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「ブイーノ」とは、ザンビアで使われるニャンジャ語で「いいね」という意味。ザンビアでの生活やボランティアに大忙しの菊地めぐみさん(安芸市出身)が見たアフリカの現状。
※高知新聞2月15日付夕刊の特集「金曜フリースペース」で菊地さんの活動を紹介しています。本文はこちらで読めます。
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情熱溢れる区長、ンジェベ氏
指にはラスタカラーの指輪、腕にもラスタカラーの腕輪が光る。この人が区長!? 修士論文の調査のため、私が地元の女性たちと活動するコンパウンドが属する区の区長に初めて会った。
私と1歳しか違わない小柄な彼の名はンジェベ(ベンバ語で「人の話に耳を傾ける」という意味)。本職はミュージシャンで、無報酬で区長を引き受けている。
自己紹介もままならず、ンジェベ氏は早口に区の問題について話し始めた。道路は赤土がむき出しで、子どもたちが練習するサッカーグランドはデコボコ、整備された市場もなく、何より住民の生活に必要な水の量が足りない。
翌朝、私は愛車パジェロJr.のハンドルを握り、デコボコの道を区の端から端まで走っていた。もちろん助手席にはンジェベが座っている。コンパウンドの構造について知りたいという私に見せるのが一番早いと思ったらしい。
「よし、この機会に水汲み場や貯水ポンプ、保健所や学校も回って、ムプルング区の発展に何が必要か記した開発計画案を作ろう!」それを持って国際協力機関やNGOにムプルング区を売り込むのが彼の目的だ。
引っ切りなしに鳴る電話。区長の仕事に毎日を割いているのに報酬は一切なし。家賃収入と貯金を切り崩して家族を養っているそうだ(コンパウンド住民で銀行口座を持っている人は少ない)。
給料も出ないのに、どうしてそんなに一生懸命働くのか聞いてみた。「Passion(情熱)」の一言が返ってきた。自分が住む地域をもっと良くしたいという情熱が、彼を駆り立てるらしい。論文を終えたら彼と共にムプルング区の発展のために働きたい!ンジェベに出会えたおかげで、次なる目標ができた。
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