日曜市、木曜市出店者の日記!農業者として旬で新鮮な野菜、果物の紹介のほか、日曜市裏話も

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日曜市389番、木曜市27番に出店している山中明子さん。農業生産者の視点で日曜市の風景、日常、農業に対する思いを語ります。

 

2007年10月アーカイブ

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 最近「朝ごはんを食べましょう!」というキャッチフレーズで、いろいろお世話してくださってるそうな。昔だったら、とても考えられんことですね。

 私が子どものころは、学校の休み時間になると、みんな校庭へ飛び出して行って、元気に遊んだから、朝ごはんを食べてなかったら、おなかがすいてたいへんなのに、今の子どもたちはおとなしいのかなあ。

 おなかがすかんろうか?お母さんが作ってくれんがやろうか?とにかくいっぱい食べてほしいなあ。

 先日、テレビで「ライスショック」という二夜連続の番組を見ました。世界で一番食料自給率の低い日本。押し寄せる農産物の自由化。後継者がなく、荒れ果てていく田畑。おこめを食べなくなった、というより外食産業に頼りだした日本人。食い入るように画面にくぎ付けになりました。

 「日本になければ、外国から買えばいい」と言った人の言葉が耳に残ります。

 大規模農家を支援して、山里の集落や耕地面積の少ない農家は切り捨てようという国の政策に政策に困り果ててる人々を思い、胸が痛みます。

 「生産コストを下げて、うまいコメを作って」と言っていた人に聞きたい。コストを下げるということは、安い肥料、例えば化学肥料か、安い外国産を使えということでしょうか?それでおいしいものができるろうか?

 田んぼも一枚ずつ違い、その土壌に合ったものが一番いいと思うし、有機肥料を使い、愛情をかけてこそおいしいおこめができると思います。

 漢字の米(こめ)が私の嫌いな片仮名のコメに変わったころから、こめ離れになってきたのかもしれません。

 おこめは高いと思いますか?例えば1キログラムが400円のおこめをたくとご飯茶わんに14杯分あるから、お茶わん一杯で29円です。安いと思いませんか?とにかくもっとごはんを食べようよ!

 日曜市にはおいしいおこめがいっぱいあるからね。

 【写真】愛情込めて育てた稲の穂が波打つ山中夫婦の田んぼ

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 きょうも朝早くから、県内外のお客さまが楽しそうに市を散策しています。

 一人の方、お友達と一緒の方、仲良く手をつないだカップル、赤ちゃん連れ…。ほんとにたくさんの方を拝見します。それだけこちらも見られているのですよね。

 とにかく「袖すり合うも多生の縁」というように、みんなお互いに、この日、この時間に会うようになっているのかなと思ったら、何となく不思議な気持ちです。

 市で出会った忘れられない方々もたくさんいます。

 土佐文旦のとり持つ縁と申しましょうか。 一人のお客さんとの出会いから、次々とお友達の輪が広がっていきました。 なかでも津山市に住む友人とは、もう28年交流していて、毎日ケータイのメールで楽しんでいます。

 御夫婦は高知が大変気に入られ、県内くまなく回られて、「もう行くところがないよ」と笑っています。

 来高歴は70回を越えるほどになったそうで、「名誉市民に推薦しょうか」と思うくらいです。

 長い年月の間にはいろんな出来事がありました。 彼女は仕事を持ちながら認知症の親の介護、ご主人の二度の入院、家族のことなど心労が重なり、身体をこわして病院通いをしていたのですが、高知へ来るのを楽しみにがんばっていました。

 「11月にはまた行くからね」とメールです。

 これからも一期一会のことばを大切に、市でのすてきな出会いを待っています。

 またきてね そっと心も 添え包む

 【写真説明】秋の行楽シーズンを迎え、にぎわう日曜市。きょうも新たな出会いが…

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 今年の夏は「猛暑日」という新語ができたほど暑かったけれど、10月に入り少しずつ秋らしくなってきました。

 今月10月から3月まで日曜市も冬時間となり、開店は朝6時から夕方5時までになります。4月から9月までの夏時間は朝5時から夕方6時までです。

  他県の朝市と違って、高知は朝から夕方までなのですが、県外の方は「高知の朝市」と思いこんでおられる方が、まだまだ多いようです。

 「朝市と違うでぇー。夕方までやりゆうき、ゆっくり見に来てやー」と声を大にして言おう!

 他に火曜市、水曜市、木曜市、金曜市と、それぞれ開催場所が違うけんど、どっこも朝から夕方までやきねぇ。

 秋の味覚の四方竹(シホウチク)も出始めました。煮ものやいためものにも最適です。
 県外の方は、「えっ?今ごろタケノコが採れるの?」と不思議がりますが、もう少し小さい寒竹(カンチク)も同じころ採れます。

 不思議ついでに「タヌキのアブラ」もあるよ。これはお客さんの反応がいろいろあって、隣りで見ている私も楽しい。

 「タヌキって何ですか?」「本物のタヌキですか?」「アブラをどうしますか?」「料理に使いますか?」

 やけどの特効薬ですが、薬事法で効能書きができないのが残念ですね。

 とにかく珍しいものがいっぱいあるき、ぜひ来てみてね!

【写真説明】アブラを売っている?タヌキ君です。日曜市の人気者で、子どもたちが触っていきます

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 先日の高知新聞に、旅行情報会社のアンケートの結果、高知県が「地元ならではのおいしい食べものがおおかった」部門一位に輝いたという、うれしい記事が載っていました。

 高知は海の幸、山の幸がいっぱいだし、山菜料理も上手です。日曜市では、春に収穫したイタドリの塩漬けしたものを、塩抜きにして店頭に出していますが、高知県外のお客さまから「イタドリって何?」とよく聞かれます。

 辞書では「虎杖」という字で現されています。地方によって、呼び名もいろいろ。スカンポ、サイジンコー、ダンジー、サトンガラ、タジナ、カッポンなど…。まだあると思います。

 こんな話を聞きました。

 知人が県外に行った時、イタドリを見つけたので、せっせと採っていると、「そんなもん食べなくても、畑でできたものを食べたらどうですか」と言われたそうな。

 油いためにすれば最高においしいのに、知らない人にとっては、道ばたの草のように思っているのでしょうか。 それからゆでたフキの上に、はいだ皮を乗せてあるのを見て、「フキの皮をどうやって食べますか?」と不思議そうに聞きます。

 「フキの皮は食べません。ゆでたフキは空気に触れると色があせてくるので、色変わりを防ぐために皮で覆っているのです」と言えば、納得してくれます。しかし、何も問わずに「高知の人は、フキの皮も食べるんか」と言いながら通り過ぎる人もいます。きっと下のフキの本体が見えてないんでしょう。

 みなさん、疑問に感じることがあったら、遠慮せずに聞いてくださいねー。今度、フキのおいしい食べ方を教えちゃおきねぇ。

 【写真説明】私のおとなりさんが店に出しているイタドリ。おいしさをもっと知ってほしいですね

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