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仕事中に出会った面白いこと。笑える失敗談、心動いたこと・・・。いつも一生懸命のとさあちスタッフが日々の泣き笑いを語ります。

 

「の巻き」が食べたい

後2週間余りでお正月。豪華おせちをいつか買ってみたい、みっちゃんです。
この季節、ホテルや料亭のおせち料理の予約広告がいっぱい出ますね。伊勢エビが盛り込まれていたりして心惹かれます。でも、高い。万単位の値段に尻込みしてしまう。それだけあったら、何日食べられるか計算してしまう。

おせち料理デビューは20年前。母の急死後初めてのお正月用に、料理メモや本を見て、電話で祖母らに尋ねながらつくりました。喪中で家族だけでひっそりと過ごすので、せめておせち料理だけでもと懸命でした。お煮染めはシイタケから順番に一つひとつ炊いて味をしゅませ、昆布巻きも身欠きニシンを番茶で炊くところから自分でやりました。換気扇回して番茶使ってもニシンを炊く匂いが 台所中に立ち籠めました。高知出身の母が嫌々作っていた理由が、ようく分かりました。独特の臭みが新鮮な魚を食べ慣れている高知県出身者には耐え難いんですよ。本当に臭かった。栗きんとんもセッセと裏ごしし、伊達巻きもすり鉢と巻き簀を不器用に使って何とか完成させました。掃除は放ったらかしで前日から取りかかり、盛りつけ終わった時は除夜の鐘が鳴ってました。

母のとは雲泥の差のおせちでしたが、しわしわの黒豆を父は「豆のしわは幸せにつながる」と理屈を並べ、やたらでっかい昆布巻きも「食べでがある」って無理やり誉めてました。でも、グズグズユルユルの伊達巻きは、横断面が「の」に見えるので関西では「の巻き」とも言うんですが、「へ巻きやな」と突っ込みを入れてました。

あんなに熱心に料理を作ったことは今までありません。今はお煮染めじゃなくて、一度にできる筑前煮に変更したし、繊維質が大切と言い張って、きんとんは裏ごししない。伊達巻きは買ってすませる。黒豆も保温鍋を手に入れてからは簡単に作れ、昆布巻きは上手な親戚からもらってしまっている。ア~。あの「へ巻き」がこれまでに作った唯一の伊達巻きなんだ…。うれしがって写真まで撮ってしまったけど、今じゃ恥ずかしいだけだ。どうしよう。でも、その前に掃除しないといけないし、捨てるものもたくさんあるし、やっぱり、いつもの手抜きおせちになるんだろうな。

次はkazuさんです。

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