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半世紀以上の登山歴を持つ竹村義仁さん(高知市)が、山や自然から学び考えたことを一歩、一歩記していきます。

 

だれもが英雄

ski01a 私たちの活動を新聞やテレビでずいぶん取り上げていただきました。その主役は当然ながら登頂した山本さんと刈谷さん、総隊長の市村さんです。ことのついでに、私も高知新聞にでかでかと載せていただきました。ちなみに女房にはずいぶんしかられました。

他の隊員はマスコミにあまり注目されていませんが、もちろんそれぞれ大活躍しています。

例えば、中島さん。

彼は、標高6200mのC1で登頂を断念したけど、6300mあたりからスキー滑降をしました。断崖絶壁のような雪の斜面です。5000- 6000mの高度では、ただ歩くだけでもゆっくりしか動けません。

彼の話では、「滑っているときは必死でわからないが、止まったとたんに息ができなくて気絶しそうになる。長くは滑れない」のだそうです。他のメンバーがスキーをあきらめたのに、そんなところを滑り降りる度胸に感服します。

また、ベースキャンプでは、彼が吹くオカリナが皆をいやしていたし、彼がいると(かなりボケをかましていたので)笑いが絶えませんでした。

押岡さんもすごい。登頂をあきらめたことはさぞかし無念だったと思います。その傷心の中、ベースキャンプからの帰路を嘔吐と下痢に苦しみながら、凍傷にかかった足でついに歩き通しました。

カトマンズへ帰ったときには骸骨のようにやせ細っていました。その気力は、登頂以上の価値があります。彼は会計係だったので、準備段階からずっと一番しんどい仕事をしっかりこなしていました。

井垣さんは高山病に罹らずに元気に活動していました。日頃からたゆまずトレーニングをやってきた成果です。井垣さんや深田さんの静かで穏やかな人柄は、私のような気性の荒いものをうまく受け流して危機を救っていました。

誰にも注目されなくても、なにも評価されなくても、「あせらずなまけず、決して挫けない」でこつこつ努力を積み重ねていくやつは、誰もが真の登山家であり英雄です。

この遠征で「まことに良い仲間を得た」としみじみ思いました。

野村さん、川添さん、お便りありがとうございます。野村さん、写真やアドバイスありがとうございました。おかげさまで、登頂に成功し、全員無事に帰還できました。

ラトナチュリ報告会と写真展を以下のように開く予定です。皆さん、どうぞお越し下さい。

報告会 2月19日18時 高知会館(高知市)
写真展 2月11日-24日 紙の博物館(いの町)

写真展では報告書とDVD(テレビ放送されたもの)を販売しようかという話になっています。報告会においでた方には報告書をお渡しする予定です。こちらは(参加費がかかるので)たぶん無料になると思います。(いずれも未定)

山岳連盟に加入している山岳会の会員には、所属山岳会から連絡があると思います。そのほかの方はどなたに案内状を出したらよいか、総隊長の市村がだいぶ悩んでいるようです。案内状が来なくても、ぜひお越し下さい。

【写真】6000mを滑降する中島さん

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