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半世紀以上の登山歴を持つ竹村義仁さん(高知市)が、山や自然から学び考えたことを一歩、一歩記していきます。

 

べんとう

bentou 日帰りの山歩きに出かけるとき、お弁当は何食分持って行きますか?

え? 日帰りだったら1食分でよいのでは??

私は通常、3食分の食料(食糧)を持っています。

登山中に何かアクシデント(事故)が起こって、今夜はビバーク(野宿)をしなければならない。そんなときのための夕食と朝食分です。明日の夕方までには帰れるだろうという想定です。

ちなみに、1泊―3泊の場合には、通常の食料の他に、3食分の予備食を持ちます。4泊以上の長期山行では、4日ごとに3食分を加えます。食料ばかりでなく、日程も4日に1日の予備日(休養日)を設けます。

1日や2日くらい何も食べなくて死ぬことはないし、空腹のために(多少辛いけど)行動できないことはありません。べつだん非常用の食料を持たなくてもかまいません。

しかし、アクシデントが起こったときに、食料がたっぷりあると気分的に落ち着きます。精神的な余裕がなければ、新たなアクシデントを誘発してしまいます。「水も食料もたっぷりある、どうてことはないや」という気持ちが保険になる…かな?

まぁそれだけのことではあります。

昼食は普通は行動食です。

登山行動中に弁当1食分などまとまった量を食べると、その後、満腹のために行動できなくなってしまいます。そこで、休憩のたびにちょっとずつ食べられるような食料を持って行きます。それが行動食です。つまり行動中は、いつも満腹でもない空腹でもない状態にしておくのです。

逆に、行動時間を少なくして、ちょっとした料理をつくって景色を眺めながらのんびり食べたり、昼寝をしたり、そんなスローライフ登山もときどきやります。

そのせいかなぁ、最近ちょっと腹が出てきた。

【写真】冬山で焼き肉

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