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sonic: 2009年10月アーカイブ

 本日31日、別冊SONICをISSUEしました。高知市内各ライブハウスさんに書いてもらっているPick Up ライブのコーナーをお休みさせていただいて、全国オーディションで優勝し、高知からメジャーデビューを果たした歌物ギターポップ&ロック4人組=MANA SLAYPNILEの、元ボーカル&ギター、市川幸司くんのソロプロジェクト「市川セカイ」を紹介。結構長めのインタビューを載せました。

 市川くんと出会って4年ぐらいになる。
 MANAが全国オーディションの決勝に進んだ時、取材で初めて会った。そしてオーディション優勝。これが2度目の取材。その後も何度もインタビューさせてもらって、SONIC紙上に出ていただいた。

 彼との対話は本当に楽しい。理由は2つ。1つは彼が信念の人、情熱家であることだ。最初に取材させてもらった時のノートを今回、見返した。彼はこの時から変わっていない。僕はこんな彼の言葉をメモしている。「僕には音楽しかない」。まさにそんな道を彼はずっと進み続けている。それは、僕の心にも熱いものを植え付けてくれるのだ。
 もう1つの理由は、彼の歌詞が実に素晴らしいということ。歌の話をしていると話は尽きない。ソロプロジェクトでの1stシングル「ペガサス」。この歌も実に計算された、きちっと構築された物語を、風景描写も交えて書いていて(もう、くだらない1人称告白スタイルでどこかで聴いたような言葉が並ぶJポップとは、正反対! 最高!)、言葉を1つ1つ分析して彼にぶつけたら、納得!!という答えがポンポン返ってきて「市川君らしいなぁ」とうれしくなった次第。

 東京と高知を夜行バスと愛でつなぐ歌、温かいアコースティックサウンドと優しい声が紡ぐ歌、「ペガサス」。皆さん、ぜひ聴いてみてください。

 

 本日の1曲
 「最後まで楽しもう」/ 吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ
      album「Seven & Bi-decade」(2006年)より

 ビッグバンド、まではいかないけど、中規模編成で脳天気なスウィングジャズを聴かせてくれるオッサンバンドの名曲。今年出たライブ盤にも収録されてて、これがまた最高にゴキゲンなんだなー。4年前。高知の音楽界で生きる人々をほとんど知らずにSONICをスタートさせ、いつも「困った困った」と言っていた僕に、「親戚がコンテストで決勝に進みました」と教えてくれたのが僕の大切な友人Kくん。彼がMANAのベースと親戚だったんです。おかげでMANAの取材が始まったのでした。今夜はKくんらとあるDJパーティーでひと晩中、大騒ぎするつもり。遊ぶぞー! 最後まで楽しもう!!!

 あ、あしたも仕事だった(T-T)。まSONIC的活動だから、「いちぬけたい」なんて言わない。

 遊んで、働く。うん。

 ふぅ~。「表の顔」原稿も、明日31日ISSUEの別冊SONICの原稿も、やっとこさフィニッシュ。元気のでない僕を勇気づけてくれたのはサンボマスターでした。彼らのCD聴きながら原稿書いてると、ジャンジャン進みましたよ。

 そんな話をSONIC編集部〈猿惑星博士〉にすると。「もうそろそろ、頭の中をThe Birthdayに切り替えんといかんのじゃないですか」。そうだったー。忘れてたー。2週間きったね。


 11月12日19:00~X-pt.「The Birthday」

 

 ロックンロール愛でクロスポをぬりつぶしにいきましょう。でも予習はね…今夏のフジの予習復習でThe Birthdayはちゃぁーんと入ってるんですよ。フフフ。

 

 本日の1曲
 「愛でぬりつぶせ」/ The Birthday
      single「愛でぬりつぶせ」(2009年)より

 ごきげんなロックナンバー。最近、チバさんの歌詞って直球になってきたように思うな。カップリング曲「ひかり」もいいですよ。ゴリゴリしたミッドテンポよりゆっくりめのナンバー。

 

 タイトルは岡林信康さんが御畳瀬でやった曲のもじり(この曲に触れてなかったですよね。でもやったんです。名曲ですね、やっぱ。70年代から田舎と都市の両方のダメなとこをこうも指摘してた歌があるのに、人々はなぜ都市を目指したのか。田舎を捨てた理由は分かるんだけど。ま、これからちょっと考えてみますね)。

 何からいちぬけたいかというと…えー「表の顔」仕事、またまたピーンチ!! たかだたあと1500文字ぐらいなんだけど。ほぼ書いたけど。ぜーんぜん愛情がこめられない。まずい。追い詰められてますわ。

 

 本日の1曲
 「THE REELING」/ PASSIONPIT
      album「MANNERS」(2009年)より

 やっとCD聴いた。ま、PVはよく見てたんだけど。で。何が良いんだか分かりません。誰か教えて。キラーチューンになるのかな。 

 パンクですよ、パンク。

 25日(日)は諸事情で黒潮町での野外イベント「オロチ2009」に行けず、夕刻、御畳瀬体育館へ岡林信康さんを見にいきました。それが、開演時間もすっかり忘れてて、一緒に行く友人からのTELで大あわてで向かってたら…パンクですよ、パンク。愛車の原付バイクがパンク。その場に放置してタクシーで向かったのでした。が、結局30分遅刻(T-T)。

 で。
 信康さんの音楽は、以前にBOOKレビューでもふれた通り(何年か前に中土佐町でも見たんですけどね)。

http://www.tosasearch.com/sonic/080524weekly01.htm

 西洋の借り物…8ビート、バックビートでなく、えんやとっとなど「前打ち」の和のリズム。「流れ者」(会場の空気をエモーショナルに、一発で変えてくれたイントロが圧巻でした)「橋」(会場大爆笑)などおなじみのナンバーも聴けましたが、圧倒的に際立っていたのが和のリズムの曲だったのです。

 フォークの神様がたどりついた音楽。それは日本人らしさをまだ受け継ぐ人々(年配の人、信康さん自身と同年代の人ら)のためのポップミュージックといえるかもしれない、と思った次第。

 

 本日の1曲
 「THE END」/ MU-STARs
      album「BGM LP」(2009年)より

 やっと聴きましたよ、カクバリズムのお祭りユニットがリリースしたばかりの最新アルバム。オールドスクールの香り立つナンバーや、メロウなスローナンバーもいいですが、今の僕の気分では…エレクトロニカ&お祭り感で、アルバム・ラストナンバーのこの曲。テンションがピークに持っていかれて、そのままアルバムが終わるのがいいです。ま、僕はバックビートも好きな人間なので。

 風とロックFES福島を堪能し、POLYSICSもリベンジを果たし、帰途に就いたんですが…東京に寄ってきました。

 まずは曽我部恵一さんがやってる下北沢の飲食店、CITY COUNTRY CITYへ。CCCはビルの4階にあるのですが、そのビルの入り口で曽我部恵一BANDのギター、上野智文さんに声を掛けられました。上野さんはCCCの料理人でもありまして、「今日は僕は休みですがやってますので」とおっしゃってました。いただいたパスタもビールも、お店で売ってるレコードも、流れているBGMも、心和ませてくれました。

 その後は新宿へ。セレクトショップ好きのSONIC編集部。いざ、B■AMSへ。するとギャラリーでは「THE HISTORY OF THE UK JAZZ DANCE SCENE」と題した展示が。おー、僕を昇天させるかのような企画じゃん!! 並んでいたのはシーンを支えたアーティストやダンスホールの写真や絵画。マジ昇天したのは1980年代後半から活躍したニューウェーヴジャズのバンド、WORKING WEEKの写真と、マッドチェスター震源レーベル・FACTORY所属、A Certain Ratioの別働隊ともいえるKALIMAが出演したイベントのフライヤー。ホントに泣きましたよ。うれしくって。
 CDと本も売ってまして。1枚だけ品切れだったんですが、店員さんに聞くと「モバイルショップでは手にはいるかも」とのこと。で、そこで売ってたのを全部買うと荷物になるので、帰ってきて注文。昨日届きました。

 視察旅行での音楽的出来事は、以上です。
 ちなみにこの旅行、すべて私費です。会社からは一銭ももらってません(フジロックとかもね)。

 本日、別冊SONICをISSUE。視察旅行で行けなかった、13一夜限りの復活ライブ…ギターのUsui君追悼イベントのライブ評を、会場だったキャラバンサライのスタッフ・井上将司君に書いてもらいました。サンクス!!

 

 本日の1曲、つうか昇天ナンバーたち
 「Funky Djembe」/ SNOWBOY album「remix trax」(1993年)より
 「Tender Game」/ KALIMA album「Flyaway」(1989年)より
 「Venceremos」/ WORKING WEEK album「Payday」(1988年)より

 興がのったので、じゃんじゃん書いてしまいましたが…すべてUK JAZZ DANCE SCENE展関連ですわ。

 この展示のきっかけは…ラテンパーカッショニストでありDJでもあるSNOWBOYが「UK JAZZ DANCE HISTORY」という本を出し、その邦訳版が出たのでということでした。で、まずは…そのSNOWBOYが90年代初頭のACID JAZZシーンに残した極悪ダンスナンバー(4つ打ちジャズ)がこれ。ちなみに収録アルバムは雑誌remixが出していたコンピのvol.1「New jazz and soul」。このコンピ全体が熱いですけどね(93年にこのCDを買った時の何とも言えぬ高揚感は、今でも忘れられません)。で、この曲が今回、本とともにリリースされたCD「Sunny side in jazz -The finest work of SNOWBOY-」にも収録されてます。

 続いては本文にも書いたKALIMAのベスト的アルバムより。A Certain Ratioが黒いグルーヴなら、こっちは中南米サウンドのUK解釈、って感じかな。

 最後は…このアルバム見つけたら、絶対「買い」。80年代ニューウェーヴでも異色のバンド、WORKING WEEKのコンピ。ジャズ、ラテン、もうもろもろの「生音」を狂気で練り上げた彼らの楽曲群の中でも最重要曲が、このラテンジャズナンバー。さまざまな楽器…ホーンやパーカッションなどなどの10分間のバトル(長っ!)。その音をバックに歌ってるのがEverything but the girlのTracey Thorn(女性の方ね)。ま、歌入ってるのは前半だけですけどね。

 以上、3曲でした。
 読んでくださってる方。オタッキーですみません。

 福島に着いた10月17日。夕刻ホテルにチェックインして、隣のコンビニでかった地元タウン誌を読んでると…ライブ情報が載ってて、なんと、この夜はPOLYSICSが来る!!ということが判明。

 今月上旬、高松と松山に来るのを見逃してたPOLYが!! 福島で郡山でリベンジじゃ、と行きました。速攻で晩ご飯食べて。開演に遅れてしまい一番後ろで見てたんですが…ウォーといつのまにやら前の方。「トゥイス」「トゥィス」と何度やったことか。モッシュに巻き込まれながらハンズアップしてました。大汗かきました。

 郡山CLUB#9 or DIE!!!

 で。着替えのTシャツを買い、そのTシャツを着て風とロックFES福島の前夜祭へ行ったのでした。ダブルですっごく疲れた。

 本日は別冊SONICをフィニッシュ。今から最終チェックをした後、ライブハウスへ取材。


 
 本日の1曲
 「Baby Bias」/ POLYSICS
      album「Now is the time!」(2005年)より

 彼らの曲の中でも屈指のダンスナンバー&コール曲。パンクよりポップ味が大きく勝ってますしね。郡山では序盤なのに、「踊れ~」というHAYASHIくんの掛け声で始まったのがこの曲。踊りました。はい。 

 風とロックFES福島の、メーンステージ以外の話をもう一つ。

 野外音楽堂の入り口の外。フードコートと、すっごく小さなステージがありまして。その小さなステージでもアーティストたちがいろんな音楽やトークを繰り広げてくれました。中でも秀逸だったのが、大酔いの怒髪天・増子直純さんによる「ロックの授業 福島編」。

 増子さんは言った。
 「アメリカのゴールドラッシュ。一番、金を取った人はどういう人か。たくさん掘る技術を持った人でもない。最後まで掘り続けた人。音楽で言うと、オリコン(上位)とかそういう勝ち方もある。でも、続けていればこういう勝ち方もあるんですよ。不戦勝。いやなやつは勝手にやめてきますから。これも『勝ち』。ほら『勝』って字、ついてますから。みんなも仕事で辛くて死にてぇな~と思ったらビール3本くらい飲んで寝ろ!! んで、次の日頭痛くて生きてることを実感できますから」

 増子さんの体験に基づく、「勝ち方」論。ぐっときた。でも続けるのは楽じゃない。どうしても途中でやめざるをえない人もいるわけで。だから、続けている人というのは…フェスのテーマ「207万人の天才(誰もが何かの天才)」にちなんでいえば、「続ける天才」なんですね。

 SONICはいつまでつづけられるだろ、という考えがふとよぎりました。
 そして思いました。「死ぬまで続けたい」と。
 こんな田舎の3流音楽コーナー(雑誌にすらなってない)でも。

 これで風とロックFES福島の日記はおしまい。ちゃんちゃん。

 

 本日の1曲
 「晴れわたる空へ」/ 伊藤ふみお
      album「MIDAGE RIOT」(2009年)より

 いよいよ元KEMURI、伊藤ふみおソロ、表舞台へ!! スカだけでなくカリブ海系などのバラエティーに富んだ生音サウンドにのるのは、オールPMAで書かれた歌詞。そう、これは応援歌。元気出ました、ふみおさん。ありがとうございました。で、この曲。歌詞が風とロックFES福島にぴったりなので、選ばせていただきました。

 前を向いて 歩こう! 信じて 進もう!
 NEVER TOO LATE! WE START TODAY!
 ここから! はじめよう!

 福島、元気出てるかな~。うん、きっと出てる。そして、あの日から少しだけ変わってるはず。

 風とロックFES福島の、メーンステージ以外のお話を。

 まずは前夜祭。郡山市内にあるライブハウスで2部構成で行われました。1部は箭内道彦さんとTHE BACK HORNの松田晋二さん、TOKYO No.1 SOULSETの渡辺俊美さんのトーク&ライブ、2部がDJ=川辺ヒロシさん、安藤沙耶香さん、箭内健一さんのスピン。僕たちは2部から参加しました。

 エレクトロにラテンフレーバーを交えたインストトラックでじわじわ盛り上げた川辺さん。HIPHOP系の安藤さん、生音的ハウスの箭内さん、どれも素晴らしかった。むちゃくちゃ踊ってました。箭内さんの時は一人大はしゃぎしてました(はしゃぎすぎ。一緒に行った友人のA君、SONIC編集部デザイナーの〈猿惑星博士〉の2人から「アウェーじゃなくて完全にホームになってましたよ」と言われる始末)。
 川辺さんとはトイレでばったり。「明日は『今夜はブギーバック』楽しみです!」というと、笑顔で「ラップしてよ」と言われました。うれしー!! でも元曲がオザケンバージョンなのでスチャダラのラップはないんですけどねw。あ、1部を終えた俊美さんにも「今年の夏のフジロックで声掛けさせていただきました! 良かったです、ラストの『終わらない歌』」というと、「DJの方かよ!!」と突っ込まれました(フジの時の俊美さんは、DJとして最後にこのブルハの曲をスピン。後で声を掛けると「最後、ブルハのつもりじゃなかったんだけどね」とおっしゃってました)。楽しい楽しい夜でした。

 何より。
 前夜祭でまたも奇跡が!!

 2部開幕前。箭内道彦さんと松田さんが出てきて前説みたいなことをやってたんですが、その時!! 箭内さんに「こんなオジサン来てるよ!」と指さされました。僕。これでYSIGモーリスさん、ソカバン曽我部恵一さんに続き、3回目!! ワォ!!
 過去2回のいじられ方はこちら↓

http://blog.kochinews.co.jp/sonicblog/2008/11/ysig.html
http://blog.kochinews.co.jp/sonicblog/2009/06/post-215.html

 

 後で箭内さんに「いじっていただいてありがとうございました」とお礼を言いました。すると「いやあ、あんな前にこんな年の方がいるって思って!!」とおっしゃってました。

 

 本日の1曲
 「Love will tear us apart」/ FALL OUT BOY
      mini-album「My heart will always be the B-side to my tongue」(2004年)より

 メロディックなFOBのアコースティックプレイを収めたミニアルバム。その中になんと!!言わずとしれたJoy Divisionの名曲カバーが。これ、某T●WER REC●RD郡山店で半額で売ってたので、思わずゲットしました。まあ聴いてみて。すごいことになってます。

 

 行ってきましたよ。「風とロック FES 福島」@郡山市開成山野外音楽堂。
 メーンテーマは「207万人の天才。」。207万は福島県の人口。つまり、福島県民誰もが「何かの天才」だという応援のメッセージがこめられたフェスなのです。
 メーンステージに立ったのは、全9組。終盤は福島出身者のいる有名バンド3組が会場を盛り上げてくれました。ギター&ボーカル、渡辺俊美さんが双葉郡川内村出身のTOKYO No.1 SOULSET。東白川郡塙町出身の松田晋二さんがドラム、須賀川市出身の菅波栄純さんがギターの4人組、THE BACK HORN。唄とギター、山口隆さんが会津若松市出身の3ピース、サンボマスター
 (すみません。前半はしょります。お許しを。怒髪天の人気はすごかったですよ。)

 SOULSETはBIKKEのリリックと俊美さんのボーカルが生きる、ハウスビートが際立った選曲。SOULSET3人+ドラム&ベースというバンドスタイルで、2004年のSOULSET再始動の狼煙となった曲「Change your mind」をオープニングに、近作の「Rising Sun」「Innocent Love」をたたき込む。続いて1stアルバム「TRIPLE BARREL」の曲を連打!! 「JIVE MY REVOLVER」のイントロからメドレーのように「MORE BIG PARTY」へ(僕はここで号泣してました)。HALCALI交えての「今夜はブギーバック」、ラストは「Sunday」。

 ここで夕焼け。日が落ちて。ちょっと寒くなってきて…。

 その冷えた体を一気に高温メルトダウン寸前にしてくれたのがTHE BACK HORN。ボーカル、山田将司さん熱い!! 叫びまくり&動きまくり。彼らの個性である日本語詞(しかもメッセージ性強し)&エモーショナルで分厚いサウンドのロックを、しかもBEST的選曲で次々と披露していく。「ブラックホール バースデイ」(松田さんのドラム冴えまくり!!)「コバルトブルー」「罠」とキラーチューン連打でスタート(テンション上がりまくりでしょ、この3曲コンボは)。「涙がこぼれたら」は本当に涙がこぼれたし、「刃」で締めくくられるころには大汗かいてました。

 汗のせいで余計に寒くなってきて…。

 でもでも、熱い歌が再び始まった。サンボマスターは福島に語りかける。「美しき人間の日々」で。「青春狂騒曲」で。「手紙」で。「光のロック」で。「そのぬくもりに用がある」で。いうなれば、ソウルもファンクもロックも飲み込んだ新しき日本語ロックで。ラストは、さあ、お決まりのMC。「福島じゃそれを、愛と呼ぶんだぜ~」。会場大爆発!! 全8曲。いつもの熱さを、福島愛という燃料がさらにヒートアップさせていたように思えた。

 福島を元気にしたい。頑張れ、福島! アーティストたちのMCから、そんな思いがひしひしと伝わってきた。
 THE BACK HORNの松田さんは吠えた。「207万人の天才。人は生まれた瞬間から何か持ってる!!」

 曲も、そんなメッセージが詰まった選曲だったように思う。

 Rising Sun 全て変わるのさ
 明日を 君が変えるのさ
 Rising Sun 全て変わるのさ
 君が 君で 変えるのさ
       (TOKYO No.1 SOULSET/「Rising Sun」より)

 いつかみんな 大人になってゆく
 傷つくことに怯え言い訳してる
 走れ、夜が明けてしまう前に
 伝えなきゃいけない お前の言葉で
       (THE BACK HORN/「涙がこぼれたら」より)

 僕が望むのは後ろ向きなこの日々を
 かすかに変える そんな力
       (サンボマスター/「美しき人間の日々」より)

 オーディエンスたちは、そんな歌に全力で応えていた。
 腕を振り上げ、一緒に歌い、踊りながら。

 サンボマスター、山口さんが、こう締めくくった。悶々とした高校時代を会津若松で過ごし、古里がいやで東京へ出て行ったと語っていた彼が。
 「17歳の山口隆に言いたい。福島は大丈夫だ」

 

 207万人だけでなく、高知から行った僕らも、元気をいただきました。かかわったすべての方へ、主催者側の福島民報の方々、お客さんも含めて、本当にありがとうございました。完全アウェーの僕らに声を掛けてくださった皆さんには特に。
 前夜、このフェスをプロデュースした「風とロック」クリエイティブディレクター、箭内道彦さん(郡山市出身)さんと立ち話をした。箭内さんは言ってました。「高知でもやってくださいよ」。高知出身のROCKなアーティストっていたかな…そう考えると、ちょっとな…。
 でも、高知には高知の、高知を元気にするやり方があるはず。

 変えよう。高知も。

 

 本日の1曲
 「労働コーリング」/ 怒髪天
      single「労働コーリング」(2009年)より

 この日のオープニングを務めた怒髪天。1曲目「酒燃料爆進曲」に続いて放ったのが、この曲。この後は「ドンマイ・ビート」「NO MUSIC,NO LIFE」「サスパズレ」と続きました。
 で。
 こんな日本に誰がした~。

 それは私たち一人一人かもしれません。

 だから、変えよう。私たちが変えよう。

 さあ、旅だ。旅に出るのだ。いざ出発なのだ。

 18日@郡山市開成山野外音楽堂「風とロック FES 福島」を目指して、今から空港へ向かいます。今夜は前夜祭。TOKYO No.1 SOULSETの川辺ヒロシさんらがDJ。楽しみだな~。18日のタイムテーブルも、なかなかいいんですよ。最終盤が、SOULSET→THE BACK HORN→サンボマスター。死ぬな。間違いなく死ぬな。
 THE BACK HORNのTシャツ&タオル、サンボTが明日の僕の正装。カバンに入れてます。

 では、しばしのおいとま、つかまつります。19日、最終便の飛行機で帰ってくる予定です。

 

 本日の1曲
 「マーキュリー」/ ExceNtRiP
      album「Gold ExpeRieNce」(2009年)より

 東京インディー界住人のエレクトロポップ3人組による、サイケでトランシーな楽曲群。その中でもハウスBPMに近くて、途中から沖縄的リズムに転調する面白い曲がこれ。お気に入りです。
 この3人組のボーカルは、チヅル。小津高校時代にパンキッシュな4人組、Rarist★Punkとして活躍し、ティーンズ・ミュージック・フェスティバル県代表などにも選ばれた彼女が、いよいよ高知凱旋。今夜はX-pt.、明日18日は高知工科大での野外フェスに出演します。応援、よろしくです。

 どうもバランスが悪いんですよ、心の。センチメンタルになってる。うーん。

 一昨日14日、間に合いました! detroit7@X-pt.。3年前のBay5 SQUARE5周年イベント以来、久々の高知。うわー。踊らされた。ラス前(だったかな?)「COLD HEAT」のギターリフが鳴り始めた瞬間、昇天しました。今春リリースしたアルバム「Black & White」の曲は、オルタナ&グランジテイストのdetroit7が鳴らしたダンスロックの結晶。ぜひ聴いてください。

 高知発オルタナ&インディロック4人組、DISCAPHORICSも出てて。久々に彼らを柵前最前列で見た。ギター2本の意義…ユニゾンしたかと思えば、ノイズとメロディに分かれていったりと、本当に分厚いギターサウンドだなぁとあらためて感心しました。

 昨日15日は「表の顔」で幡多へ。ちょとした旅でした。秋の夕日に照らされながらの、ね。

 

 本日の1曲
 「美しき人間の日々」/ サンボマスター
      album「サンボマスターは君に語りかける」(2005年)より

 福島予習。「美しき日々」とハンズアップするタイミングを間違えないように。

 SONIC編集部は今週末、視察旅行です。

 18日@郡山市開成山野外音楽堂「風とロック FES 福島」。

 前も紹介しましたが地方新聞社の1つ、福島民報さんが主催に名を連ねてるのと、果たして、アーティストたちは古里で何を吼え、何を伝えようとするのか、もっといえば「古里をどうしようとするのか」、を見たいのです。どこにでもあるフェスでは絶対にないです。個人的にキーワードは「古里」。これが日本全国どこにでもある「古里」で可能ならば、この国は変わるよ。音楽で。金まみれ…っていうと青臭いけど、そりゃ音楽やるには生きていくには「お金」が必要ってのは分かってるけど、あまりにもお金ばかりが優先されてる現状はどうにも同意できないし…そうじゃないものができないかな、と思いながら見てきます。

 金まみれだったりして。

 視察旅行で休む分、じゃんじゃん仕事しとかないと。別冊SONIC2週分(今週と来週の分も半分以上)と、「表の顔」の月1紙面の完成。さ、本日はその「表の顔」仕事で取材です。南国市へ。行ってきまーす。

 

 本日の1曲
 「プレゼント」/ 曽我部恵一BAND
      single「プレゼント」(2009年)より

 買いましたー。この曲、今年6月の高知ライブでやったような気がする…「新曲やりまーす。プレゼント」ってMCしてたような。しかもしかも、リハは新曲を非常に念入りにやってたという情報もあり…。ひょっと高知で生まれた曲か!? ファンの方、情報ください。

 

 10日(土)はライブハウスを2軒はしご。2つめの打ち上げに参加させていただきました。打ち上げ参加、ほんと久々だなー。楽しかったです。BANDマンたちとの音楽の話は。あとお客さんたちもいて、いろんな話ができました。出会えた皆さん、本当にありがとうございました。

 11、12日はのんびり。読んでなかった浅野いにおの初期短編集を読む。彼の表現がいかに現代の空気感とマッチしているか、あらためて実感。こういうのも書いてみたいよね、と同じ表現者として思う。個人的分析だけど、現代における「生き方」は過去になかったさまざまな苦痛を伴ってあるのだけど、そこには昔と変わりなく、いろんな楽しいこともあって…それをつかめるかどうかはその人次第なのだけど…そんな希望(なのかな)を描いているのが、いにお(多くの作品が、まるでこのことを基本コンセプトにしてると思う)。苦痛を伴う現代の生き方のリアルさ、そこにほんの少しだけど希望を塗り込めていく、そんな展開の仕方がドラマティック。うまいなぁと思う。

 もうね、コピペだらけの歌なんて、いらないわけですよ。「さよならは別れの言葉じゃなくて~」って歌詞の「セーラー服と機関銃」を、何のてらいもはずかしさもなく現代風にアップデートでして歌うことを才能とか言いたくないしさ。カバーとベストだらけのチャート見ててもね、大丈夫か、と。

 

 本日の1曲
 「時代を変える旅に出よう」/ BO GUMBOS
      album「SINGLE COLLECTION」(2005年)より

 某CDショップに"売れ残ってた"ようにあったので、救出。家にアルバムあるのにさ。あー。どうでもいい「歌」しか売れてない時代を変えたいよ。ねぇ、どんと。あなたが生きてたら、どんな歌、歌った? ニューオリンズも沖縄も超えて、僕らの想像もつかない歌を歌ってたんじゃないかと思うけど。こんな考え、どう? でも、今も旅の途中だからなぁ、どんとは。

 あ。僕も間もなく旅に出ます。さて、その旅は時代を変えてくれるのか、否か。

 

 本日10日は別冊SONICをISSUE。11月のThe BirthdayとSIONの高知ライブの告知です。アーティスト写真を仲介してくれた山下君、ありがとう!! あ、料金書き忘れてる…ここでお知らせしましょう(汗)。The Birthdayが前売り4500円。SIONが前売り5000円。よろしくです。

 今夜は高知市内でライブを2つはしごするつもり。POLYSICSはあきらめました。

 

 本日の1曲
 「Tighten up」/ SCOOBIE DO
      mix cd「ROCK THE MIX2」(2009年)より

 GOING UNDERGROUNDの松本素生によるミックスCD。つなぐテクニックに関しては…ノーコメント。はっきり言って、つないでないわ、これ。曲並べてるって感じ。でも中盤、このSCOOBIEによるArchie Bell&The Drellsのカバー(オジサンにとってはYMOによるカバーがピンとくるんですけど)から、次のTOKYO No.1 SOUL SET「ダンシング・マッシュルーム」へのつなぎ、流れはいいなぁと思いました。クラップ音を共通させて違和感を少なくしてる。流れで言えば、序盤のSAKEROCK「穴を掘る」→二階堂和美feat YSIG「関白宣言」もGOOD。カクバリつながりでね。

 あとこれだけはいっとこう。前半は好きな曲ばっかで、いいBGMです。

 SONIC編集部(といっても2人ですが。何か?)がなぜスカ祭をやってたかというと…。

 ま、日ごろからスカ大好きなんですが、この本が引き金ですね。「Indies magazine 97年8月号」。スカパンク/スカコア特集があって。RUDE BONESのロングインタビュー、さらにKEMURI(スカパンクバンドの中でOK電算機が最愛のバンド)、SCAFULL KING(SONICデザイナー〈猿惑星博士〉が当時はまり、今もはまり続けているバンド)YOUNG PUNCHのインタビュー、そしてスカ系バンド一覧はPOT SHOTから、果てはYSIG JxJxが在籍してたFRUITYまで紹介してくれちゃって。さらにさらにスカ系DISC紹介も山のようにあって。やっぱ大好きだわスカー!!!!!!!と、小心者らしく心の中でスカダンスしまくりだったのでした。

 ちょうどいろんなスカ系CD買ったとこだったし。さらに。今月31日には高知市内であるDJパーティー「BLUE×YELLOW」に、東京からスカ大好きDJ KAIDOさんがやってきてくれるし(ちなみにKAIDOさん、前回来てくれた時はCOKEHEAD HIPSTARSのTシャツでした!! 最高!!!)。

 ま、今日の日記書く前にスカ祭は終えましたが。
 でも基本大好きなので。いつでもスカ祭はやりますよ。

 今週の別冊SONICは順調にフィニッシュ。明日10日の夕刊です。

 

 本日の1曲
 「Young OH! OH!」/ POLYSICS
      album「Absolute POLYSICS」(2009年)より

 ニューウェーヴのエレクトリックな部分とパンクをブレンデッドしてるPOLYの最新作から。もうタイトルが80'sのにおいプンプンの1曲(80年代まで続いた某ラジオ番組の名前と一緒なんだよね)。うー。今夜は高松、明日の夜は松山。行きたいー…あとは僕の決心次第。

 今週、SONIC編集部には次々とCDが届いてます。お世話になってる某インディーレーベル、旧知のアーティスト、その家族の方…などなどから。きちんと聴きますのでよろしくです…と言いながら、仕事中はスカですね。SONIC記事の執筆がはかどるはかどる。←そろそろスカもいい加減にしろと言われそうなので、本日でスカ祭り終了!!ってことで。

 

 本日の1曲
 「Run out of our homes」/ Rude Bones
      album「Reality has become"SKA"」(1995年)より

 90年代スカパンク/スカコアムーブメントの中で、個人的に「バンドも熱く、何よりお客さんが最もハゲしい」と感じたBANDの1stから。ホントに見たんだよ。そんな「お客さんのハゲしさ」を。この後、「お客さんハゲしいな」と思ったのは、COKEHEAD HIPSTARSかな。

 

 月曜日5日は人間ドッグ。異常なしでした。ほっ。ま、自転車通勤も始めたし。食事も減らしてるし。アルコール摂取量は自然と落ちました…といいながら、親しい友人となじみのBarへ行くと、相変わらずストレートやロックをたしなみますけどね。ただ…老化は進んでる。寄る年波には勝てずにいます。で、異常なしに安心したのもつかの間、この日からのどが痛いです。風邪かな。調子悪い。
 昨日6日は、「表の顔」仕事×2で午後から缶詰でした。

 で、本日7日。「表の顔」コラムはフィニッシュ。さ、SONIC仕事だ。10日ISSUEの別冊を仕上げよう。敬愛するあの方のアーティスト写真を、事務所からいただきました。掲載、掲載。

 

 本日の1曲
 「Rock you like a hurricane」/ Scorpions
      album「Love at first sting」(1984年)より

 スカ一休み。高校時代よく聴いたハードロックを。ジャケはむちゃエロいなー(当時からその印象は変わらず)。台風にはくれぐれも気を付けてください。←これに引っ掛けるなら「Like a hurricane」でもいいかも。Neil Youngのこの歌も大好きです。

 本日3日は別冊SONICをISSUE。高知工科大での野外フェスを告知させていただきました。学園祭と同時開催。いいよねー学園祭って。盛り上がってください!! 17、18日は、僕はちょうど福島へ「風とロック FES 福島」です。見に行けませんが、遠くからエールを送りますよ。

 今夜はキャラバンサライへお気に入りの高知のデジロックバンド・SPIRITUAL BOOSTERを見に行って、その後、クラブへ。長い1日になりそうです。

 あ。先週の別冊で募集した、読者の皆さんの「お薦め音楽ノンフィクション」。まったく届いておりません(T-T)。ここへ再掲しておきますね。
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 読書の秋。皆さんの「お薦め音楽ノンフィクション」を募集します。あなたの1冊をぜひ教えてください。「本のタイトル」「作者名」「選んだ理由(100文字程度)」「住所、氏名(本名とペンネーム、両方お願いします)、電話番号(携帯電話もOK)」を書いて、Eメールsonic@kochinews.co.jpまで。

 10月6日必着。同月中旬以降の別冊SONICのコーナーで掲載します。
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 よろしく~。

 

 本日の1曲
 「ohichyo」/ KEMURI
      album「旅」(2000年)より

 スカブーム真っ最中。僕の最強のスカバンドは、やっぱりKEMURIだな。で、昨日2日にISSUEしたSONIC10月号の特集…MUSHA×KUSHAの記事「『旅』が生んだロック」にインスピレーションをくれたのは、このライブ盤のタイトルでした。で、この「旅」のラストを飾るのはKEMURIらしい「夢を持って前へ進む」ことを歌った曲。交通事故で亡くなった森村亮介のトランペットも聴けます。
 僕は亮介のことを絶対に忘れない。KEMURIというバンドのことも絶対忘れない。

 本日2日、月刊SONIC10月号をISSUEしました。特集は、高知発全国行きオリエンタルロックバンド、MUSHA×KUSHAです。彼らの新譜「一発やらせろ!」について書きました。アーティスト紹介はロックDJ2人組、Chupa Chups。読んでいただけたら幸いです。

 昨日は仕事を仕上げたので、編集部デザイナー〈猿惑星博士〉と反省会。THE SPECIALSを爆音で聴きながら(某バーのSさん、サンクス!!)、飲んでました。高知もまだまだ捨てたもんじゃない!と。その理由は。

 「The Birthday」11月12日19時~@X-pt.
 「neco眠る」11月21日19時~@CHAOTIC NOISE
 「曽我部恵一バンド」11月22日13時~@イオンモール高知1F南コート

 すてきだ。最高だ。尽力くださった関係者の皆さんに大拍手!! でもさ、僕がフジロックで見たバンドばかり。おいおい。フジ行かなくてもよかったってことかいw。

 まだまだ先なので、ちょっと気が早いですが。10月の高知はまだチェックしてないです。それよりも10月は視察旅行に行ってきます。「風とロック FES 福島」。地方新聞の1つ、福島民報さんが主催にかかわってるフェスです。福島出身アーティストは古里で何を吼えるのか。福島に風は吹くのか。地方は「変われる」のか。見てこようと思います。

 

 本日の1曲
 「SKABOYS AND SKAGIRLS」/ GELUGUG
      album「SKA BOOM!?」(1998年)より

 10年ほど前の雑誌の「スカパンク/スカコア特集」を読んだせいもあり、今、編集部は猛烈なスカブームが来てます。〈猿惑星博士〉が月刊SONIC10月号のDISC評で選んだのもスカパンクだし。今日から当分、「本日の1曲」はスカになるんだろうな。
 

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