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2010年8月アーカイブ

 9月3日ISSUEの月刊SONIC9月号。この編集作業は順調に進んでいます。ほんのさっき、デザイナーの〈猿惑星博士〉から特集の第一稿が上がってきました。問題は「表の顔」仕事。こっちがちょっと…。フリーペーパー「ミリカ」への出稿も遅れていまして…。やばい。明日、明後日で何とかせねば。
 さらに。ここ2週間、爆音の現場に行っていないのも、ちょっとやばいかも。ま、今週末や来週はSONIC取材でバタバタすると思うので、ちょっと遅い夏休みみたいなもんだったのかもなぁと。

 2010年の8月は、こうやって終わっていきます。

 

 本日の1曲
 「For love」/ Lush
      single「For love EP」(1992年)より

 このUKバンドのボーカル、ミキちゃんに恋していた24歳の僕。シューゲイザーなギターサウンド(といってもRide的ではなく、コクトーツインズを源流とするような耽美的シューゲイザーなんだけど)よりも彼女のファルセットボイスに魅力を感じていたんだよなぁ…あらためて、90年代前半の音源、特にシューゲイザー一派を聴き直しながら思ったことでした。何でシューゲイザーか? ちょっと事情がありましてね。

 本日28日、別冊SONICをISSUEしました。読者の〈豪遊亭EKP〉さんと編集部デザイナー〈猿惑星博士〉のフェスリポートです。うらやましいこと、この上なし。両人の見たアーティスト、僕も見たかったです。特に、サマソニのTHE SMASHING PUMPKINS。「Today」で始まり「Tonight,tonight」で終わる、最高のセット。何人もの友人から「見たよー」という自慢話を聞かされていたところで。まさに今回の伝説ともいえるライブだと思います。実は〈豪遊亭EKP〉さんとは電話でも話したんですけど。New OrderのHooky、そしてROSESのManiによるFREEBASE。やっちゃってました。アンコールでJoy Divisionの名曲「Love will tear us apart」。ええ、ええ。ネット上でもちょっとした騒ぎになっていたこの光景を見たそうで。あ"ー、うらやましすぎる。こっちはフジでIanの「I wanna be adored」も見逃しているというのに…。

 とにかく、悔しいことだらけ。
 読者の皆さんも、想像しながら悔しがってください。

 日本にフェスが定着して約10年。高知新聞の読者である県民の皆さんも、実に、あちこちに出掛けられ、熱い体験をしています。そんな読者の皆さんの力をこれからもお借りしつつ、熱い紙面を作っていこうと思います。ちなみに来週も…。

 

 本日の1曲
 「Key word」/ TOKYO No.1 SOUL SET
      single「夜明け前」(1998年)より

 〈猿惑星博士〉によると、ラマに登場した渡辺俊美のソロユニット、THE ZOOT 16がこの曲をセルフカバーしたそうな。いいなー。今ごろ、彼はコヤソニを楽しんでるはず。いいないいなー。

 暑い。暑さもここまでくると災害ですよ。

 今夏ほどショート丈のパンツで会社に来たいと思ったことはない。フジロック行くみたいな軽装ですね。7分だったなぁ、今年は。MONSTER baSHは完全にショートパンツで。あー、とにかく気軽な格好したいな。ちなみに昨日は「表の顔」仕事でスーツ&ネクタイ。暑かった。

 本日は「表の顔」紙面。あと明日28日ISSUEの別冊SONIC。さー、あとひと息。

 ちなみに残ってる仕事。メモ代わりに書き残しておこう。「表の顔」原稿1本。「表の顔」コラム。来週のSONIC…9月号の特集、小特集、DISC評、編集後記、別冊の原稿。それと9月のミリカ。わー、なんてこった、こんなにあるのかよ。

 遊びたいなぁ。
 ちなみに編集部デザイナー〈猿惑星博士〉は、今夜から大阪へ。小藪SONIC。いいなー、SOUL SET

 

 本日の1曲
 「Lazy line painter Jane」/ Belle and Sebastian
      single「Lazy line painter Jane」(1997年)より

 いろんな人から、夏フェス自慢を聞かされてるので、「こっちだって楽しかったぜ!!」と意地を張ってみる。僕の今年の夏は、やっぱベルセバだなー。あ、この曲はやってないけどね。初期の名曲ってことで。

 あー。今週末28日の別冊SONICだけでなく、9月3日付の月刊9月号も同時進行。「表の顔」仕事にも追われ…軽く追い込まれています。しかもです。今週末は私事で実家へ。音楽浴びられない~。

 がんばろ。

 そんな日々ですが、昨夜はちょっとした集会。
 ロックな話で盛り上がってました。

 

 本日の1曲
 「さよならビリー・ザ・キッド」/ 真島昌利
      album「夏のぬけがら」(1989年)より

 昨夜、最後に行ったバーで、マスターが「夏が終わるなぁ」と掛けてくれた名曲。わー、まだ夏終わっちゃダメー!!

 MONSTER baSH@讃岐まんのう公園。2daysの初日21日のみ参加…いやいや取材してきました。

 openning actの2組=デジタルロックのavengers in sci-fiとストリングスエモのBIGMAMAをやや中段で楽しんだ後は「前へ前へ」のSONIC精神を発揮し、最前列で開幕を待ちました。カウントダウンして…いざ、ストレイテナー! やった!当たった!! オープニングナンバーは「Killer tune」。続いて「Man-like creatures」へ。やっとライブでこの曲を聴きました。アコギを入れて始まる序盤~一気に爆発してサウンドスケープを変えるとことか、CDに負けない強さをライブでも持っていることを確認。「Discography」「Berserker tune」を経て、最後は「Little Miss Weekend」「Melodic storm」で大爆発。朝から汗びしゃになってしまいました。

 各アーティスト、熱のこもったステージを繰り広げて…。

 ラストはTHE BACK HORN。またまた最前列で。1曲目は「ブラックホールバースデイ」。きました。この時↓の借りを返すぐらいの大声で歌ってました。http://blog.kochinews.co.jp/sonicblog/2010/05/post-367.html 続く「戦う君よ」も。
 「閉ざされた世界」「空、星、海の夜」でしっとりして…ドラム、松田さんの「最後、盛り上がっていきましょうか!」のMCで始まったのが「声」。速射砲のように「コバルトブルー」「刃」(この連打は死ぬでしょう。「コバルトブルー」で泣いて、「刃」で大暴れ)で終了。歌いすぎた。のどが痛い…でもアンコール。「無限の荒野」でした。

 終了を告げる花火。
 それを真下から眺めてた。
 これで僕の夏は終わった。
 がらがら声になってね。

 

 本日の1曲
 「Universe Universe」/ avengers in sci-fi
      mini-album「jupiter jupiter」(2009年)より

 行きの車の中で爆音で鳴らした予習曲。やってくれてうれしかったなー。テンションの上がる高速デジタルダンスロックです。

 本日21日の別冊SONICはフジロックフェスティバル'10特集。いよいよ別冊ではラストとなります。先に言っておくと…MGMTです。

 今夏のフジは洋楽ラインナップが充実してました。それはSONICのHPで「月刊SONIC8月号」と「別冊」のとこを見てくれたら分かると思います。8月号ではベテラン勢の最新形を紹介し、別冊では旬のアーティスト…はっきりいえばブルックリン勢ですね…を取り上げてきました。
 取材する僕の心の中には「ブルックリンって何だろう」という疑問が常にありました。前々からこのブログでも書いている通り「80年代のポストパンクのリバイバルにしか聴こえない」という考えが、さて、ライブで変わるか…と思ってましたが。ま、その考えが深まったとしかいいようがありません。機材の進化やポップの技法の蓄積が増加したこと、さらに非英語圏などのメインストリーム以外の情報へのアクセスが容易になったことにより、進化はしています。でも、それはほんのわずかにしか感じられない。80年代ポストパンク期の方が、もっと豊潤でバラエティに富んでいたように思えます。

 彼、彼女たちが今、その音を鳴らす意義。
 本日の原稿でその一端が分かると思います。
 過去の音楽へのオマージュ。もしくは過去の音楽を編集すること。もう何をやっても「それ、昔の○○と一緒だよ」というくらい作品が生まれ、オリジナルなんてどこからも生まれようがなくなってしまった時代の音楽の作り方ですよ。となると、オマージュの作法、編集のセンスが問われる。個人的に80年代後期のヒップホップ、そしてベックが「ルーザー」を出した90年代半ばから、その作法もセンスもそんなに進化してるとも思えない。

 10年代以降の斬新さ。さて、それはブルックリン勢から生まれるのか、それともほかから何か出てくるのか。それを僕は楽しみにしています。

 では、今からMONSTER baSHへ行ってきます。

 

 本日の1曲
 「Daylight」/ Matt & Kim
      album「Grand」(2010年)

 これもフジに登場したブルックリン勢の1組。CDではエレポップだなーと思ってたら…会場移動中に漏れ聴こえてきたのは、4つ打ち的リズムにちゃんと裏が入ってる「高速パンク」なサウンドでした。これは暴れるなーと思いながら、そしてやはりポストパンク期のMagazineを思い出してました。
 さて。今夏のフジ特集も、残すところ9月3日ISSUEの月刊SONIC9月号のみとなりました。「高知発苗場行き」のチケットをゲットした2組のアーティストの紹介です。

 早々に明日21日ISSUEの別冊SONICの編集作業を終了させ、明日から始まる四国最大級の野外フェス「MONSTER baSH」@讃岐まんのう公園の、「暴れたいやつ」の予習中。これが難航してます。avengers in sci-fi、ストレイテナー、THE BAWDIES、THE BACK HORNは、まあOK。というかもう心にしみこんでるので大丈夫。で、問題はBEAT CRUSADERS。直近のフェスでのセットやヒダカさんの言動見てると、いつものモンバス仕様ではないと思います。「HIT IN THE U.S.A.」「tonight,tonight,tonight」といったキラーチューンは少なめなのか、と。さてさて…。ま、間もなく散解のビークルの勇姿はきちんとレポートしますので。

 ちなみにBIGMAMAのCDがどっかいっちゃってるんで、家をごそごそ探そうと思います。

 

 本日の1曲
 「KILLER TUNE」(Natural born killer tune mix)/ ストレイテナー
      album「TITLE」(2005年)より

 今夏のフジでのテナー1曲目。いきなりこれかよ!! タイトル通りのキラーチューンが開幕のカウントダウン直後、僕らを襲ってくるのか。楽しみにしておきます。目指せ最前列!!

 先週末14日。無事に別冊SONICをISSUE。!!!がどれだけ盛り上がったか、熱く書いてしまいました。その夜は、高知市内がクラブパーティーだらけで。僕もその1つでDJやってました。会えたすべての方にありがとうを。

 で、その後は「表の顔」仕事でバッタバタして。またブログさぼり。
 昨夜、ようやくSONIC軍団+友人で打ち合わせという名の飲み会を開けました。

 そんな昨夜の奇跡。
 その1。打ち合わせ後、友人であるDJ Jr.くんのプレイを楽しみにいく。ある1人のアーティストに焦点を当てて、そのアーティストの曲だけで2時間ほど回すという。で、そのアーティストを彼は一切ばらすことなくプレイを始めた。ホントは、僕にはこっそり教えてくれてたんですけどね。Jamiroquai。「あの曲で始まらなかったら、許さねえぞ」という脅しのこもった視線を彼に送っていると…ははは、聴こえてきました。ディジュリドゥの音が。そう「When you gonna learn」12inch。それでなきゃ。その後の選曲もムッチャクチャ楽しかったです。

 その2。CINEMA dub MONKSで活躍し、ハナレグミのライブなどもサポートしている曽我大穂さんが来高されてて。打ち合わせの場所でばったり会いました。で。この夜、2度目の曽我さん。夜の街を歩いててばったり会ったんですが…そこに流れてたのが、路上アーティストさんによる「サヨナラcolor」弾き語り。本家とは違って昭和フォーク的熱唱で。曽我さんに「聴きました?」と聞くと「力強く歌ってましたねー」と笑っておられました。

 その3。神戸からいつの間にか友人が来てて。最後に行ったロックバーでばったり。戦前の歌謡曲(○○節とか、そんなやつですね)について語り合ってました。

 

 本日の1曲
 「Space cowboy」(David Morales classic club mix)/ Jamiroquai
      12inch「Space cowboy」(1995年)より

 これは聴けなかったな。聴きたかったのにな。キラーチューンなのにな(笑)。

 初日。オープニングを務めるSuperflyの「Dancing on the fire」で大盛り上がりのグリーンステージを横目に、THE BAWDIESの「emotion potion」が鳴り響くホワイトステージの裏を通って(おいおい、これじゃMONSTER baSHじゃんと思いながら歩いてました)…たどり着いたフィールド・オブ・ヘブン。iLLですよ。ナカコーですよ。「暑いっすね」としかMCせず、じゃんじゃん繰り出してくる曲、曲、曲。
 浮遊感とエッジーを行き来するギター、シンセ…シューゲイザー・テイストで、しかもダンスロック。これ、スーパーカーでしょ!! と喜びながら聴いてました。どうしようもなく、頭の中で「storywriter」が鳴ってました。ニュー・オーダーにも聴こえたなぁ。ベースがあんなにメロメロしてなくて、ギターの後ろに隠れてる感じだったけど。

 これで、ひと通り「フジ日記」はおしまい。
 明日は別冊SONIC。紙面ではフジ特集は続きます。

 

 本日の1曲
 「Summer festival '97」/ iLL
      album「Sound by iLL」(2006年)より

 まだまだ実験的だった1st。アンビエントに不安感も混ぜたテクノ、って感じ。何より、タイトルがいいでしょ。ブログでのフジ日記は終わりましたが、紙面での特集は続くし。何より、まだまだ2010年の夏フェスは終わりませんよ。さあ、待ってろMONSTER baSH!!

 人生で一度は撮影したいアーティストは…いつもそんな思いで選んでます。フジでの撮影は。ところが。残念ながら今回、撮影申請してたのにライブ直前になって撮影できなくなったアーティストがいます。ザ・クロマニヨンズ。ヒロト&マーシーをばっちり写真に収めようと思ってたのに…。
 悔しかったので、思いっきり楽しみました。

 ザ・クロマニヨンズ@ホワイトステージ7.31
01.電撃バップ掛け声~弾丸ロック
02.エイトビート
03.鉄カブト
04.あさくらさんしょ
05.タリホー
06.スピードとナイフ
07.草原の輝き
08.グリセリン・クイーン
09.紙飛行機
10.ギリギリガガンガン
11.歩くチブ
12.クロマニヨンストンプ

 06~08がちょっとあやふや。順番が入れ替わって記憶してるかもしれません。
 ヒロトはこんなMCをしました。「どこでやるのも楽しいよ。今日もこんなにロックンロールを好きな人が集まってくれてありがとう。世界中にアウェーはない。どこもホーム。ただいまー!!」。最後はマーシーがクロマニタオルを僕らに向かって広げ、叫んでくれました。「ロックンロール!!」って。その後、かわいい声で「またね~」って言ってましたけど。

 昨年のフジ、清志郎バンドで歌ってから、ヒロト&マーシーがやけに「ロックンロール」を強調するようになった気がする。次を担うのはオレたちだ、って感じで。もう30年ぐらい、バンドを変わりながらもロックンロールし続けてきた2人だから言える「気概」や「自負」のように思います。

 

 本日の1曲
 「鉄カブト」/ ザ・クロマニヨンズ
      album「MONDO ROCCIA」(2009年)より

 「あの人の思い出は守ってくれ、鉄カブト」…この歌聴きながら、昨年のフジ、清志郎バンドで歌った2人の姿を思い出しました。清志郎のこと歌ってるんじゃないかな、この歌は…って感じもしました。ちなみに昨年のフジレポ↓。ヒロトMCは本当に熱かった。

http://www.tosasearch.com/sonic/090808monthly01.htm

 フジ日記をつらつら書いておりますが。今日は前夜祭の話。フジ本祭は7月30日-8月1日(1日といっても終了したのは2日朝ですが)で、29日は前夜祭がありました。毎年恒例。で、屋根付きのレッドマーキーというステージでライブ&DJプレイがあるんですが…そこで見たのが。

 ボーカル・田口トモロヲ、サイドギター・安西肇というLASTORDERZ。
 そしてそして、チャーベ率いるCUBISMO GRAFICO FIVE

 LASTORDERZは…ま、コミックバンドでした。面白かったけどね。パンクで。曲の間は「暫時休憩」。メンバー2人の年齢足すと100超えるから、って。ラストは「オブラディ・オブラダ」をパンクカバーしながら、腰からつるしてたブラジャー回して「オブラディ・オブラジャー」と叫ぶ。とことん遊んでくれました。サンクス!!
 この後は転換DJのMANEZUKA。ラテンナンバーでバトンを渡すべく、の選曲。ラスト、ジプシー・キングスをスピンし、いよいよCUBISMO登場!! パンクでしたね。「Say Ho RIOT」ってプラカード振り回して。ギター弾いてるチャーベ。オーディエンスをあおるあおる。ラストはTHE BAWDIESのJimが乱入してお祭り騒ぎ。今回のフジで唯一、最前列(柵前ではなく柵のとこね)で見て、暴れました。楽しかったなぁ。

 ちなみに。
 前夜祭会場に着くと偶然にも本県出身で東京在住の若い友人、Kくんとバッタリ。
 もっとちゃんと話したかったなぁ&酒飲みたかったなぁ。すまん、Kくん。

 

 本日の1曲
 「The catcher in the riot」/ Cubismo Grafico Five
      album「Double Dozen」(2010年)より

 最高に暴れた1曲。
 で。前夜祭の翌々日、31日のこと。夕方にフジの入場ゲートくぐってすぐのとこ。あれ、サングラスかけてるけど、どっかで見た人が…と、じろじろ見て…勇気を持って「チャーベさんですか!」と声を掛け、ワーォ、ドンピシャ!! 握手してもらっていろんな話しました。

 OK「前夜祭、最高でした。最前列で見ました」
 チャ「ありがとう。Tシャツ投げたけど、取れた?」
 OK「いえいえ。レディーファーストで後ろの女の子にあげました」
 チャ「残念だなぁ」
 OK「あ、8月、高松へ来るでしょ。高松のKくんは知り合いです」
 チャ「うん、DJしにいくよ。来てよ来てよ」
 OK「何とか頑張ります」
 チャ「最後にもう一回、握手!!」
 OK「わー、ありがとうございます!!」
 チャ「怪我しないようにね」
 OK「チャーベさんも。ありがとうございました!!」

 そういや最終日、夜中のレッドマーキーのバックステージにもチャーベさんいたような…。
 こんなふうにアーティストに会場内で会えるのがフジ。ちなみに今回、僕の若い友人で本県出身・大阪在住のYくんはイアン・ブラウンに会って握手してもらったそうです。いいなー、Yくん。

 フジで追っ掛けと化してました。ジョニー・マーのです。ライブは頭3曲で特等席である柵前撮影し、残る時間も前の方へ潜り込んでガン見し、そして…ライブ後のサイン会も見にいきました。1980年代からのあこがれの人は、実に優しい人でした。サイン会の整理券をゲットできた人(僕は整理券もゲットできてないのに、会場へ行ってたんです)、一人一人と何やら長話してるし、ハグするし、写真撮影にも気軽に応じてて。

 実はThe Smiths解散後の数々のインタビューでもそれを感じることができます。彼は、誠実に「解散」…というか自身の「脱退」について語っています。当時の苦しみも悲しみも、包み隠さずに。
 ザ・クリブスのメンバー3人ともうまくいってるようで。ライブ終盤、メンバーが「今日、ジョニーと(フジで)初めてやりました」と日本語でMCしたことからも、そんな「うまくいってる感じ」がひしひしと伝わってきました。

 そんなこんなもすべてひっくるめて。僕は書いたのです。
 心に茨を持つ少年の1人は居場所を見つけていた、と。
 これからも音楽を楽しんでください、ジョニー。

 ちなみにサイン会会場で本県出身・大阪在住の若い友人でDJでもあるSくんにつかまりました。あ、連れ合いさんのYちゃんも。一緒にビール飲めたら良かったんだけど。すまぬ。

 

 本日の1曲
 「The boy with the thorn in his side」/ The Smiths
      album「The Queen is dead」(1986年)より

 「心に茨を持つ少年」…この言葉は、この曲の邦題より。センチメンタルとは真逆のサウンドだけど歌詞はむっちゃセンチメンタルという、ギターポップ/ネオアコの名曲。

 街が、そわそわ浮き足立ってます。いざ、よさこい。高知最大のフェスだもんなぁ。仕方ないね。

 で、フジ日記、続けます。

 洋楽不況といわれながらそれでもフジは、ヘッドライナーに強烈な個性を持った洋楽アーティストを配してきた。今回は特に「近年最強かも」と思えるラインナップ。取材はしなかったんですが、ミューズ。ロキシー・ミュージック。マッシヴ・アタック。これはすごいや、と思ったことでした。しかーし、偏屈な僕はすべてその裏へと向かったのでした。その1つがワン・デイ・アズ・ア・ライオンでしたし、これからも紙面でお伝えするアーティストたちです。
 取材せずに「これは3日間頑張ったご褒美」と最終日、マッシヴを素通りして取材なしの個人的楽しみのために向かったのが…ベル&セバスチャン。人生で、やっと見ることができた。グラスゴー・ギターポップの良心である彼らのステージは、何ともハッピーなものでした。フッキーな強いサウンドも、ごりごり押してくるリズムもないんですが、聴いていて心地よい。お客さん数人をステージに上げて踊らせちゃってるし。

 15000人が入れるホワイトステージは結構、人がいました。まさかベルセバでこんなことになろうとは…ファンがちゃんといたのか、それともフェスらしく「初めてだけど聴いてみようかな」精神のオーディエンスが集まったのか、定かではないですが。

 何より、土曜日7日夕刊の別冊SONICでも紹介した、ヴァンパイア・ウィークエンド。40000人収容のグリーンステージがほぼ満杯状態。そんなにすごいのか、週末吸血鬼は。ブルックリン勢って個人的には1980年代のポストパンクのリバイバルのようにも思えるんですよ。西洋文明以外の音楽を自らのポップに取り入れたり、まんまエレポップだったり。それにしても、の人気ぶりでした。前の方、すごく踊ってたしね。スカダンスっぽく。

 洋楽不況。一体、なんなんでしょうね。
 ま、音楽全体が不況ですから。
 1980年代、洋楽ばかり聴いて育った僕としては、ちょっと不思議な感覚です。

 

 本日の1曲
 「The boy with the Arab strap」/ Belle and Sebastian
      album「The boy with the Arab strap」(1998年)より

 やってくれました。僕のお目当て曲。ベルセバの中でも、ちょいとノリのいい曲。この曲の時に、ステージにお客さん上げたんだよね。

 本日6日、夕刊に月刊SONIC8月号を無事ISSUEしました。オール、フジロックフェスティバル'10の原稿、全5000文字。これで「フジ特集」スタートです。このブログでもフジ日記を書いていきますね。

 8月6日なので、過激にいきます。

 フジのアーティストは「闘って」いました。何と? ザック・デ・ラ・ロッチャは彼らしく、レイジ以来ずっと続けているvs「世界にあふれる欺瞞」。ワン・デイ・アズ・ア・ライオンの曲はこの通りザック節さく裂なのですが、ライブが始まる前もザックらしかった。不当解雇を行った韓国のギターメーカーに異議を唱える労働者から、共闘の呼び掛けがあったんです。僕は撮影のために入っていた柵前から、大きな拍手を送りました。「You're rigth!」って。

 横山健さんにも闘争心を感じました。「自由を奪うもの」への怒りです。彼は純粋にパンクであろうと、オーディエンスとも闘ってきました。Kenバンドファンでない者たちの不穏な空気を感じると、演奏も途中だろうがやめてきました。予定調和のノリも憎み続けています。あと、フェス主催者とも闘ってきてます。「モッシュ&ダイブ禁止」というフェスで、ステージからオーディエンスに「それでいいのか」と問い掛けてきましたし。
 そんな健さんが予定調和と闘い、オーディエンスの自由度を実に大切にしてくれたのが今回のフジだったように感じたのです。
 「雨だねぇ。こんなとこ来る人は用意ができてるんだよね。こっちも1曲早くやろうと用意してきたから」
 登場するなり、そういって始めたのが「レインドロップス・キープ・フォーリン・オン・マイ・ヘッド」のカバー。この時点から、たたきつけてくる苗場の雨もものともせず、PIZZAのTシャツを着たキッズたちが、跳ねる跳ねる。跳ぶ跳ぶ。終始、そんな感じでした。で、終盤にさしかかったころ。メンバーとこそっと打ち合わせした後で鳴り始めたのが…「STAY GOLD」だったのです。
 まるで、この自由なフジの雰囲気を守り、かつ、「この場ならやりたい」と予定調和なしのハプニング的チョイスのように感じました。

 こういう闘い方、ライブの仕方をされると…。
 うれしくて涙が出ますね。

 僕は当初、「パンクはこの10年代も有効なのか」…それを確かめにこのステージへ来たのですが…有効も有効。今、パンクじゃなくてどうするよ、という感じでした。価値観がMoneyで統一され、そのために戦争する人々もいたり、相も変わらず核兵器をなくせずにいる2010年代の世界で。

 2人は僕らに問うています。
 「お前はどうするのか」と。

 あなたはどうしますか。闘いますか。闘うなら、どう闘いますか?

 

 本日の1曲
 「Don't make me pissed off,Fuckin' son of a bitch」/ Ken Yokoyama
      album「Four」(2010年)より

 フジでの闘いを締めた曲です。はんぱない攻撃力でした。

 2日にフジロックから帰ってきました。楽しかったー。先月最後の当ブログ「いってきます」日記にコメントくださった〈よど〉さん、〈猫耳〉さん、ありがとうございました。〈よど〉くん、楽しかったね。会えて良かったよ。〈猫耳〉さん。早速、6日付夕刊の月刊SONIC8月号からフジロック特集です。お楽しみに。

 で。2日朝、苗場をたって、午後1時すぎには帰社。写真の調整などを進め、デザインもスタート。で、翌3日から原稿執筆で"缶詰"になっています。おー、うまいこと書けないなー! 現場でメモったセットリストやサウンドの特徴、会場の風景描写などとにらめっこしながら、格闘中です。しかーも!! こんな時に「表の顔コラム」も書かねばならず…しかも締め切り明日5日の正午って…何も考えてないんですけどー(T-T)

 

 本日の1曲
 「Punk Rock Dream」/ Ken Yokoyama
      album「FOUR」(2010年)より

 フジで聴ききました。今一度、聴き直し。心にパンクを注入中。

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