日曜市、木曜市出店者の日記!農業者として旬で新鮮な野菜、果物の紹介のほか、日曜市裏話も

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日曜市389番、木曜市27番に出店している山中明子さん。農業生産者の視点で日曜市の風景、日常、農業に対する思いを語ります。

 

2007年9月アーカイブ

 最近、小型犬をつれて買物にこられる方が多くなりました。

 リボンをつけたり、服を着せたり、まるで可愛い縫いぐるみのようです。どんなに怖そうな動物でも、赤ちゃんはとても可愛い。

 つい先日、市の隣のお兄さんが夕方迎えに来た時のことです。「あきちゃん、ほら見て!」と呼ばれて振り向くと、腕の中にうり坊(イノシシの子供)を抱いています。

 「いやー、かわいい!」

 クリクリした大きな目に長いまつ毛。背中には白い縦縞があり、両方の手のひらに乗るぐらいの大きさです。

 昨年飼っていたうり坊は、地区の運動会で走り、大喝采を浴びた人気者。コタツの中で三頭が顔を出している写真も見せてもらった。

 イノシシに田畑を荒らされて困っているけれど、こんなあどけないうり坊を見れば、そんな事は忘れてしまいそう。

 でも、昨日山で出会ったイノシシは、可愛いなんてもんじゃなかった。ブンタンの木の元の敷きワラを全部めちゃくちゃにして、引き抜かれた草がまだしおれてないので、『またやられた。今やったばっかりや』と思いながら、通り過ぎようとした途端、「ガサガサ!」という音とともに大きなイノシシが近くの竹やぶの中に逃げ込んだのです。びっくりしてしばらくドキドキが止まらんかった。

 家の横にあるドングリの実が、パラパラと落ち始めた。イノシシの好物です。また喜んで毎晩くることでしょう。

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 日曜市に次いで木曜市もにぎわいます。特に幼稚園児や小学生たちが体験学習で買い物に来てくれた時などは売る人も、引率の先生方もたいへんです。

 限られたお金の中で、どんなものが買えるのか、そしてお母さんの喜びそうなものをあれこれ品定めをしながら、市をひとまわり。やがて野菜を中心にお花や天ぷらを買っていきます。

 きょうは「○○小学校の○年生です。土佐弁を教えてください」とインタビュー(?)に来てくれました。突然言われると「はて、どんな言葉を…」と、すぐには思い付きません。

 とりあえず「『のうが悪い』って、知っちゅう?」

 「うん!脳みそが悪いってことやろ?」

 「違うでェ。具合が良くないことで。使い方はいっぱいあるけんど、例えば、服が小さくてきつい時、動きにくいろう?そんな時に『のうが悪い』っていうがでェ」

 「あー、分かった!」とメモ用紙に書き留め、「ありがとうございました!」と元気に駆けて行きました。

 県外の人が聞いたら、一番びっくりする土佐弁かな?

 【写真説明】道行く人々が天ぷらなどを買い求める木曜市の風景

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 昨日、農業振興フェアに行ってきました。

 小さなものから超大型機械まで農業に必要なありとあらゆる道具類を展示しています。年々新型機械がでますが、高価でため息も大きい。

 一緒に見ていた人が「たまるか高いねや!こんながを買うやったら、家で寝よったがましや!」と冗談(?)を言っています。

 機械、肥料、燃料は高くなる一方なのにお米は安くなるばかり。どうしてだろう?

 今はやりの芸人さんの言葉じゃないけれど「あ、そんなのカンケイネエ!」と、どこかで誰かが笑っているのだろうか?

 私の目的は、今年収穫したお米の食味計で食味値を測定してもらうことです。同時にアミロース、タンパク質、水分、脂肪酸度も測定してくれます。

 台風4号で被害を受けたので、心配でしたが、おかげさまで例年通り「極上」の部に入りました。よかった。これで、お客様に「おいしいです」と自信を持っておすすめできるから。

 お米が自由販売になるまでは、農協に出荷していましたが、見た目だけの評価で等級が決まり、どんなに良い肥料を使っても、味は評価の対象にはならないことを、ずっと疑問に思っていたのです。

 でも今では市で売れることにより、お客様に「おいしい」と喜んでいただけることが一番うれしいのです。

 【写真】私たちが作った「極上」のお米、ミルキークイーンです

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 きょうは古代米を持ってきた。観賞用に根と土をたっぷりつけたままのものと、生け花やドライフラワー用のものです。

 芒(ぼう)=稲の先端、高知ではノギと言う=が、ピンク色、白、黒、赤と種類もいろいろ。

 「ほうー!やっぱり市へこないかんねえ。こんな珍しいもんがある!」と、お客さんも喜んでくれた。

 よかった。薬を使わんき、葉っぱをイナゴに食べられたり、ゴマ葉枯れになっちゅうけんど、育てたかいがあった。

 来年はもっと色を増やしてみようかな。

 古代米の横の田んぼには黄色く色づいてきた香り米があります。近くを通るとプーンといい香りが漂っている。「うーん。いい香り!」と大きな深呼吸をして、幸せを味わう。
 
 これを普通のお米にちょこっとまぜて炊くとますます幸せを感じるでぇ。
 
 できたら、市へ持って行くき、買いに来てね~。

 【写真説明】すっと穂が立って、風情のある観賞用古代米

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 今年の夏は特に暑かったように思う。

 朝、念入り(?)にお化粧してきたつもりなのに、屋根のテントを張ったり、店構えをするだけで汗びっしょり。

 化粧もいつの間にやら♪とっけて流れて、の~え~♪になってしまう。

 昼ごろには、元通りのスッピンピンです。

 いつも午後に来てくれるお客さんがたまたま朝、来てくれた時「いやー、朝はお化粧しちゅうがやねえ!」とびっくりしよった。

 しょうがないけんど、めげずにがんばるき、きれいな時にも会いに来てねー。

 【写真】お客さんが描いた私の似顔絵です。似いちゅうろうか。

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