて、にやっとした。
「T(僕の本当の名前。先祖や父母が使っている姓)ちゃんやろ?」
彼の顔を見た。瞬時に、ソフトボールのピッチャーだった少年「てっちゃん」がよみがえった。
20数年ぶりの、小学校の同級生との再会。互いに「懐かしいなあ」と繰り返す。「てっちゃん」はいろんな話をしてくれた。同級生のあいつも、あいつも、あいつもみんな一度は須崎を出たものの、戻ってきて仕事をしているということ。「てっちゃん」も高校生~小学生の3人の父だということ。家業を継いで頑張っているが、一昨年あたりから売り上げががくっと落ちたということ。などなど。「今度、みんなで飲もうや」と再会を約束して別れた。
「そうなんだぁ」と「てっちゃん」の話を心の中で反すうする。そして、思った。
「てっちゃん」の話は実にリアルだった。でも、僕のリアル…というよりは「OK電算機のリアル」はというと。10歳も20歳も若いみんなと音楽の話をして、週末は爆音を浴び、日曜日は寝て過ごすというサイクルを5年近く続け、同僚(編集部デザイナーの〈猿惑星博士〉)とは「あのCDは良かった」「今夜のライブは良かった」と語り合い、「次、何のライブ行こうか?」と計画を立てる日々。
本年度、41歳になる者のリアル。どっちが多いか少ないかでいうと、高知では「てっちゃん」派が多いだろう。僕は少数派だ。でも多い、少ない、はどうでもよく(そもそも「てっちゃん」派と僕という2項目しかないリアルなんてなくて、もっともっと多種多様なんだろうし)、いかに自分のリアルと向き合い、その中で精いっぱい生きるかが大事なのだ。「てっちゃん」の話は「向き合って」「しっかり生きている」という重みがあった。
自分は自分で、OK電算機のリアルにきちんと向き合ってみる。原稿のこと。写真のこと。紙面デザインのこと。やらねばならない、どうしても伝えたいテーマ。何より浮かぶのは、あのバンドマン、あのDJ、ライブハウスの、クラブのあの顔この顔…たくさんの笑顔。そんな人たちに、OK電算機として生きさせてもらっている。感謝の念がじわーっと湧いてくる。音楽の現場に行く元気が出てくる。今週末も遊ぶぞー!!
こんな僕のリアルを話しても、「てっちゃん」は理解してくれないだろうな。
ま、別に話さなくていい。
だって「てっちゃん」にとって僕は、OK電算機ではなく「Tちゃん」なのだから。
本日の1曲
「あいつによろしく」/ YOUR SONG IS GOOD
album「HOT! HOT! HOT! HOT! HOT! HOT!」(2007年)より
あのころ(小学生のころ)の僕に、よろしくいいたかっただけ。YMOにやられちまった僕に。40歳すぎても、音楽がそばにあることの幸せを伝えてあげたい。「この瞬間に~何度も、沸き上がる~」って感じで。
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今年発売されたCDから、愛聴盤1枚を紹介ください。来年1月の別冊SONICに掲載させていただきます。Eメールでsonic@kochinews.co.jpまで。記入事項は▼CDタイトル▼アーティスト名▼このCDを選んだ理由(100字程度)▼住所、氏名(本名とペンネーム、両方お願いします)。25日締め切り。応募者から抽選で、SONIC12月号で紹介したSEATTLE、NEO-GRIST、フィモシス、Roi-Jypsy.のCDを各1名の方にプレゼントします(どれも素晴らしいCDですよ)。
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