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懐かしいもの
店頭で懐かしいものを見つけました。真っ黒いものです。
高知ではシバモチといって親しまれていますが、カシワモチと同じで、モチを包む葉っぱが違うだけです。
「しば」とは、まきしば(包む葉っぱの意)のことで、カラタチの葉とも言いますが、柑橘系のカラタチ(キコクともいう)とは違い、ツルが伸びて、きれいな実が成るもので、学名はサンキライ(山帰来)というそうです。
写真の白いのはもち粉、黄色いのは小麦粉、黒いのは「ほしか」の粉で作ったものです。
「ほしか」とは、サツマイモを切って、天日に干したもの。
それを粉にして(この時点では白い)お湯で練り、あんを入れて蒸すと、黒くなるから不思議です。
生のイモを干して「ほしか」。ゆでて干したものを「ひがしやま」という語源がいまだにわからんがです。けんど、県外には「かんころ」という所もあるらしいき、面白い。
山からしばを取ってくるのは子どもの役目。よく母と一緒にダンゴに丸めて葉っぱで包み、せいろ(蒸籠)に入れて、かまどの火の番をしながら待つのも楽しみでした。
出来上がったものを、大きな吊りぞうけ(竹カゴ)にいっぱい入れて、涼しいところにつり下げてありました。
冷蔵庫がなくても今ほど暑くなかったから(もっとも、昔の家屋はあけっぴろげで涼しかった)カゴの中のものが傷むようなことはなかったように思う。
いや、それとも、家族が多かったから傷む間がなかったのかも?
素朴なおまんじゅうです。
市(いち)のお餅屋さんで見かけたら、どうぞ。
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